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ノートパソコン実験授業・日誌 ■ノートブック日誌インデックス


98/12/19(土)ハードウエアキイ・「ワクチン」・ファイル交換

ある「大型」統計ソフトパッケージの新しいバージョンが一昨日入荷。あいかわらず「ハードウエアキイ」をパラレルポートに接続しなければ使えない。たしかに「特殊」なソフトで、おおきなパイはのぞめないということなのかもしれないが、「正規ユーザー」によけいな手間をとらせるのは困ったモノだ。

新バージョンからオプションパッケージ類はすべてCD-ROMに収められていて、ライセンス番号を入力するとインストールできるように「合理化」されている。このライセンス番号というのが、実にまあなんと29桁の乱数列状態。ハードウエアキイをつけ、シリアル番号を入力し、さらにライセンスコードを入力する。せめてオリジナルのCD-ROMをセットしておけば使えるくらいの「厳重さ」ではだめなのだろうか。(Windows98のインストールの時のライセンス番号もなぜわざわざあんな読みにくい活字をつかっているのだろう。)

今日は久しぶりに秋葉原徘徊に行こうとおもったのだが、年末で込み合うだろうということで自宅周辺のパソコンショップ(T-Zone柏、CompMart、C-YOU)を巡回して買い物。各店舗とも「年末商戦」でにぎわっていた。マック用のNorton AntiVirus(Vers.5)とWindows用のMacDrive98を購入。

マックの「ウイルス」対策は、Disinfectantにずーとお世話になっていたのだが、マクロウイルスとかには対応しきれないということで残念ながら少し前にサポートが中止された。Disinfectantは個人で無料のサポートが続けられた本当に偉大なフリーウエアである。おかげで、これをインストールしてからはマックでのウイルス被害は一件もなかった。しかし、先日のWindowsのウイルス騒ぎであらためて防御をしておこうと思い立つ。Nortonをインストールしてスキャンしたが、「感染」はなかった。

MacDrive98はWindowsでMacのファイル(フロッピーやZipドライブ、MOなど)を読み書きするユーティリティ。DOSのディスクはFileExchangeで読めていたが、その逆もできると便利と考えて。

先日買ったISDNルータ(MN128 SOHO SL10)がT-ZONE柏でなんと42800円。ぐやじい。

夕方自宅よりアクセス549/133


98/12/18(金)卒論おいこみ

今朝ははやくからゼミの4年生がパソコンをつかいに現れた。昼過ぎから徐々に増加。夕方私が下校する際には5名ほどになり、夜ぎりぎりの時間までネバルのだという。昨日はどうも夜中をかなり過ぎてから帰宅したらしい。最近学内で夜間に「物損」事件があったばかりだし、在学生の交通事故もあった。気をつけた方がよいぞ。

昨日懇談会でお会いした国際部のO教授は、まえの勤務先(広告代理店)では事務処理(出張費立て替えなど)からサラリーの振り込み、会議の連絡などE-メールでくるので、使わざるおえなかったと言っておられた。お子さんがIt's a Sonyな会社におられるとのことで、こちらの会社もかなりのデジタル度だそうだ。企業によりデジタル度の「格差」がかなりあるようが、パソコン(ワープロ、表計算、プレゼンテーション、E-メール)は「常識」とされているとのことだ。これは情報処理の1、2年生の実習内容だ。これが身に付いていればいまのところ社会においても十分だろう。しかし、「習熟」するためにはやはり3、4年次の情報処理授業の「空白」が気になるところだ。

懇談会の前日Web関係の専門家のI助教授にノートパソコン問題を相談しようとしたのだが、談話室で別の話題に遮られてしまい、時間切れ。先日その件でIセンセイの授業関係資料のコピーがメールボックスにはいっていた。Iセンセイの場合はインターネットやWebそのものが「専門」で授業内容になるので、私のように授業のために利用する立場とは少し異なるのだが、インターネットやパソコンの利用については私と共通した考え方をもっておられるようだ。(昨日のゼミの最後に雑談で「インターネット」を利用した「カウンセリング」があるみたいだ、という話をしたのだが、心理学でもインターネットを通じたコミュニケーションというのは研究対象になりそうだ。多分かなり研究があるのだろう。)

