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ノートパソコン実験授業・日誌 ■ノートブック日誌インデックス


98/12/6(日)インターネットの費用(ランニングコスト)

先月のインターネット関係のおよその費用。

もちろんメール使用のみであればもっと少なくてすむ。インターネットをそれなりに利用すると電話代はかなりの額になってしまう。学生はこの費用を負担できるだろうか。やはり、大学で安価な回線を確保するか、プロバイダー接続料金の問題を考えてなんらかの対応策が必要だ。

きのう申しこんだ ISDNでは月350円追加で市内通話5分10円になるので(INSタイムプラス)多少は電話代の節約にはなる。

ちょっとコストは高くなるが、「高速」回線を使えるという利点と、回線の接続・切断はほぼ瞬時にできるということなので、こまめに切断するように設定しておけば多少節約できるかもしれない。

夜自宅よりアクセス446。


98/12/5(土)「在宅学習」

Rさんからお礼のメール。私のホームページはgooで通信教育や大学関係、心理学を検索中に見つかったとのこと。

わたしも「サイバー大学」で検索してみたところ、いくつか「在宅学習」関係の情報。大阪よみうり新聞関係の記事。http://www.yomiuri.co.jp/osaka/int/int1208.htm

その中で大阪市立大学医学部の教授が、大阪市大の遠隔授業の準備のために、米国の通信教育を実際に受講しておられる(しかも「畑」ちがいの分野の修士課程)という記事が目を引いた。米国では老舗大学も本格的な「在宅コース」を設けている。しかし、米国では大学認可が州によってまちまちなので、受講の際は注意を呼びかけている。通学している学生よりもきびしいと思われるが、「ことば」のハンディのある場合には、じっくりやれるのでむしろ有利なシステムかもしれない。ともかく、我が国での「インターネット大学」が「カルチャーセンター」的なもので終わるのか、実質的な教育の代替手段になるのか今後の展開に注目したい。ちょっと長くなるので興味のある方は直接上記URL へ。要約はこちら(webuniv.html)。

国内でビジネスとして成立しそうな「在宅学習」。大学と提携できればアウトソーシングも可能か。


NTT柏支店が年末は土日も営業しているということなので、電話でISDNの問い合わせ。やはり「クレーム」しないと動かないのか。ともかく、来週中には工事して回線の切り替えができそうだ。

今日は夕方新宿で会食。電車のなかで父親と大学生の娘さんらしい二人連れの前に。ふたりで楽しそうに話している。なんの話かと耳ダンボ状態で聞き入ってしまった。なんと親子でパソコンとインターネットの話。会話の内容から推察して、二人ともかなりのデジタル度。最近秋葉原やパソコンショップでも若い女性の姿や、年輩の女性の姿をよく見かけるようになった。まあ、「だんなの趣味につきあって嫌々やってきた」という風情の女性が多いことも確かだが、その一方で、ごく自然にパソコンやソフトを探し、購入している女性の姿も多くなった。

パソコン自体は常に過渡的な商品で、たぶん完成(そのスジでは「枯れる」というらしい)するということはないものだろう。だが、不完全なまま広く普及しつつある。現状のままでどの程度普及するだろうか。今日会食した知人夫妻は、はやりのSOHOがぴったりという事業をしているのだが、パソコン利用には消極的だった。ちょうど電算教育が大学で始まる前の世代で、敷居が高いのかもしれない。いま、娘さんがカナダへホームステイしていて、ホームステイ先の家庭にはインターネットの設備がなく、学校(高校)からときどきメールを送ってくるということ。知人夫妻は、ファックスで用がたりており、E-メールは面倒だと感じているようだった。


98/12/4(金)追加分。

帰宅してメールをみたところ、M大Cくんより遠隔教育についての情報が来ていた。ある大学では通信制の大学院を申請中とのこと。また、米国の大学で心理学のテスト問題(たぶん授業内容の自己チェック用)がWeb公開されているそうだ。http://www.psywww.com/selfquiz/#top(12/5 午前中、自宅からアクセスしてみたがどうもうまくつながらない。ファイルの更新中だろうか。)

