【教育活動】飯野ゼミ(コミ)と木下ゼミ(法律)の合同ゼミを行いました
去る9月17日、コミュニケーション学科の飯野ゼミと、法律行政学科の木下ゼミで初の合同ゼミを行いました。学部も専攻もまったく違う両ゼミですが、日本に住む在留外国人に関わることを主要なテーマにしている点では共通点があります。在留外国人に関するテーマは年々重要性を増し、関心も高まっているテーマです。水戸市国際交流センターで日本語教室「にほんご水戸の部屋」を開催し、ゼミ生がボランティアで活動しており、外国ルーツの学生もいる飯野ゼミ。対するは、法律や制度、政策の観点から、日本人や日本社会にとってどうなのかという視点からもこの問題に接近する木下ゼミ。学問の垣根を超えた学際的な試みはいかなる効果を生み出したのでしょうか?
合同ゼミは以下のプログラムで行いました。まずは1コマ90分間でグループワーク。その後、水戸市国際交流センターの「にほんご水戸の部屋」でボランティア体験。最後は、焼き鳥屋で食事会。
グループワークでは、生成AIを活用し、「日本の在留外国人の社会統合」のあり方について考えました。「社会統合」とは、簡単にいうと日本社会の一員として「1つ」になることを意味しています。
合同ゼミは以下のプログラムで行いました。まずは1コマ90分間でグループワーク。その後、水戸市国際交流センターの「にほんご水戸の部屋」でボランティア体験。最後は、焼き鳥屋で食事会。
グループワークでは、生成AIを活用し、「日本の在留外国人の社会統合」のあり方について考えました。「社会統合」とは、簡単にいうと日本社会の一員として「1つ」になることを意味しています。

まず生成AIに、2つの異なる立場から立論してもらいました。Aの立場は、「日本のやり方(法律・慣習・文化・言語)にできる限り従って暮らすべき」。Bの立場は、「文化の多様性を尊重することは、これからの日本が世界に開かれた魅力的な国であり続けるための戦略的選択である」。さあ、皆さんはどちらの立場に立ちますか?各グループでこの2つの立場について、どちらを自分たちのグループのベースとなる立場とするか、なぜそちらなのかについて議論してもらい、それから、この立場をより良いものに改善していくことに取り組んでもらいました。興味深いことに4つのグループは真っ二つに分かれ、それぞれの立場を2つずつのグループがベースとして採用しました。グループワークの後に、それぞれのグループに議論した結果について発表してもらいました。それぞれに悩みながら苦心して議論した跡が滲んでいました。
以下に示す学生たちの感想から、想像以上に学際的な試みが視野を広げ、気づきを与えることがうかがえました。引き続きこのような試みを続けていきたいと考えています。
参加した学生の感想
法律行政学科の学生
- 移民政策について、初めて日本に住む外国人の方と話すことができ、自国の文化を大切にしていることを知り、そういった目線も議論に必要だと感じた。日本におけるこの問題は、日本人だけの問題ではなく、日本に移住してくる外国人の問題でもあると改めて感じた。
- 今までは法や制度が中心で、行政側や受け入れ側の視点で考えることが多かったが、受け入れられる側の視点で考えることも重要だと感じた。
- 外国人は日本に合わせるべきだという意見だったんですが、細かく見ていくと尊重する気持ちも大事だと思いました。目をつけるところがそれぞれ違っていて、興味深くて良い経験だと思いました。
コミュニケーション学科の学生
- 法律行政学科で学んでいる人ならではの考え方が聞けたので新しい考え方ができたと感じる。授業やゼミなどを通して日本の在留外国人に対する考え方について今まで何度も話をしてきたけど、ルールとか法律に重きを置いて考えることも重要だと思った。
- Aの意見とBの意見が両立していたように、絶対にAだとか、絶対にBだってよりかはAとBのそれぞれから残すべき要点を共存させる考え方を持つ必要があるかなと思う。
- 今回、AIの意見をもとに議論をするという方法が初めてだったので新鮮だった。


