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ノートパソコン実験授業・日誌 ■ノートブック日誌インデックス


99/1/17(日)講義改善関係の日記の感想

「ちはる」先生(1999年1月17日(日))はNHK「BS討論・大学改革」を題材にして、現在の大学のあり方や将来を論じておられる。

-----「大学の授業をどうしたら学生にとって面白いものにすることができるかという話題」で、「九州大の先生は、「すでに固まった知識を伝達するから面白くない。そうではなくて、研究の最先端で先生自身もわからないようなところを一緒に考えていくことで授業は面白くなる」という実にもっともな意見を出した。」-----

これは「大学人」が抱きがちな意見だと思う。自分もおもしろいのだから相手も、という「幻想」か。

-----「実業界のTI(テキサスインスツルメント)社長の意見は、「それは古い考え方。基本となっている体系をどう教えるかが問われているのだ」と。橋爪さん(東工大)もそれに付け加えて「自分のやっている研究を第三者の目で見てどうなのかということを考えながら授業を構成することが必要」と。」-----

また、TI社長、猪口氏(上智大学)とも「細分化された専門分野でのレイティングが必要だ。そのことによって大学の個性や専門性が出しやすい環境になる。」との意見のようだが、「大学」の役割はそればかりではないと思う。むしろ、まだ読んでいない本の例を挙げるのは不見識だが、村上陽一郎氏「安全学」〔青土社)のような批判的・総合的視点の重要性が増すのではないかと思う。


愚一記先生は、1月9日(土)の日記に博物館活動論のコラボレーション実践例を書いておられる。

http://wwwkyo1.meijo-u.ac.jp/staff/toshiito/diary/1999_01a.htm#anchor10038

-----「最終日。5つのグループが展示計画のコンセプト・アウトライン・ゾーニング(空間配置)を発表。雪にもかかわらず、提出物の一部を出す日に指定したせいか、出席者は多い。でも案の定、発表資料のできてないグループがあり、時間中に急いで作っている。

でも発表は結構おもしろかった。「ごみ」について考えるまじめな博物館(これはどこかが作るべき)、アフリカに始まって日本で終わる世界弦楽器博物館(演奏ホールの周りに展示室を配置し、そのガラス越しに各地域の植物を植える−まあ湿気とかで問題はあるが)、犬山城にはじまり名古屋城で終わる城郭博物館(これは将来の愛知県歴史博物館のコンセプトに使える−まあボーナスカットしているくらいだから当分無理だが)など。学生の授業への感想はまだ恐くて読んでないが、ちらりと見たところでは好意的なものがあった。

今回は自分としては実験的な試みで、学生にチームを組んで展示計画を作らせると言う、今はやり?のコラボレーション(共同作業)的授業というのをしてみた。途中かなりドタバタしたが、何とか最後までたどり着けてほっとしている。これも最初にアドバイスしてもらった同僚のT先生、貴重なケース資料を提供してくれたH氏や、何とか乗って来てくれた学生達のおかげだ。」-----

展示計画のプラニングなど、具体的に「かたち」にもなるので楽しそうである。テーマも今日的で、もしこのようなテーマの展示が行われれば、出かけていきたい。パソコンのソフトで展示シミュレーション実習ができるとおもしろいだろうなーと思う。その「作品」がバーチャル展示されれば、私も訪れることができる。

グループ間の情報交換や共有にはネットワークが有効と思うが、コンピュータリテラシーのバラツキが学生間でまだまだ相当大きいとのこと。

-----コラボレーション実験授業の反省点として、以下のような問題が挙げられている。


愚一記先生1月14日(木)は1月9日の続編で、「学生からの授業についての感想」がまとめられている。

-----「プラス面」として、「1. 「みんなよくやってるなと思った」(私(=愚一記さん)もそう思った)+自分のグループの反省 :これが一番多い。2. 「話し合いがおもしろかった」 3. 「学芸員の仕事の大変さがよくわかった」、など」-----

