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「キャリア開発論」で伊勢甚本社の人事総務部副部長および卒業生社員が講義(オンライン)


12月3日と10日に、3年生の必修科目である「キャリア開発論」にて、株式会社伊勢甚本社の方々をお迎えし、オンラインで講義していただきました。伊勢甚本社は、江戸時代に創業され296年の歴史をもつ会社で、呉服商から百貨店、スーパーマーケットのチェーン展開を経て、現在はホテル・ブライダル事業を中心に行っている茨城県内でも有力企業です。

12月3日には、伊勢甚本社が運営する水戸プラザホテルで勤務する常磐大学の卒業生を含む二人の若手社員にキャリアについての経験談を講義していただきました。

入社3年目で現在、水戸プラザホテル料飲グループに勤務する下山田茉帆さんは、“人を笑顔にする仕事”という自分の就職の軸と、格式ある水戸プラザホテルで働きたいという志望理由から入社を決めたことや、目標を達成したときやみんなに認められたときにやりがいを感じることなどについて語っていただきました。入社5年目で水戸プラザホテル宿泊グループに勤務する飯村莉奈さんは、現在のフロント担当としての仕事内容とやりがい、そしてコンシェルジュ業務に必要な資格取得や水戸プラザホテルのファンをつくるという目標などについて語っていただきました。

その後の質疑応答では、ホテルで働く上で学生時代から準備しておいたほうがよいこと、ホテルで勤務することのメリット、休日での息抜き、社員同士の関係、披露宴が連続する場合の時間管理、シフト制に対応した生活の仕方、学生時代のアルバイトで意識していたこと、就職活動での自己分析の仕方や同業他社の比較の仕方など多くの質問があがり、お二人から詳しく回答をしていただきました。

翌週の12月10日には、人事総務部副部長の田山安彦氏にご講義していただきました。田山副部長は、企業概要、企業理念、強みと特徴、事業形態、キャリア開発の意義、VUCA時代の到来、AIの出現、考える大切さと人間の役割、人事制度、キャリアパス、求める人材像などについて説明していただきました。

その中で田山副部長は、「AIの出現に伴い、これからの時代のキャリア開発のキーポイントは、「考える人」になること、「考える力」を身につけること、「考える力」を武器にすることになる。」とキャリア開発における考える力の重要性を強調されました。

その後の質疑応答では、コロナ禍の影響が抑制できている要因、コロナ禍での取り組み、人と関われるAIが開発された場合の対応、ホテル業界で活用されているAI技術、面接等で思考力や創造力を見出す方法など多くの質問が出され、一つ一つ丁寧に回答していただきました。

就職活動の開始を間近に控えた学生たちにとって、AIが社会に浸透していくこれから時代において人間にしかできない“自分で考えること”の重要性を深く考えることができた講義となりました。

伊勢甚本社の人事制度の特徴について講義する田山副部長

学生からの質問に答える飯村さんと下山田さん