依田泉先生の最終講義を開催しました
去る3月8日、2023年3月をもって退職される依田泉先生の最終講義を開催しました。依田泉先生はイェール大学大学院近東言語・文明学科博士課程を修了ののち、1996年より本学にご着任され、以後 27 年間にわたり、常磐大学の教育に大きく貢献されました。先生は西アジア文明の言語と歴史をご専門とされ、本学では「学びの技法Ⅰ・Ⅱ」「人間科学概論」「地域研究入門」「アジア史Ⅰ・Ⅲ」「地域研究(アジア)Ⅱ」などの科目をご担当されていました。
最終講義では、「経験と継承、歴史と教育、そして、それぞれの人生」というテーマで、歴史は出来事や現象が時間軸に並べられて記録されたり記憶されたりことで蓄積される直接的あるいは間接的な経験の連続で成り立っていること、教育はこうした知識や情報などの間接的な経験をも含めた経験の継承であること、また出来事や現象といった経験の蓄積が人生であり、経験を理解することでそれが知識や情報となり、それらを集積することで生涯をかけて視野が広がったり多面的・多角的な思考ができるように発達していくことなど、歴史と教育についての先生のお考えを中心にご講義頂きました。
また、これまで先生が携わってきたイラクでの古代の都市を探す発掘調査やご退職後の考古学研究の計画についてもお話しいただきました。特に先生の「いろいろな経験をして、想像力を磨いて個人や社会の成長や発展につなげてほしい」という言葉は、これから教育者を目指す学生達にとって強く印象に残ったようです。
依田先生、ありがとうございました。先生の今後のさらなるご発展とご活躍をお祈り申し上げます。
最終講義では、「経験と継承、歴史と教育、そして、それぞれの人生」というテーマで、歴史は出来事や現象が時間軸に並べられて記録されたり記憶されたりことで蓄積される直接的あるいは間接的な経験の連続で成り立っていること、教育はこうした知識や情報などの間接的な経験をも含めた経験の継承であること、また出来事や現象といった経験の蓄積が人生であり、経験を理解することでそれが知識や情報となり、それらを集積することで生涯をかけて視野が広がったり多面的・多角的な思考ができるように発達していくことなど、歴史と教育についての先生のお考えを中心にご講義頂きました。
また、これまで先生が携わってきたイラクでの古代の都市を探す発掘調査やご退職後の考古学研究の計画についてもお話しいただきました。特に先生の「いろいろな経験をして、想像力を磨いて個人や社会の成長や発展につなげてほしい」という言葉は、これから教育者を目指す学生達にとって強く印象に残ったようです。
依田先生、ありがとうございました。先生の今後のさらなるご発展とご活躍をお祈り申し上げます。