-----「マイナス面では、」1. 「集まる機会が少なかった」、「話し合いの時間が足りなかった」、「メンバー同志の連絡が取りにくかった」、など :これが一番多い。2. 「他のグループの途中経過も聞けたら良かった」 3. 「人まかせになってしまうこともあった」 4. 「先生からの指示がわかりにくかった」(これは自覚している) 5. 「もっといろんな博物館の例を知りたかった」(そこに回す時間が足りなかった)」-----

-----「マイナス面の1と2は、グループウェアか、せめてメーリングリストなりを導入すれば解決するのだろうが、現時点では学生のコンピュータリテラシーにばらつきが大きすぎるので難しい。この問題は5にも関係する。せめて大学1年生の間にでも、最低限のリテラシーは全員が身につけるようにしてほしいものだ。これをするのは別に高校でも良い(むしろそうすべきか)。大学入学試験にメール+タッチタイピングを導入したらどうだろう。まあ掲示板くらいなら誰でもすぐ使えるかもしれない。来年は導入してみるつもり。」-----

共同作業をすることで良い効果が出ていることが推察される。共同作業のよい訓練機会となると思うが、最近の若い人は「少子化」で「共同作業」は苦手という面もあるとよく言われる。どうしても共同作業にはなじめないという学生もでてくるかもしれない。

「大学入学試験にメール+タッチタイピングを」というのはかなり急進的な意見と思うが、「就職試験」などではこれに似た条件を課す企業もあるようだ。(入社試験や面接の申し込みが「メール」のみで受付られ、面接日の連絡なども「メール」で通知するなど。)

私の大学の経験では、1年次に「ワープロ、メール、インターネット」を扱う「必修の電算実習」があればリテラシーのバラツキはかなり少なくできる。愚一記さんも述べられているように、パソコンやインターネット環境があれば、グループ間の連絡やブリーフィングには最適だし、インターネットを通じていろいろな博物館の例などに接することができ、実際に「見学」するときの予備知識として有効と思う。


今日は午後から久しぶりにスポーツセンターに行って、1時間ほど軽い運動をした。帰りにパソコンショップで再度、新型デスクトップG3Macを見る。iMacに比べるとデザイン的なインパクトは小さい。うちのカミサンは「ポリタンクみたいだ」と評価。私はもっとコンパクトかと思っていたが予想より大きい。性能的にはそろそろ乗り換えたい時期なのだが、価格設定にちょっと難ありというところか。特に一番安い機種は214000円と高め(300MHz、キャッシュは512Kで、G3、マザーボードのクロックともiMacよりも高いが、パフォーマンスはiMacなみと思われるので)。Dellのセレロン対抗で15万円くらいだとかなりの衝撃度だったのだが。しかし、売れているようで DVD-ROMモデル(27万円くらい)は昨日あった展示品まですでに売れていた。たまたま店にいた10分たらずの間にiMacが2台売れていた。

モバイル関係では、DELLがサブノートに参入したとのニュース。DELLのサブノートが売れれば、DELLをマーケティングモデルにしているらしい最近のアップルもこのマーケットに参入してくるのではないかと他力本願な期待。


99/1/14(木)Web上の研究室・One Source, Multi Use

「ちはる」先生の日記で、実験授業日誌(「反省だけなら」1/8)をとりあげておられた。すでに相当多くの方がインターネットやパソコンを授業改善に利用されておられることと思う。「ちはる」先生はこれらのいろいろな試みをWeb上で研究したり、まとめることができないか、ということで、Web上でのコラボレーションを提案されている。私も同じ様なことを考えていたので、Web研究室が実現できれば私もぜひ研究生になって頻繁に出入りしたい。本来の講義「内容」のほうもこれによりヨリ・マシなものになっていくのではと。


Nature誌のオンライン・ジャーナル(版)を図書館で閲覧する件について情報センターへ問い合わせた。「相談して、後で電話します」ということだったが、夕刻までに返事がない。午後から授業などで部屋にいなかった。メールでお知らせください、と言っておけば良かった。

