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ノートパソコン実験授業・日誌 ■ノートブック日誌インデックス


98/12/13(日)「インディアンの魔法の杖」

昼過ぎからうちのカミさんの実家へ。おばあさんにあたるNさんは(アビンと呼ばれている)、近くの図書館で子供たちに「絵本」の朗読をしている。今日は、その時つかうのだという「紙芝居の絵」を描いていた。「インディアンの魔法の杖」という話。水性のサインペン(24色くらい)で描いて、筆に水をつけてのばす。実にあじわいのある絵だった。「紙芝居」をするわけだが、アビンは富山の出身で、富山弁のかすかにのこる語り口でこの絵をみせながら子供たちに話をする。私の授業のパソコンのプレゼンテーションも本質的には「紙芝居」なのだが、あの絵と語り口にはとうていおよびそうもない。

夜CSC(OBによる”サイバースペース相談室”のページ)の「事務局長」をしているSさんよりメール。新潟市にある(らしい)就職情報のサイトからCSCのサイトにリンクの依頼のメールが来たとの連絡。どのようなきっかけでCSCのことがわかったのか不思議がっていたが、たぶん検索エンジンのページからわかったのだろう。一応、CSCはOB関係者や在学生の「体験談」や「相談」という趣旨なのでどう対応しようかとの相談。

夜アクセス502


98/12/12(土)大学ランキング・教員の任期制

作夜「愚一記」さんの日記http://wwwkyo1.meijo-u.ac.jp/staff/toshiito/kinkyo.htmを読んでいたら、「大学ランキング」のページが紹介されていた。学生からの「投書」によって「施設」、「サービス」、「おすすめ度」を得点化して、ランキングを発表している。学生投書には好意的なものからきびしいものまでいろいろある。このサイトがどのような性格のものかはわからないのだが、もしかして受験生や「進路指導の先生」が参考にするかもしれない。ちなみにわが大学のURLは掲載されていない。

以下のような項目で「投書」の書き込み内容を得点化して、「大学ランキング基準得点表」を作っている。「商品としての大学」の評価を行おうとしているのだろう。教育は「消費」ではないので、授業の対価とはなんだろうか。「教育」というのは経済的な概念でいえばむしろ「投資」に近いのかもしれない。「投資」にはリスクがともなう。その場合には大卒者の得る収入額が対価になるのだろうか。「消費」には「心理的満足」がともなうこともある。そういう意味では経済評価の難しい「満足度」が重要なのかもしれない。

とりあえず単位あたりの「価格」を計算してみる。形骸化しつつあるものの大学設置基準では卒業には124単位以上の履修が必要と定められている。


大学教員の「任期制」の法制化についての日記。きびしい状況へ突入している。


以下は「大学ランキング」の評価項目である。

[施設]および[サービス]について、それぞれ、

[お勧め度]については、「投書」の評価と内容によって採点。投書数により「加算」「減算」される。


夜10時頃アクセス497
98/12/11(金)ISDN工事

実験授業とは関係ないが、インターネットと情報通信ということで関連するので、今日は自宅のISDN工事のことを。我が家もやっと2回線になって「話中」は少なくなる。

朝、先にルーターが配達されてきた。ややおくれて配線工事。NTT分割によるのかこの二つの会社(ルーターの販売と配線工事)は一応別の会社なのだそうだ。工事といっても屋内では電話で連絡してDSUの設定と回線確認のみ。やや手間取っていたがルーターが新型のためとか言っていた(NTT MN128 SOHO SL10)。

開通の電話を待っている間ISDNの普及状況や衛星通信の情報サービスのことなど雑談。私の住んでいる「集合住宅」は80戸ほどだが、10数戸がISDN契約しているそうだ。いまNTTは企業むけ光ケーブルの工事が中心で衛星のほうはもうすこし先とのこと。技術的に現在の電話回線ではどの程度の通信速度が得られるものなのだろう。

