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笠間市古民家再生プロジェクトの報告会が開催されました


常磐大学の総合政策学部の学生有志によるグループは、笠間市と協力し、富田家住宅の再生プロジェクトに取り組んでいます。富田家住宅は、江戸時代末期に建築された古民家で、笠間藩主である牧野家に所縁のある建物であるとされています。2022年10月には国の登録有形文化財(建築物)として正式に登録されました。

同年7月23日には学生たちが富田家住宅を訪れ、地元の方のお話を伺いながらフィールドワークを行いました。その後、半年間かけて議論を重ね、富田家住宅を有効活用しつつ後世に残すための方策を検討しました。

同年12月19日、笠間市生涯学習課の松本浩行課長、山本明子課長補佐、竹江美佐夫主査を常磐大学地域連携センターにお招きし、富田家住宅の活用案の報告会が行われました。報告会では3つのグループがそれぞれ活用案をプレゼンテーションしました。

総合政策学科の正木聡教授のゼミナールの4年生のグループ(岡部未奈さん、中野桃花さん、夏堀亜美さん、宮田莉歩さん、柳田実穂さん)は、富田家住宅を図書館として活用することで、書店や図書館が近くにない地域の方々に本に触れる機会を提供し、地域の交流の場として新たなコミュニティづくりの助けとすることを提案しました。
同ゼミナールの3年生のグループ(照沼瞳美さん、柳田里穂さん)は、富田家住宅を古民家カフェとして活用することを提案しました。古民家にしかない趣き、懐かしさ、暖かを味わうことができ、居心地の良さと独自色を兼ね合わせることで、立地を問わず足を運んでくれるのではないかと訴えました。

総合政策学科の砂金祐年教授と小関一也准教授のゼミナールの3年生のグループ(石川倫行さん、小島弘也さん、髙木健太さん、髙野友寛さん、田辺孝太郎さん、廣木裕哉さん、余水大晟さん)のグループは、富田家住宅をコワーキングスペース、宿泊、イベントの3つを併せた複合施設として活用することで、多様な人材の出会いと交流によるイノベーションの場とすることを提案しました。
3つのグループからの提案の後、松本課長、山本課長補佐、竹江主査から各企画への感想と質問があり、学生たちがそれに答えるなど、活発な意見交換が行われました。最後に松本課長は「今回は非常に重要なご示唆をたくさんいただいた。ぜひこれらの企画を踏まえて具体的な活用方法を検討したい」とおっしゃいました。