昨日のN講師のトラブルは、プロジェクターにはリモコンが付属していて、このリモコンで入力端子を選択するようになっており、それが別の入力ラインに設定されていた、ということで、解決したとの報告。私はリモコンの存在をいままで知らなかった。私が最初の頃経験したトラブルはプロジェクターの機能の表示方法がわかりにくいことに起因するものであった(単にスタンバイなのかレディなのかがLED表示が非常に暗いために分からなかった)。プロジェクターの操作でまたも(小)トラブルがあったということは、ユーザーインターフェースの設計が悪いということだろう。表示スペースは十分にあるのだからもっと大きなスイッチをつけて、(わかりやすい日本語の)表示をするべきだろう。

今日は卒論の修正版の締め切り。全員なんとか完成したようだ。おめでとう。ただし、再度訂正・修正の必要なものもあるかもしれない。


実験実習2(3年生)の私の担当の実験課題ではないのだが、熱心に取り組んでいるN君が分散分析の処理について質問にやってきた。なんと3元配置の分散分析。計算自体はパッケージでやってきていて、解釈もまちがってはいなかった。しかし、繰り返し回数が非常に大きくなるから、3元配置の実験計画でデータをとる実験というのは現実的にはどうだろうか。N君の実験データは過去のデータを「検証」する結果ではあったが。

昨年の研究法の授業では分散分析は一元配置の基本的なものまでしか行けなかったので、交互作用や多重検定についての説明はしていないので、統計ソフトで出力される結果の意味がわからなかったようだ。実験実習では統計処理の説明は時間の制約で最小限度になるので、ある程度独学でやらなければならない状態だ。研究法の授業は、このような「必要」が生じたときにタイミングよくその方法の説明ができれば一番よいと思うのだが、週に一回決められた時間に「講義」という形式では、タイミングをあわせるのはなかなか難しい。


統計に関係して、国際部のF教授と昼休みからすこし長く話した。非常に詳細に読んでおられて恐縮。この日誌のなかで以前書いた「統計処理以外の方法」の問題について進展はあったかということと文書の保存の問題など。

F教授は「作家」でもあるので、かなり早い段階からワープロやパソコンを導入されている。しかし、初期のころのワープロ文書がかなりあって、データの「変換」にいろいろ不便なことがあると言っておられた。保存文書の形式さえ標準的に定まらないのが現状だ。いまのところ単純なテキストであれば共通につかえるが、これではあまり芸がない。いまなら、PDF形式とかSGML形式が候補になるだろう。(特にSGML形式が良さそうだが、詳しくは、「愚一記さんの日記へ、http://wwwkyo1.meijo-u.ac.jp/staff/toshiito/diary/1998_10a.htm#anchor24594)。以下部分的に引用。

「infoseekの検索で構造化文書処理局メーリングリストや富士ゼロックス情報システムのHPを発見。ここに行けばほとんど分かりそう。色々読む。古文書といっても昔の公文書なのだから、SGMLは適合的なはず。実際に試してみたくて「一太郎+一太郎8 SGMLエクステンション」の見積依頼を出す(Adobe FrameMaker+SGMLは高すぎて手が出ない)、、、

SGMLとは簡単に言えば、自由にタグを定義できるHTMLのようなもの(本当は逆で、HTMLはSGMLの一つの応用に過ぎない)。例えば、<端裏書>、<書出>、<事書>、<尚々書>、<事実書>、<書止>、<奥書>や<差出>、<宛先>、などのタグを定義し、HTMLのように<端裏書>政所下文</端裏書>などのように地の文を囲んで使う。また<地名>、<人名>などのタグを定義して、事実書の中の語句を囲む事もできる。またHTMLと同じく、画像や他の文書とリンクさせることもできる。