工事は電話回線の切り替え・開通までを依頼したので、インターネット関係の設定はマニュアルをたよりに行った。マッキントッシュに接続したので、TCP/IPの設定。マニュアルはOS8の画面例でOS8.5とちょっとちがう。ブラウザーで設定画面(ルーター自身の「ホームページ」)を呼び出して各種の設定ができるようになっていて操作は簡単なのだが、用語表記や説明がわかりにくい。ルーター側の設定は「ダイアルアップ接続」でプロバイダーの電話番号やID、パスワードなどを設定。マック側は、TCP/IPの設定で、「経由:Ethernet」「DHCPサーバーを参照」だけ設定。

選択にこまったのはルーター側の「自動接続」に関する設定である。「自動接続」ではブラウザーでURLを入れてアクセスすると自動的に回線がプロバイダーとつながり、回線と接続時間の課金が始まる。Windows用のInternet Explorerをつかう場合、「購読」(?)でスケジュール設定がしてあると、自動的にアクセスが始まるので注意するように、とか、その他のソフトでも「勝手に」アクセスするようなものがあると、(利用者の知らないうちに)接続されてしまうので注意とか書いてある。しかし、「自動接続しない」ようにしておくといちいちブラウザーでルーターの設定画面を呼び出して「手動」で接続、「手動」で切断をしなけらばならない。しかもコンピュータ画面上では接続状態にあるのか切断されているのかがわかりにくい。モデムを使っていたときには「リモートアクセス」でアップルマークが点滅していたりで確認できたのだが。ルーター設定の「ホームページ」の「切断・接続状況情報」は改良すべきだろう。ルーターのLEDをみればよいのだろうが、別の部屋にあるのでちょっと面倒。なにかユーティリティソフトがあるかもしれない。

各種の「接続制限」の設定があるので、「自動接続」でもまあ大丈夫か。

アクセス速度は、劇的にではないが早くなったという印象。昨日までは28.8KBPSのモデムだったのでおよそ「倍速」。ページにもよるが、まあまあストレスのない時間でアクセスできるようになった。私のホームページにアクセスしてみた。回線がすいていたのかもしれないが(ASAhi-Net経由)応答は非常によかった。大学の公式ページはきれいなのだが、もう少し「軽い」(内容・表現ではなくファイルサイズ)ページにする方が良いのでは?また、サイトの内容のインデックスは改良すべきだろう(どのような情報がどこにあるのかよくわからない)。

買いもののついでに近所のパソコンショップへ。ATOK12が良さそうだということなので、一太郎9のアカデミックパック(キャンパスパック、4800円)を購入。WindowsのATOK11・12 はMS IME98より優れていると思う。マックのATOK11はときどき変換ウインドウのゴミが出るバグが見られる(請求すればアップデータがあるらしい。しかし、あまり支障ないのでそのままつかっている)。マック用のATOK12は来年早々にも発売になるようだ。「定番ワープロ」のないマックの世界の方でも「一太郎」売れると思うのだが(マックライクな「一太郎」、というとそれはもう一太郎とは呼べないのかも)。


夜10時まえにアクセス489 
98/12/10(木)メールの送り先指定

学内E-mailでB教授はある委員会の連絡をしてくれて、その時Bcc指定のテストをしている旨のメールだった。ところが、返事をだしたところ、B教授がBcc指定して出したアドレスがこちらで見えていて、その方にもメールが送信されていることに気がついた。学内メールのシステムはBcc機能はつかえないのだろうか。

今日は知覚心理学の授業で「ムービー」を提示。やはり画像が動くと音もほしくなる。ちょっとキリのないもになりそうなオソレもあるが、今回はアクセント的なものではあったが、コンピュータをつかえば非常に簡単に資料を出すことができることをあらためて実感した。