昼休みにテストや授業のことが話題になった。テストは教員によりさまざま。ある教員は「客観テスト」、「論述式」とさまざま。講義をやっていて「何人かの学生は非常によく内容を理解した答案を書く。これが講義をやって報われたと思うときだ」と。私もそれは同じ思いをもつのだが、PSIの思想とはだいぶ異なるものだ。まだまだ試験は「競争」のためのシステムと見なされている。かりに全員がA水準の知識を得ても、全員Aでは「困る」わけだ。「よくできた」学生が何割かいるということで満足する(実際、せざるおえない、または、そういうものと信じ込んでいる)というのが現状。「知識の伝達」をきちんと評価すべきという考え方に共感すると同時に、また、いっぽうで、やっかいなことに、まあ、もっと「あそびごころ」をという考え方にもあこがれている。ともかく米国式をまねるのであれば、授業体制や学生の履修単位数をそれに見合ったモノに変更しないと、だめだろう。いまかりに一コマの授業に予習1時間復習1時間を要求したら、週あたり12コマとっている学生の勉強時間は36時間。週6日で割って一日6時間ということになる。私の試験は年により「客観式」になったり、「論述式」になったり、「レポート」になったりする。まだやったことのないのは「口頭試問」形式だが、これはちょっと時間的に困難か。

やっとThinkPad235が修理完了。破損したのはボディの後部だった。たぶん下部ボディが取り替えになったのだろう。ふたを閉じた状態で、右側はぴったり閉まるのだが、左側はこころなしかガタがあるような感じ。残念ながら修理経過の説明は添えられていなかった。

大きな段ボール箱で送られてきたので、一瞬空箱かと思ったくらい。1.2キログラムはそれなりの重さだが、このようにして持つと本当に軽い。あとはむしろ多少サイズを大きくして、電池がもう少し持てば本当に実用的になる。もし、学生にノートブックパソコンを持たせる場合、機種の選択が難しいが、いまのところでは、A4、2〜2.5Kgくらいのオールインワンタイプが性能的にバランスがとれている。

先日授業中にノートパソコンを開いてゲームをしている学生のことを書いたが、彼と同じ人物かどうかはわからないが、他の数名の教員も授業中にゲームをしているところを、通りかかり、見かけておられるようだ。授業中の教員のほうからはノートパソコンの画面は見えないわけだが、他の学生はどのように思っているのだろう。「内職」にはげんでいる学生もいるからそれと同じだということなのだろうか。

先日NTTにISDN切り替え申し込みの電話をした。設備の調査をしますという返答だったが、その後いっこうに連絡がない。


98/12/4(金)遠隔教育(NBT/WBT)の問い合わせ

今朝メールを見たところ、Rさんという方からメール。心理学のインターネット教育のサービスはないだろうかとの問い合わせ。いまのところ国内では大卒の学位や単位を認定するサービスはないと思う。慶応や明星の通信教育部、放送大学の聴講がいまのところ良いのではないだろうか。これらの教育機関はいずれインターネット遠隔教育サービスを開始するものと思われる。いくつか準備段階にあるようだ(すでにはじまっているかもしれない)。単位が必要ない場合には各種学会のメーリングリストに参加すればかなりいろいろなことがわかるのではないか、というような内容で返事。検索エンジン「エキサイト」で拾い読みしてみた(今日の日誌の最後に「引用」転載)。日本ではまだ「準備段階」、米国の大学は「事業」展開しているところもあるようだ。日本の大学の通信教育部の動きに興味があるのだが、どのような状態だろう。放送大学ではどのような遠隔教育の展開があるのだろうか。遠隔教育というのもなんだかこなれない訳だ。リモートなんとかの直訳なのだろうか?「いつでも・どこでも学習」。宅配ピザみたいだが「宅配授業」。まさに通信教育なのだが。

午後からNさんの卒論データの処理(SPSS、因子分析)。データ入力は友人のパソコンを借りて済ませているとのことで、ファイルを持ってきて大学で計算処理。NさんはGooのフリーメールが混んでいるということで別のフリーメールをさがして登録した学生。ネットワーク環境を利用するようになって「デジタル度」が増している様子。

昨日宅配便の「配達不在通知書」。発送元は○○テクノとかかいてあったので、たぶんThinkPad235の修理完了だろう。「管理室」で預かってもらうように電話で依頼。やっと、「かえってきたチャンドラ」。