帰宅してからおそまきながら行動分析学と心理学研究法関係のメーリングリストに加入。

夜中自宅よりアクセス545/114。


98/12/17(木)担当者懇談会・「ウイルス」騒動・パソコン選び

昼食時、実験授業担当者、国際部より3名(O教授、I助教授、K講師)、人間科学部より2名(A教授、私)出席。および、勧進元、教務部長(S教授)。S教授はこの日誌に目を通していただいている様子。時間の制約であまりくわしい話をきけなかったのは残念だったが、印象的だったのは先日お話を伺っていたパソコン初心者のA教授の英語の授業での利用状況だった。英語の「不得意な」学生の授業での「態度」が非常に変わったということを言っておられた。他の教員の方の授業においても、全体として授業の改善にかなりプラスに働いているという印象だった。現在のところでは教室設備が不足しているので、この面の改善が必要。教務部長もこのことは認識しておられる様子であったので、設備面では徐々に改善されるだろう。今後実験授業担当者を徐々に増やしていくことが必要。

午前中、知覚心理学特講の授業。のこりも少なくなってきた。今日は「嗅覚」の話。出席をとったが、用意したプレゼンテーションできっちり時間どおり話ができた。今日のプレゼンテーションは偶然選んだ「デザイン」が「パルス」というもので、スライド内容が提示されて数秒後に複数の光点が画面を放物線を描いて移動するというものだった。デザインにコルのはちょっと気恥ずかしいと思っていたが、これは「注意」を呼び起こすのによい画面デザインかもしれないと感ずる。

ゼミ・卒論の授業終了後、視知覚実験室を覗く。ここにウィンドウズのパソコンを設置しているので卒論の追い込みの学生がかなり必死の様子でパソコンにかじりついている。ある学生がフロッピーがおかしいといってもってきた。Dellのコンピュータに入れたところ画面が赤色に。一同なにごとかと。Norton antiVirus が「ウイルス」の警告を発していた。どうやら被害はなかったが、「ワクチン」が「ウイルス」を防御した瞬間を見てなんだか興奮してしまった。部屋に居合わせた数名の学生も初めて見たといっていた。このウイルスどからきたのかというと、シャレにもならないオチだが、どうやら生物実習室のパソコンから来たモノのようだった。Kセンセイ「予防接種」しといてね。

昨年電算教室の被害があってから、電算教室はすべて「ワクチン(ウイルスバスター)」をインストールしているようだが、個別の研究室や実習室の管理は各部署でおこなっているので、対策に差がみられる。昨年の「ウイルス」騒動はあまりかんばしくない経路から「伝染」したものらしいとのウワサであった。私の関係しているパソコンではもうかなり前に一度マックで「感染」した経験がある。フロッピーが読めなくなって、ハードの故障かと思って、「ウイルス」被害だと気づくのに結構時間がかかったことを記憶している。しばらく「ワクチン」のアップデートを怠っていたが要注意だ。

ゼミが終わった後(今日の発表のKさん結構きついことを言ったけどこれにメゲずにがんばってね)、Yさんがパソコンかいたいのだけれどどれがいいか、との相談。持ち歩く気はないのでデスクトップを買おうと思うとのことで、どれがおすすめかと。ノートブックであればウィンドウズ系統しか無いので簡単だったのだが、デスクトップとなると、残念なことに、私には勧めるべきモノがない。iMacはどうかということだったのだが、「気に入ったのを買えば、(どれでも)後悔することはないと思う」、としか言えなかった。

登校時528


98/12/16(水)懇談会日程

実験授業の担当者懇談会は木曜日昼休みに昼食をとりながら、ということになったと連絡があった。昨日は口頭で、今朝はSnail-メールボックスにメモがはいっていた。他の担当教員の体験・意見を聞けることは楽しみなのだが、さて、なにをどのように「懇談」したものか。秋セメスター終了とともに実験授業も終了である。秋セメスターは授業3回と定期試験を残すばかりとなった。この日誌をかきながら「日記猿人」を通じて得たアイデアを実現し、その報告もしなければならないと思う。実験授業とともにこの日誌もいったん終了して、もうすこし私的な内容にして再出発しようと思う。