大学のPowerMac 760/200にG3アクセラレーターカード(MAX Power G3)を取り付けてみた。付属のClockometerでスピード確認したところ、Processor: PowerPC 750, Processsor Speed 220MHz, Cashe Bus speed: 110MHz, SystemBus Speed 44MHZといった表示。このページをつくっている「ホームページPro」というのは結構「重い」ソフトであるが、たしかにスクロールや画面表示はキビキビ感がまして早くなったが、「びゅんびゅん早い」といような期待していたほどのスピード感ではない。7600/200でも実用上十分な性能だからだろう。これより古いPowerMac150というのがあるので、これに取り付けるほうが良いかもしれない。

登校時アクセスカウンター478


98/12/9(水)情報処理教育委員会

昼食時国際部F教授がこの日誌の感想を述べてくださり、しばしパソコンやインターネットの話。以前F教授のプレゼンテーション授業の回数を聞き損なったということを読んでおられて、セメスターあたり5回くらい行われるというご返事であった。

1時より「情報処理教育委員会」。来年度の授業計画。1年次はインターネットを中心にした実習。2年次はこれにエクセルやパワーポイントを付加していく、という案。2年間必修で各学年9〜10クラスあるので担当者の調整が大変そうであった。具体的なアプリケーションソフトウエアの問題になると委員間での「好み」の差がでるが、教育上はやはりなんらかの「標準」をもうける必要がある。複数の教員が担当するため、内容におおきな差がでないようにするため。昨年あたりからインターネット関係のことを中心にして授業展開するようになってきている。授業担当者の話では、インターネット関係には学生も非常に関心が高く、ホームページ作成などは非常に反応良いとのことだ。各担当者はこのシラバスを「最低限度」の制約として、あとは個性を。SPSSは各学科の実習や統計関係の授業の中に徐々に移行すればよいのではないか。

貸与中のノートパソコンで大学のサーバーに外線よりPPP接続(内蔵モデムで研究室から外線電話)をためしてみた。Windows98でちょっと設定の仕方が変わったがわりと簡単に接続できた。しかし、やはりかなり「おそい」。

登校時アクセスカウンター470。これはホームページ全体のページのカウンターの数である。これとは別に、日誌の目次(日誌インデックス)にもアクセスカウンターをとりつけてみた。私のホームページ全体のインデックスのページよりもすこしだがアクセスが多いようだ。

帰宅して、先日アクセスできなかったWeb大学、http://www.psywww.com/を覗く。非常に体系的な心理学の内容である。各国の研究雑誌のリンクも充実している。我が国にはあのような体系的なサイトはまだ無いように思う。どのように運営され、どのようなノウハウで「教育」が行われているのかくわしく調べてみたい。


98/12/8(火)外国語授業での利用・米国の日記サイトコミュニティ

今朝談話室で実験授業担当のA教授にあって、実験授業の懇談会の話。A教授は英語教育の担当で、授業でインターネットを利用して「教材」にされているとのこと。この授業のばあい、一定の教科書がないので、教員側の対応(添削など)が大変であるが、英語にあまり興味のない学生もこの授業だと「教材」さがしを積極的に行うようになった、といっておられた。教材は英語でかかれた情報なら学生の好みで選べるようにしておられるようで、男子学生の場合、「車」や「スポーツ」関係の記事など選んでくるようだ、とのこと。インターネットは「米語」の世界なのだろうが、大学での「英語」の授業にはぴったりかもしれない。語学教育にはパソコンとインターネットは非常に相性のよいものに思えるが、意外なことに、我が国ではまだまだそのような授業を実施している大学は少ないのだそうだ。「文系」大学の場合には設備・利用技術・人の問題があるのだろう。その点本学は設備面ではむしろ先行しているので、あとすこしばかりのハードウエア増強と利用技術の開発によって「新語学教育」を実施できるのである。