登校時カウンター431

昨日分は今朝更新。週末は登校しないので、今日の日誌分を更新して帰宅。


以下exciteで「心理学 通信教育課程 大学」で検索。ちょっと長いが引用して転載(一部文章を省略した)。心理学関係はまだないようだ。12/5 別のファイルに移動(Webuniv.html)

http://saitolab.tamacc.chuo-u.ac.jp/WWW/saizemi/3_ink_tr.html「教育ソフトウェア開発・利用促進センター」を中核に、それぞれをキャンパスネットワークで結ぶ計画

http://m.iwa.hokkyodai.ac.jp/ihue/interschool/concept/index_j.html「教育機会均等のために遠隔教育の計画」

http://www.iijnet.or.jp/JSAT/satpia/vol27/campus.html

http://www.monbu.go.jp/singi/chosa/00000155/文部省 審議会答申等・大学のインターネット情報開示状況

http://www.monbu.go.jp/singi/chosa/00000155/j9607016.html文部省 審議会答申等 - II マルチメディアを活用した高等教育の推進方策

http://www.ai.is.uec.ac.jp/jsise/kigyou-kenkyuu-970228.html転職やキャリアアップをめざすビジネスマン対象のコンテンツ

http://www.mpt.go.jp/Global-Inventory/Education/Partners-Distance-j.html PARTNERS計画(遠隔教育実験) PARTNERS(衛星を用いた汎太平洋衛星通信ネットワーク計画)

http://www.iijnet.or.jp/JSAT/satpia/vol27/campus.htmlカリフォルニアと東京を結んだ「双方向・国際衛星テレビ授業」が本格スタート


98/12/3(木)大学のインターネット回線設備・パソコンの「償却」期間

昼休みに国際部のF教授、B、T両教授と昼食が一緒になったので、インターネット談義。F教授はこの日誌をお読みになっていて、参考になるといってくださった。なんとダウンロードしてプリントして読まれるとのこと。学内のインターネット環境の話になって、ちょっと回線容量が不足の印象。「防御」の問題もあるのだろうが、外部のサイトへアクセスする時の応答は自宅の28Kのアナログモデムの方がはるかに良い。他の2名の方も自宅(ISDN)のほうが応答良いとのこと。たしかに大学はプロバイダーではないので、外部へのアクセスにクレーム言いにくいのだが、逆に外のサイトからアクセスする場合の応答は大丈夫だろうか。電算室ではISDN回線でダイアルアップ接続できるように準備しているとのこと。ぜひ早く。

インターネットでの「被害」についての話題もでた。「キャンセル」ができない例とか、ダイアルQ2へ接続に気づかない例とか、情報処理授業で教える必要があるだろう。もちろんインターネットコミュニティでの「ネチケット」についても。

授業内容について、B教授は電算授業全般は学生の関心もあり、インターネットなど非常にやりやすいのだが、SPSSの内容のときには学生の反応が悪く、教えるのに苦労するとのこと。F教授は(伝統的な教科内容でない)新しい科目を担当されているため準備に非常に時間がかかり、プレゼンテーションの改善までなかなか時間をさけないとも言っておられた。

昨日個人研究費でパソコンを購入できるか問い合わせたところ、「パソコンの耐久年数が10だか15年(あまりのことに忘れてしまった)と定められているので、その間は新規購入できないのだが、それでよければ、」という返事だった。たしかにそれがまっとうな感覚なのかもしれない。10年の耐久年数はともかく、新規購入できないというのは改めてほしい。

実験授業担当の事務方より、懇談会の調整がつかないとの連絡。あらためて、可能な日時のアンケート用紙形式で連絡が来ていた。E-メール連絡にはいろいろむずかしいことがあるのだろうが(受け取った方のメールの確認、「連絡した」事務方の仕事の責任、ちょっとおおげさだが、「秘密事項」の問題等々)。アンケート回収に1週間を要し、可能な時間帯はますます減っていく。これでは、どうも年をこしそうだ。以前ある企業から転出されてきた方が「大学の時間は一週間から一ヶ月が最小単位なんだなー」という感想をもらしておられたことを思い出した。

今日の授業(知覚心理学:情動の知覚)の準備。パラシュート降下時のストレス調査の研究を例として話すことにしているのだが、「ホームページPro」のおまけの素材集にパラシュート降下のクイックタイムムービーがあることを思いだして、余興に提示してみようと思う。マックのファイルをZIPドライブ経由でノートパソコン(Win98)にコピーして、ファイルをクリックしてみたところ、なんの問題もなく「プレーヤー」が起動して再生できた。今日は話がそこまでいかなかったのだが、次回授業の「おまけ」ということにする。

昼頃アクセス422


98/12/2(水)PSIの差

富山大学の向後さんの「仕事日記」では、私の昨日の授業とは対照的に「5課を通過した人を対象にして中間テストを行う。良い雰囲気。システムとしてうまくいっているという感じ。、、、結果はどうでるか。」ということ。おそまきながら、簡易プログラム学習教材を準備してみよう。

