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茨城県立緑岡高等学校海外研修事前プログラム 第2回が行われました


1 貧困をなくそう

2 飢餓をゼロに

5 ジェンダー平等を実現しよう

12 つくる責任つかう責任

17 パートナーシップで目標を達成しよう

常磐大学がサポートする、茨城県立緑岡高等学校の「海外研修事前研修プログラム」の第2回が開催されました。

第2回は、前回の富田敬子学長よるSDGsの入門的な講義を踏まえ、常磐大学総合政策学部の教員らがSDGsの諸テーマの中から「食品ロス」「ジェンダー」「貧困」の3つについて講義しました。またプレゼンテーションの心構えについてもレクチャーしました。

最初に小関一也准教授(総合政策学科)が「私はどっち」というアイスブレイクを行いました。これは3つの言葉のペアのうちどちらが自分らしいかを考え、自己紹介とともにその理由を説明するというものです。最初は少し緊張気味だった緑岡高校の生徒たちでしたが、アイスブレイクを通じて積極的に発言し、「自分の考えを言葉にして伝える大切さを知った」といった声も聞かれました。

続いて3人の教員によるSDGsの3つのテーマの講義が行われました。

元木理寿准教授(総合政策学科)は「SDGs時代の食を取り巻く環境の変化と食品ロス」と題して講義しました。様々な人物の発言や豊富な資料を元に、飽食時代における食品ロスを掘り下げるとともに、過去を知ることを通じて未来を考えることや、自分、家庭、世界など多様な視点から物事を調べることの大切さを訴えました。

佐々木一如准教授(総合政策学科)の講義は「SDGsとジェンダー」は、「女性をイメージするキーワードを3つ挙げてください」という問いかけから始まりました。そして日本や世界のジェンダーに関する様々な課題を取り上げたうえで、これらを解決するためには男性と女性、双方の意識や行動の変革が重要であることを述べました。

櫃本真美代准教授(総合政策学科)は「SDGsと貧困について」と題して講義を行いました。貧困には絶対的貧困と相対的貧困があること、一度「貧困の輪」に入ってしまうとなかなか抜け出せなくなってしまうこと。だからこそ貧困の原因を考え、貧困の連鎖を解決するには何が必要かを考えなければならないと強調しました。

さらに平田亜紀准教授(経営学科)が「プレゼンテーションの準備のしかた」について講義しました。平田准教授は今回のプレゼンでは「わたしの考える理想への道を阻むモノごとの取り除き方・乗り越え方をお話しする」を基本ストーリーとしてまとめることをアドバイスし、聴衆の心に「するりと入り込む」メッセージの伝え方をレクチャーしました。

講義は90分以上にわたりましたが、緑岡高校の生徒たちはメモを取ったり、自分の考えを発表したりしながら、最後まで熱心に受講していました。

次回第3回は11月11日(木曜日)に実施予定です。