テキストや情報を得難い(英語・米語以外の)言語のばあいには、インターネット環境は、量的には少なくとも、情報収集にハンディがないので有利な条件を提供できる。

もちろん日本語の教育にも。(現代)日本語の場合、各大学で「言語表現法」のような科目が設置されることが多くなっているが、どちらかといえば「受信・解釈」型と思われる。もちろんただしく理解するということは非常に大事なことなのだが、問題はそれに偏っていることだ。「書かせて」添削という形式でやっておられた方もあるが、一週間に一回授業の中で与えられたテーマで比較的短い文章を書いて(作文)添削というのが限界だっただろう。富山大学の向後先生のすこし前の日記によると、来年度「言語表現法」でWeb日記(エッセイ)をとりあげられる予定だという。毎日書きつづける、という「訓練」を実行する「言語表現法」の授業は初めての試みになるのではないだろか。

プレゼンテーションのハードウエア環境の問題点についてはメドがついてきたので、本日誌はこれからインターネットやパソコンの教育や研究における利用技術(ノウハウ、新しい試み)の面に特に注意をむけていく。

夜zdnetのニュースページをみていたら:日記へのコメント追加で“偶然”に発生したオンラインコミュニティ http://www.zdnet.co.jp/news/9812/08/diary.html

という記事があった。米国でのインターネット日記「論」。「 Open Diaryは立ち上げ当初,自分のホームページを持たないユーザーが,“日記”を匿名で書くことができるという趣旨のサイト」だったが、日記に「コメント」を書き込むことができるようにしたところ、まもなく、このWebサイトを契機にする偶然の出会いによるオンラインコミュニティが発生して、さらに進化しつつある、という。日記については、「オンラインで日記を掲載する人たちは,いずれ自分たちのことについて書くだけでなく,「日記の意味を再定義するようになるだろう」とSchrag教授は予測する。「紙の上に日記を書くことは自分との対話だが,インターネット上に日記を掲載することは,他人との対話を意味するからだ」(どこかでよんだような日記論だ。同じ様なことをかんがえるのだなー。)

登校時アクセスカウンター462


98/12/7(月)

心理学実験実習1のほうは4年生S君による追加実験。データをすぐにエクセルで処理して、実験グループにわたせるようにしてくれる。また、もちいた顔刺激も用紙に要領よくおさめてハンドアウト資料として準備してくれていた。デジタル度がめきめきアップしている。

岡山大学の長谷川先生の日記で、日記猿人に登録された日記への大学関係者のアクセスに占める割合が調べられていた。いずれも日記猿人界では有名日記で人気サイトである。ちなみに私のこの日誌は「超ミニコミ誌」で、ごく少数の方に読まれている。「読んだよ」ボタンで投票してくださる方のアドレスはほとんどfoo@....ac.jpである。人気のあるサイトは日記作者の「個性」、「ものの見方」、「主張」、行動範囲や情報量などに魅力がある。わたしが共感をもって、また、興味深く読んでいるサイトは類似の環境や経験を持っておられる(と推察される)日記作者のものである。まだ、日記猿人界にはまったく不案内なので、異なる環境や経験をもった人の日記はどれをよんだらいいのか見当もつかない。それで、よくアクセスする日記のリンクをたどって「友達の友達」の日記を読んだりしている。

帰宅したところNTTより留守電。ルーターの値段を連絡してきていた。ショップで買うよりも高いが、工事日までに買い物にいけそうもないので、妥協することにした(インターネットで購入するという手もあったが、まあ確実な方を選択しよう)。今週の週末にはISDNに回線を切り替えできそうだ。ルーターにしたのは、インターネットにはMacintoshをつかっているが、時々Windowsの機械も接続することがあるだろうと考え、増設の簡単な方を選択。しかし、たぶん実際にはTAで十分なのだろう。インターネット回線では、「集合住宅」の関係でケーブル敷設工事の壁に阻まれているので、まもなく開始されるNTTの衛星通信情報サービスに興味がある。

登校時アクセスカウンター451


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