SGMLはどんなワープロやエディタでも編集できるテキストファイルなのだが、印刷する時には、<端裏書>のタグで囲われたところは何ポイントの活字で、次に改行するなどのルールを指定して組版プログラムを通せば良い。またSGMLのままでテキストデータベースを構築することもできるし、レコードベースのデータベースに変換する事もできる(変換プログラムに、<差出>□□</差出>の部分を[差出]のフィールドに入れ、<地名>□□</地名>の部分を一つづつ拾って[地名]のフィールドに入力するなどの指示を与えれば良い)。もちろんHTMLへの変換も容易。つまり一度入力しておけば、色々な形で利用できる(One Source, Multi Use)のだ。、、、、、、根岸・石塚『SGMLの活用』(オーム社)、、、、」


1/15午前中にこのファイルを自宅からアップロードしようとしているのだが、ホストを呼び出しているのだがその後の応答がないのはなんだろう。


99/1/13(水)オンライン・ジャーナル

図書館で文献にあたっていたところ、Nature誌がオンラインサービス開始していることに気がついた。早速アクセスしてみた(http://www.naturejpn.com/)。しかし 購読者のみが対象のようで、購読者番号の登録が必要。バックナンバーについては無料(あるいは安価な費用)で閲覧できるようになると、非常にうれしいのだが。図書館は購入しているのだが、このサービスを利用できるのだろうか。Nature誌は日本語化された要約紹介がつくようになってから、心理学関連の論文を探すのが楽になった。

夕方、ノートパソコン実験授業担当のN講師がプロジェクターで投影できない、なにか設定しなければいけないのか、という問い合わせ。支給されている富士通のノートパソコンは外部モニターに出力する際にバイオス設定が必要ということを連絡した。しかし、それでもダメだということで再度来訪。同じ機材を使っているのだが。私の方はこれで大丈夫だった、と答えるしかなかった。プロジェクターの設定の問題だろうか。

「ああ卒論」いらい、bit誌がちょっと気になって図書館でパラパラ(2月号)。電脳雑技団はインターネットの災害時の話。なんでもできますという時期はすぎて、「インターネットではなにができなかったか」を考察する時期との指摘。タイトルは「過ちを直すのなら、過去のことは咎めない」という意味の中国語だった。自分に都合の良いように解釈できる(?)ような気もして、「日記」のタイトルによいなーなどと思う。


99/1/12(火)SPSS実習・ノートパソコンのキイの音

今日は心理学研究法の授業。学部は電算室でSPSSを利用してt検定の実習。例題を用意してプリント配布。実質的な受講者数は50名程度なので各学生で1台ずつパソコンを占有できる。コンピュータの操作そのものには慣れていることと、電算授業(情報処理)でちょうどSPSSを何回か実習済とのことで、特にトラブルなく終了。計算方法の選択と結果の解釈を中心に説明した。例題4問で時間的にはちょうどよかった。電算授業のおかげて、本題に集中できる。

今年度はパソコンで「統計処理のやり方」のみできるようになってもしょうがない、と考えて、方法の原理や考え方を中心に講義したのだが、来年度は秋セメにもうすこし電算実習時間を増やして、ドリル形式の演習の数をこなすことも統計学的な手法に慣れるためには必要かもしれないと思う。

SPSSなど統計ソフトを利用するときにちょっと困るのは、ソフト毎に統計学の用語が微妙に異なることと、データの入力方法や処理の指定方法に一貫性がないことである。

電算室には教員用のパソコン画面を「一斉放送」できるようなCAI設備があるので説明はしやすい(「放送中」には各パソコンの画面は強制的に教員のパソコン画面に切り替わる)。例題の演習時間には個人差が見られるので、早く終わった学生は「インターネット」画面を見たりしているものもいた。授業では、例題の説明などを頻繁に「一斉放送」してヒマな時間を極力すくなくすることも必要だ。

今日はパソコンの並んでいる「島」ごとに、例題の相談をしてよい、という原始的なコラボレーションを取り入れてみた。パソコンの操作ではちょっとしたことで、大きな時間の差が生じてしまうことがあるので、各「島」ごとにもうすこし積極的なグループ分けをすると良いかもしれない。例題を各「島」のメンバーで相談して解き、代表者が結果を説明するなど。

