倭が浜コンフィデンシャル

2003/11/11(火)調査

日曜日は午前中に投票所へいった。短いものだが行列があって、こんな経験ははじめてだった。かなり投票率が高いと思ったが、結果的には「過去最低」ということだった。最近の調査関係での問題の一つに、「無回答」の扱い方がある。内閣や政党支持率調査等では「無回答」の割合が実際には相当高いので、この無回答層の動向を予想することが困難なのであろう(この傾向ははやくも田中内閣の頃のデータにも表れているのだそうだ)。このあたりは調査上の研究テーマにもなりそうである。

私の住んでいるのは千葉県北部である。この地域はこれまで自民党が強かったが今年はかなりの民主党の当選者がでた。私は個人的にはヨーロッパ的な社会民主党的な考え方が多数派になることを望んでいるのだが、民主党がこれからほんとうの市民政党に育っていくかどうかがポイントになりそうだ。

今は堂々たる政治評論家として有名な福岡政行氏は(いまは「休刊」になってしまった)朝日ジャーナルにさっそうと登場して、当時はかなり確実な予想がでていたように記憶している。もちろんこれは福岡氏の着実な調査があってのことだが、当時は政党の支持母体がかなりはっきりしていたためにできたことなのであろう。

昨日は実験実習の2週目。2年生の方は前回グループと同じ条件で実施。先行グループのデータも利用するので、だんだんデータが増えて実際の実験の規模に近くなってきている。3年生の方は今回グループから質問紙を追加している。

今日は午後から研究法。「独立な二群の平均値の差の検定」の本題へはいる。かなり詳しいプリントを配って、それと同じものをOHPで提示するようにしているので説明はしやすい。(ただし、プリントの数値例とちがう例題で説明をはじめてしまい、ちょっと混乱したかも。今週は時間が足りなくなったので出席代わりの検算は宿題にした。来週は大学版の百桝計算(あくまで象徴的な表現です)完全理解ドリルを配る予定。

臨光謝謝 このサイトの内容は私の個人的な意見や記録です。