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【学科活動】法律行政学科の学生らが水戸市議会議員と「未来の水戸」を語り合いました――意見交換会「学生と創る、未来の水戸」を本学で開催


2026年10月20日(火)、本学を会場に、大学生と水戸市議会議員による意見交換会「学生と創る、未来の水戸」が開催されました。水戸市議会と常磐大学の共催による初めての試みであり、法律行政学科をはじめとする本学の学生21名と、水戸市議会議員10名が一堂に会しました。

本意見交換会は、次代の水戸を担う若い世代の思いや願いを議会が直接受け止めるとともに、主権者教育の推進を図ることを目的としています。昨年度は水戸市役所を会場に、本学と茨城大学の学生が参加して開催されました。今年度は議員の皆さんに本学へお越しいただき、学生が日々学ぶキャンパスで、その声に直接耳を傾けていただく場となりました。

開会にあたり、水戸市議会2026年9月定例会の報告と議会改革の取組が紹介されました。続いて、学生と議員が混成の4グループに分かれ、意見交換に臨みました。進行役のファシリテーターは、本学総合政策学部の吉田勉教授、橋爪英輔准教授、髙池宣彦准教授、そして法律行政学科3年生が務めました。学生・議員ともにネクタイを外した装いで参加し、肩ひじ張らない和やかな雰囲気の中で、率直な言葉が交わされました。
テーマは「学生にとって住みやすいまち」と「学生の声が議会(又は議員)に届くようにするために」の二つです。学生たちは事前に練ってきた考えを付箋に記し、自らの経験に裏打ちされた言葉で語りました。夜道を照らす街灯の少なさ、バスの使いにくさ、歩道の狭さ、自習スペースの不足――。日々の暮らしに根ざした課題が次々と挙がる一方、SNSの活用や、寄せられた意見が議会でどのように扱われたのかを学生に還元する仕組みづくりなど、未来を見据えた提案も示されました。議員の皆さんは一つひとつの意見を丁寧に書き留めながら耳を傾け、市の施策や実現の可能性について、その場で真摯に応じていました。最後には各グループの代表学生が、議論の成果を全体に向けて発表しました。

終了後のアンケートでは、この経験を通じて伸びた力として「自分の考えを伝える力」と「相手の話をしっかり聴く力」を挙げた学生が多く、対話そのものが確かな学びの場となったことがうかがえます。

■参加学生の声

「市議会議員と聞くと堅いイメージがありましたが、実際に参加してみると親身になって話を聞いてくださり、印象が変わりました。」

「自分が出した意見を一つひとつメモしてくださり、その場で実現の可能性や現在取り組んでいる施策について答えていただきました。学生の意見にも真摯に向き合ってくださっていると感じました。」

「通学路に歩道がなく、車に接触しそうで怖いという自分の体験を話しました。議員の方に伝わるよう、理由と体験をセットにして、状況を細かく説明することを意識しました。」

「バスの利用のしづらさを伝えたところ、改善に向けたさまざまなお話を聞かせてくださったのが印象的でした。」

「『学生の声が議会に届くようにするために』のテーマで、SNSを使えば対面では出にくい意見も集まると提案しました。メリットが伝わるように話すことを心がけました。」

「始まる前は少し緊張していましたが、いざ始まるとお互い気軽に話し合うことができ、楽しかったです。議員の方に直接自分の意見を伝えられる機会はなかなかないので、貴重な体験になりました。」

「次の機会には、今回の意見がどのように反映されたのかを聞いてみたいです。」

■ファシリテーターを務めた髙池宣彦准教授のコメント

「昨年度の意見交換会の講評で『次回はぜひ大学に足を運んで、学生の生の声を聴いていただきたい』とお願いしたことが、一年を経て本学のキャンパスで実現しました。学生たちと直接意見を交わす貴重な機会を設けてくださった水戸市議会の皆様、そして本意見交換会に関わってくださったすべての皆様に、心より感謝申し上げます。

今回の意見交換を通じて改めて感じたのは、学生たちの地域に対する関心と愛着の強さです。本学には、水戸をはじめとする地元への愛着が強く、地域のために何かしたいという思いを持つ学生が数多くいます。私が所属する法律行政学科では、『法律』『行政』『社会安全』の3分野を体系的に学ぶとともに、自治体などとの連携を通じて、地域の課題を実践的に学ぶ機会を数多く設けています。学生たちの意見や提案には、まだ十分に検討しきれていない部分もあるかもしれません。しかし、その根底には、自分たちが暮らし、学ぶ地域をより良くしたい、地域に貢献したいという強い思いがあります。

私が特に重要だと感じたのは、『若者の参画』という視点です。本日の参加学生の中には、水戸市以外の自治体で総合計画策定委員会の委員を務めている学生もいます。若者の参画とは、単に若者の意見を聴くことにとどまらず、若者自身が地域の課題に関心を持ち、自らの考えを発信し、地域の未来を創る過程に主体的に関わっていくことだと考えます。そのためには、若者自身の積極性はもとより、その声を受け止め、継続的に対話できる機会や仕組みが欠かせません。今回のテーマ『学生と創る、未来の水戸』の『学生と創る』という言葉には、大きな意味があると感じています。学生は行政サービスを受ける側であるだけでなく、地域の未来を共に考え、創っていく主体でもあるのです。今回の意見交換が一度限りのものに終わらず、学生と議会との継続的な対話へとつながり、若者の地域社会への参画がさらに広がっていくことを期待しています。」