4年生Nさんよりメールアドレス変更のメール。gooのフリーメールはやはり混んでいるようで、なかなか使えないので、別のフリーメールに登録したとのこと。

登校時414。


98/12/1(火)「落ちこぼし」

今日は午後から「心理学研究法」と大学院の「研究法」。学部の方は、tー検定も最後のところにさしかかって、「対応のある標本の平均値の差の検定」。「独立な標本」と「対応のある標本」の区別はついただろうか。小さいデータでOHPに手書きで計算。計算そのものは非常に簡単だが、「架空のデータ」であるためか説得力に欠ける(想像力にはたよれない)。ということで、「迫力ある」調査データも用意した。しかし、実習データで「検定」する機会が多いはずなのだが、反応いまいち。学部2年生でやっているのだが、「必要性」を認識できないのかもしれない。ここへきて半数程度の学生を「落ちこぼしてしまった」かもしれないと感じてしまった。次回は「迫力ある」データで再度挑戦。「代返」が発覚したりでちょっと気の重い授業だった。

午前中は昨日やりのこした実験。終了後、プログラムの修正。次回のグループでは「色の見え方」の報告を画面上で選択肢のなかからクリックして選択し、比較刺激部分の色味を画面上のレバーをドラッグして調節できるようにした。われながら良いインターフェースができた、と思う。最初からこれを用意できればよかたのだが、実験をやりながら改良すべき点が明らかになってきたということで(いいわけモード)。

昼すぎ410


98/11/30(月)実験実習のプログラム・機材数の問題

心理学実験実習1はAVタキストスコープで「閾値」に関する実験。4年生のS君がこのテーマで卒論をやっているので、プログラムや刺激の準備をやってくれている。今回の実験グループはPoser3でつくった顔刺激を使用。かなり質感の高い漫画顔図形ができる。これをビットマップファイルでAVタキストスコープの方に貼り付ける。4年生の卒論実験がおしてきたので、実験待ち時間を利用して、Y君の「ゲームの理論」、H君の「連合形成」の被験者を依頼した。

心理学実験実習2。午前中、視知覚実験(マッカロー効果)のプログラムを修正。プログラム言語はDelphi3.1。オブジェクト形式のプログラムで、コンピュータの画面に「ボタン」を貼り付ける。ボタンを押せばそこにプログラムされている内容で動作するので、条件のやや複雑な心理学の実験に向いているように感じている。「サブルーチン」が独立して動作するような感じ。従来のスタイルのプログラムに慣れていると最初とまどうかもしれないが、「言語」そのものはオブジェクト・パスカルなので、すぐに慣れる。しかし、メソッドとかコンポーネントとか、とても多くて覚えきず、ちょっとしたプログラムでも「マニュアル」を手放せない。この辺がちょっと面倒だが、かなり自由にプログラムをくめるのは助かる。

今回のプログラムの問題は、ボタンで簡単にプログラムが「走る」ので、ボタンを間違えることがあるというものだ。今回はこのような例はなかったが、対応を考慮しておくことが必要。(その前に「誤操作」できない(しにくい)インターフェースをかんがえるべきだが。)

パソコン各自1台使ってやると、各自のペースで実験を行える。パソコンの良い点である。集団実験のような場合には大型ディスプレイやプロジェクターを利用すればよいが、この場合、個別の記録や応答がとりにくい。心理学実験では、やはり理想的なのは実験グループの人数分(6〜10名)同一機材があることだ。電算教室が使えれば解決できるのだが、時間割コマ入れの都合で難しいだろう。

同じ特性のディスプレイで実験するため、今回も実験グループを2つに分けて、3名のみ正規の授業時間で実験。残り3名は明日午前中に実験。次年度はあと1台同じ特性のディスプレイを用意できそうだが、それでも2回にわけなければならない。実験実習2は3時50分開始なので、他の授業をとっていない学生は待ち時間が長い。来年度は実験実習1と2のコマ入れを逆にするといいのかもしれない。


電算室より連絡。やはり「防御上」外部プロバイダー経由ではファイルの書き換えはできないようにしているとのこと。
ソフマップより留守録。「修理用のパーツが遅れていたので修理期間が長くかかってしまった。メーカーのほうでパーツが用意できたので今週中頃には修理完了して返送できると思います」とのこと。実際にはなにが問題だったのだろう。修理しているのはショップ?メーカー?。どこかの「国」のようにクレームをつけないとモノゴトが動かないようになってきているのだろうか。

登校時アクセス。396


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