プログラム（手順、行程）を作ることです。ここでいうプログラムは、コンピュータに与える命令の集まりです。
コンピュータは、「機械語」と呼ばれる０と１のみからなる言語しか理解できません。人間が機械語を使って命令を与えるのは非常に困難なので、「プログラム言語」という人間にわかりやすい言語でプログラムを作ります。そして、それを機械語に翻訳（コンパイル）することで、コンピュータに命令を与えます。
プログラム言語には、機械語に近いアセンブリ言語やBASIC，C，Java，Perlといったさまざまな言語があります。
プログラム言語には、実行と翻訳のタイミングによって２種類の言語に分類されます。翻訳をするためのプログラム（コンパイラやインタプリタ）のことを言語処理系といいます。
- コンパイル言語（C，Java，…）
プログラムを全て機械語に翻訳した後に実行するものです。実行速度は高速で、一度翻訳したら言語の処理系は必要ありません。
- インタプリタ言語（BASIC，Perl，…）
翻訳しながら実行を行います。実行するためには言語の処理系が必要です。実行しながらプログラムのミスを探したりすることができるのでプログラミングが比較的容易です。
本講座ではプログラム言語としてPerlを選択しました。その理由として以下のものが挙げられます。
- 文字列の操作が簡単
- インタプリタで初心者向き
- CGI（Common Gateway Interface）としてよく使われる
- 処理系が無料
- C言語に似ている
本講座では、開発環境として、以下のものを使用します。いずれもフリーソフトウェアでインターネットから無料でダウンロードすることができます。
- ActivePerl（Perl処理系）
- Perlを始めよう！（Perl学習用ミニ開発環境）
K棟システムでは上記のプログラムがインストールされています。個人でインストールする場合には、Perl開発環境の構築を参照してください。