下校時に昨日調べた長谷川先生の論文(Web版)をプリントして帰りの車中で読む。恥ずかしながらいくつか知らないことと勘違いしていた事柄があった。これ定期試験問題の例題集になりそう。論文のなかに教員自身が「誤用の宝庫」になっている例もないではないとの記述があって人ごとではない。私自身の経験でも、明らかに「誤用の例」を「指導」していたセンセイもおられた。(私自身も誤った方法を「指導」したことがあるかもしれない)。このような背景には「統計的方法」は研究内容とは別の補助的な手法にすぎないのだ、というような「道具」的な捉え方があるのだろう。

昨日は大学院の「研究法」で因子分析の電算実習。プログラムはSPSSを使用。今季は統計的仮説の検定が長引いたために、時間の制約から因子分析の基本的な説明を終わらないで実習。卒論で経験のある学生はイメージ的には理解できていると思うが、初めて因子分析の話を聞いた学生にとっては多分プログラムの使い方しか理解できなかったのではないかと。アウトプットを検討して、「結果の見方」について説明して終了せざるを得ないか。

登校時520


98/12/15(火)プリント配布

今日の心理学統計法は結局プリントを配布して、計算例題を2問OHPとエクセルで行った。ちょっと「退行」した感じだが計算方法は手書きで「標準手法」をプリントしたもので説明した。エクセルを「電卓」がわりにして計算していったが、表示のポイント数を大きくしておけばもっと見やすかったと後で気がついた。プリントもWebサイトを利用して「配布」できるようにしておける。

この科目は以前は「実験心理学」という科目名で心理学全般の領域での実験的研究を取り上げていた。カリキュラム改訂時に、他の教科との内容の重複と「認定心理士」資格への対応を考えて科目変更した。心理統計学を主にすると授業は教員にとっても学生にとっても、いろいろな困難があるのだが、心理学の研究や論文を読む上で欠くことのできないものであるので、「不得意」、「得意」という問題を超えてやらなければならない(、と悲壮モードで自分自身に言い聞かせないと)。

登校時514


98/12/14(月)学年配当・心理統計のカリキュラム

心理学実験実習1・2

実習2のほうは知覚実験で今日から改良したプログラムで実施。被験者の反応の取り方を改良した結果、実験実施に要する時間が短くてすむようになり、実験グループ6名を3名ずつ2サイクルで終了できた。暗室で記録用紙に記入するというかなり面倒くさい方法からパソコン画面上で「見え方を」調整法でとるようにした結果、記入に要する手間や時間をかなり節約できるようになった。

4年生Nさんの卒論データ整理。データ数がかなり多いのだが、Nさん自身がエクセルの使い方を忘れていて、ちょっと手間取る。この時感じたのであるが、せっかく2年生までに電算授業を履修しているのだが、3・4年生はカリキュラム上ちょっと手薄になっている感がある。3年次の実験実習でもエクセルを多用するのだが、グループで実験を行うので、どうしてもパソコンの得意な学生がデータ処理を一手に引き受けて、かれらが「面倒」を見てしまう傾向にあるのだろう。データ整理の段階なのでたいがいエクセルで簡単に処理できる。まあ、やっているうちにすこし思い出してきたようではあった。電算授業が2年次までなので、その効果を維持・発展させるために、情報処理の3年次対象のコースがあると良いのだが。3年次の実験実習ではパソコンを利用するテーマが多いが、データ処理等のパソコンの演習が含まれることを明示すべきかもしれない。

また、電算以外の科目についても「専門」科目を2年次から履修できるようにした結果、卒業に必要な科目を2年次までに履修してしまい、心理学の専門科目は3年次はゼミと実験実習2を残すだけというような学生も多いようだ。時間の余裕をもって学習できるようにということで履修開始年次を下げたのであるが、、、。やはり学年指定を再度見直すべきか。私の担当科目については、心理学研究法(人間関係研究法2単位+心理学研究法2単位)をそれぞれ2年次・秋セメスター、3年次・春セメスターに分割するとよいのかもしれない。


「心理統計」についての問題点

明日は心理学研究法の授業。統計学の内容を主にした講義を初めてからことしで2年目になるので、ここらで大幅修正すべきか。心理学の論文の質にふれられていた日記より下記の文献。「文系」学部での研究法の授業を下記文献で勉強して、PSIシステム(の一部)を導入の方向で考えよう。


登校時アクセスカウンター503
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