常磐大学ファームプロジェクト

活動概要

茨城には、耕作放棄地が21121haあり、東京ドーム約4517個分の面積を占めており、 茨城における耕作放棄地は、農家数の減少や高齢化などにより年々増加しています。 そこで、この耕作放棄地問題を少しでも私たちの手で有効活用できる可能性を模索できないかと考え、「常磐大学ファーム」プロジェクトを開始しました。 私たちは、耕作放棄地や未利用地を活用して、地元の農家の方々のご指導をいただきながら、小麦やソバ、お米、サツマイモなどの栽培、収穫を行っています。

常磐大学ファームプロジェクト

私たちが住む茨城には耕作放棄地が23,918 haあり、東京ドーム約4,517個分の面積を占めており、 この農業王国茨城でも農家数の減少や高齢化などにより耕作放棄地が年々増加し、茨城の「農」と「食」を脅かす大きな問題となっています。 そこで、この耕作放棄地問題を少しでも私たちの手で有効活用できる可能性を模索できないかと考え、「常磐大学ファーム」プロジェクトを開始しました。 私たちは、このような耕作放棄地や未利用地を活用して、地元の農家の方々にご指導をいただきながら、小麦やソバ、お米などの栽培、収穫を行っています。 さらに収穫物の小麦やそばを利用し、石窯ピザ焼きや「常陸秋そば収穫祭」といった、地域活性化に寄与するイベントを企画・開催したり、被災地支援も行っています。

常磐大学ファーム

常陸太田市上利員町金砂郷地区にある「常磐大学ファーム」は、地元の木村芳之さんからお借りしたものです。 木村さんは、幼い頃から専業農家であったご両親の手伝いで農業をされていましたが、その後、就職して公務員になられました。 しかし、ご両親の他界後、小麦畑が30年もの間放置され、耕作放棄地化してしまいました。 そこで私たちは、そのうちの一反を10年前に木村さんからお借りし、あわせて農業指導もしていただきながら活動を開始しました。

ここでは、初春から夏にかけては茨城県の推奨品種であり、ピザやパン作りに適している国産小麦の「ユメカオリ」を栽培し、夏から秋にかけては金砂郷特産の「常陸秋そば」の栽培も行っています。 また、小麦やソバ以外にも男爵、メークイン、キタアカリの3種類のジャガイモも栽培しています。これらの収穫物を活用し、「石窯ピザキャラバン隊」や「常陸秋そば収穫祭」を開催しております。

枝川圃場

枝川圃場は、ひたちなか市枝川にあり、「ひたちなか市の第二種兼業農家倶楽部」の方々のご指導の下、一反部の耕作放棄地を利用し、有機農法によるコシヒカリの栽培を行っています。 枝川圃場での米作りは、「ひたちなか第二種兼業農家倶楽部」の方々の「無農薬・天日干しの美味しい米を作ろう」という思いの下、始まった活動です。 会員の海野昭彦さんから一反歩の田園を借り、15年前から倶楽部の方々で活動を始められました。 もともとこの田園は、1991年頃に米作りをやめた耕作放棄地を農家から海野さんが買い受けたものだそうです。 一反歩程の畑ですが、天日干しのため手間と尽力が必要となる作業のため、会員の方々は、こうした作業に体力の限界を感じ始めていました。 そこで、2013年から、日本食の主食の位置を占める米作りに参加したいという国立高専の留学生が、2015年から耕作放棄地を通した地域の可能性を探る私たち常磐大学の学生が活動に参加し始めました。 私たちは、「ひたちなか第二種兼業農家倶楽部」の方々の日本人の主食であるお米を耕作放棄地を活用して作るという思いを受け継いで活動に取り組んでいます。

西の谷公園

水戸市「西の谷公園」の一角を「水戸市公園協会」からお借りし、茨城大学「農プロ」の学生の方々と共同でサツマイモ作りを行っています。 「紅はるか」と「紅あずま」の2種類を、ひたちなか市のほしいも農家の安富生さんにご指導いただきながら栽培しています。 このプロジェクトでは、偕楽園公園内の未利用地の再利用だけでなく、行政任せの公園管理を市民が行うという新しい公園管理の仕方を模索することも目的としています。 行政任せの公園管理では、管理が行き届かず荒れてしまう場所も生じてしまいます。 そこで、園内の荒地を薬草園やサツマイモ畑に活用することを通し、公園の利用者がその維持管理に積極的に参加していく新しい体制を作ることを目指しています。 また、公園の畑でとれた収穫物を活用して、地域を盛り立てるイベントも企画していくことも考えています。 さらに他大学と連携することで、学内だけに止まっていた活動を広げていくと同時に、地域の学生が自分たちの地域を担うということにもつなげてます。

常陸秋ソバ・稲収穫祭

常磐大学ファームがある常陸太田市の金砂郷は、日本中に知られるそばの産地であり、プロジェクト科目でも地域の特産品種、常陸秋そばを栽培しています。
収穫後はこのそばを活用し、お世話になった地域の方や日本の地域文化に興味を持つ本学の留学生、茨城の「農」と「食」に関心がある茨城大学の学生などを招いて 「そば収穫祭」をおこない、グローカルな地域交流を進めています。

枝川圃場では、ひたちなか市商工会議所の第二種兼業農家倶楽部の方々による温かい指導の下、勝田高専の留学生たちと一緒に汗を流しながら、無農薬でコシヒカリを栽培しています。
11月には、同倶楽部の主催になる待望の「稲の収穫祭」と「献上の儀」が開催され、 そこではメンバー全員が集い、収穫米を使った豪華な料理で収穫を祝い、水戸藩徳川慶喜の子孫である徳川慶朝氏に収穫した新米を献上します。 この機会を通し、耕作放棄地と真剣に向き合ってきた地域の先輩達の貴重な体験や知恵を学ばせていただいています。