あなたの家の前で…
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目的 | 「うちの裏庭は困る」症候群の影響を考える |
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対象 | 小学生(高学年)~ |
時間 | 40分 |
準備 | 各生徒に、「建設予定の施設リスト」。[ pdf ファイル ] |
生徒の家の近所に、地方自治体がリストにある施設の建設を計画していると想像します([ pdf ファイル ]参照)。 生徒がそれぞれの施設の役割について十分に理解していることが大切なので、生徒の理解を助けるための話し合いが必要になるかもしれません。 「建設予定の施設リスト」の下にあるランク表を参考にしながら、まず最初の欄(「自宅の前」)に、各施設の建設に対する自分の態度を1~5の数字で書き込んでいきます。
数字を記入する際に、生徒は、それぞれの施設がもたらす変化についても考えます。 例えば、次のような変化についてです。
- 景観の変化
- 人々の移動の変化
- 交通量の変化
- 大気、水、土壌、騒音の変化
- 近所に住む人たちの変化
このアクティビティは、「うちの裏には困る(not is my backyard)」症候群への関心を高めるねらいがあります。
- いちばん議論を呼んだ施設の類似点は何だったのでしょうか?
- 理由は環境的な影響だけでなく、道徳的な問題も含んでいますか?
- 住民が施設の建設に反対な場合、どのような行動を起こすことができるでしょうか?
- その施設の建設について代案を示すことができるでしょうか?
- 表のすべてが5にランクづけされた場合、どんな問題が出てくるでしょうか。
4と5にランクづけされた施設を1~2カ所選んで話し合いをします。 そして、その施設の建設に反対するために、実際にどんな行動を取ることができるか考えてみます。 実行可能な行動のリストは、予想される結果も含めて十分に考えて作りましょう。
このアクティビティは、国内の施設やグローバルな施設についても同様に実施することができます。例えば、次のような施設を取り上げてみるとよいでしょう。
- 有害廃棄物処理場
- 原子力発電所
- 森林を伐採した放牧場
- サファリパーク
- 石油基地
- 化学工場
- ダム
- 熱帯病のための研究施設
- 軍需工場