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法律行政学科ニュース

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【特別企画・第2弾】“その思考、危険です!”


寸劇で挑む消費者トラブルのリアル─本荘ゼミinときわ祭2025
「白か黒かだけじゃない。他にも選択肢があることをお忘れなく!」─本荘ゼミがときわ祭2025で上演した寸劇は、観客にそんな問いを投げかけました。若者や高齢者が巻き込まれやすい消費者トラブルを題材に、学生たちは“疑う力”を育む挑戦をしました。

霊感商法チームの上演後の1枚

観客参加型の寸劇で会場が一体に

闇バイトチームの達成感あふれる1枚

寸劇の概要

寸劇は「霊感商法」と「闇バイト」の2本立て。飛び入り参加の女子高生が「縁結びの神社にお参りしたのに、彼氏できませ~ん!」と発言する場面では、会場から笑いと共感の声が上がりました。学生たちは自ら脚本を練り、演出を工夫し、観客との対話を意識した構成に挑戦しました。

観客の声

来場者アンケートには、「劇と説明がバランスよく組み込まれていて分かりやすかった」「家族にも話したいと思います」「楽観性バイアスの罠に気づけた」「寸劇だからこそリアルに感じられた」などの声が寄せられ、学生たちの演技と企画意図が確かに伝わったことがうかがえました。

理論解説

学生たちの脚本作りの背景には、“認知バイアス理論”への理解がありました。
  • 二分法の誤謬(霊感商法):本当は他にも選択肢があるのに、物事を“正しいか間違いか”の二択で考えてしまう思考のクセのこと。
  • 楽観性バイアス(闇バイト):「自分だけは大丈夫」と思い込むことで、リスクを過小評価してしまう心理傾向のこと。

今後の展望

今回の寸劇は、学生たちが“伝える責任”を自覚する貴重な機会となりました。今後は茨城県警察との連携プログラムにおいて、「交通課題(飲酒運転の撲滅や自転車ヘルメット着用の啓発)」をテーマとした新たな挑戦に取り組んでいく予定です。