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茨城大学・常磐大学連携シンポジウムの関連企画 京都精華大学学長ウスビ・サコ先生による出張ゼミナールが行われました


自分にとってダイバーシティとは?
~恐れずに自分らしく変わってみよう

4 質の高い教育をみんなに

5 ジェンダー平等を実現しよう

10 人や国の不平等をなくそう

17 パートナーシップで目標を達成しよう

2021年11月2日(火曜日)、茨城大学・常磐大学連携シンポジウムの関連企画として、ウスビ・サコ先生(マリ共和国出身、アフリカ出身者として日本で初の大学学長)による出張ゼミナールが、シンポジウム終了後16時から、ザ・ヒロサワ・シティ会館(分館集会室)で行われました。

常磐大学富田学長がファシリテーターを務め、SDGsの基本理念「No one will be left behind(誰も置き去りにしない)」を実現するための鍵となる「ダイバーシティ(多様性)」をテーマとして取り上げました。
ゼミナールには、シンポジウムに参加した茨城大学学生4名と常磐大学学生6名の計10名が出席。「ダイバーシティ」という言葉から連想されることや、他者との違いから生まれる偏見や差別、また、大学や地域社会でダイバーシティを実現するための方法などについて、参加者それぞれが立場を超えて互いに質問を投げかけ、活発に意見や体験を共有しました。サコ先生ご自身が、マリ共和国出身者として周囲から様々な反応を受けてきた体験を土台に、日本でも外国でもいじめや差別は社会構造的な問題として存在し、差別や偏見を受けるマイノリティー側ではなく、差別を生みだしているマジョリティー側こそ視野を広く持ち学ぶべきことがあるという視点を提起しました。

サコ先生はさらに、「私たちは物事を見る視点を変えることで、自分を変えられる」、「時代が変わるのではなく、時代を変えているのは自分たち」と、学生からの質問に答える形で発言。富田学長が、「違った意見を述べても、人間関係が崩れることはない社会を実現したい」と締めくくり、出席していた学生一人ひとりが自己肯定感と他者への共感を深めた機会となりました。

この企画に関わっていただきました皆様に、心よりお礼申し上げます。