電算室はそれほど大きな教室ではない。しかし、学生の注意はディスプレイに向いていることや、ファンの音やなにやで結構大きな声を出さなければならない。ヘッドホンを通じた「放送」もできるのだが、授業中ヘッドホンをつけ続けさせるのもめんどうなので、簡単な音響設備があるとよいと思う。

大学院の研究法は、ふつうの演習室でパソコンは使わず、昨年末に行った因子分析実習の補足説明とまとめを行った。

通勤列車のなかで、ノートパソコンをつかっている人をよく見かけるようになった。今朝も近くの席に一人いたのだが、かれの使っているノートパソコンのキイの音が「カチャカチャ」いうタイプで、しかも、必要以上の「タイプ圧」でヒステリックにタイプしているものだから、近くの席だとちょっと気になる。そのうち携帯電話のような「自粛アナウンス」が始まるかもしれない。メーカによって確かにキイの音やタッチに無頓着なものもある。朝の列車は静かなので特に気になる。帰りはすいているのと、話声が比較的大きいのであまり気にならない。


99/1/11(月)インターネットによる「カウンセリング」・続

昨日の日誌、日経新聞にインターネットをつかった「人生相談」のサービス(有料:ソニーコミュニケーションネットワーク)の追加情報。どのようなサービスか気になったので、yahooで「ソニーコミュニケーションネットワーク」を検索すると、どうもプロバイダーのso-netらしいことがわかった。so-netは結構おおきなプロバイダーだと思う。問題の「サラリーマンの人生相談」をさがしたところ、なんと、というか、やっぱりというか「情報コンテンツ」の「うらない」のページにまとめてインデックスされていた。ここの紹介文のみ読むと「うらない」ではなく「相談」であるという印象だが、問題のページをみてみると「個性学」にもとづく「うらない」のようだ。「人生うらない相談」であれば相互の契約でやればよい。しかし、一見したところ「うらない」という印象ではないところが問題だと思う。日経新聞の記事はどうもこの紹介文のみを見て書いたもののように感じた。

同じ「占い」のページに「Dr.Kの行動心理テスト」というのがあった。こちらは一見「現代心理学」を背景にした「科学的なテスト」であることを印象付けるような説明がしてある。こちらも有料。説明によると相談に対応するのはコンピュータプログラムで、(説明文から推測するに、たぶん)申し込みをした人の質問回答パターンを(なんらかのデータにもとづいて)分類し、あらかじめ用意されている「相談回答パターン」を(プログラムで)選択して送付するようなものらしい。回答パターンは統計的に得られるものなので、なんらかの「標準化」は可能であると思われるが(多分公開されていないだろう)、「相談回答」はどのような根拠により「選択」されているのだろうか。

so-netはこれらを「占い」のページに入れることで「PL法対策」のつもりなんだろうか?それにしてもいろいろな「占い」が「大手」プロバイダーの情報コンテンツとして提供されていることにちょっとおどろいた。「心理テスト」は一般的には「占い」と同じカテゴリーとして「認知」されている、ということだろうか。

授業の方は今日から開始。実験実習1(2年生)、2(3年生)とも最後の実験グループ。来週データの処理やレポートについてのインストラクションを行って終了である。実験実習では、なんども書いているが「機材数」の不足の悩みがある。機材といってもほとんどコンピュータなのだが。

この時期は「卒論」の書き直しの時期で、あいている時間には4年生がコンピュータを占有していることが多い。それで、授業でつかう実験プログラム用の「設定」が変えられていることがあり、チェックをしなければならない。いまは機材が少ないのでたいしたことはないが、数が増えるとこの手間や時間も結構かかるだろう。この面の対策も考えておくべき。(Windows95/98では利用者の登録をしておけばよいようだが、なかにはディスプレイなどハード側の設定を変える学生もあるので、ハード機器のプリセットの仕方も検討しておくこと。使っているうちに「自分専用」にカスタマイズしたくなる気持ちは良くわかるのだが。)


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