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「キャリア開発論」で伊勢甚本社の人事総務部長および若手社員が講義


11月9日と16日に、3年生の必修科目である「キャリア開発論」にて、株式会社伊勢甚本社の方々をお迎えし、オンラインで講義していただきました。伊勢甚本社は、江戸時代に創業され297年の歴史をもつ会社で、呉服商から百貨店、スーパーマーケットのチェーン展開を経て、現在はホテル・ブライダル事業を中心に行っている茨城県内でも有力企業です。

11月9日には、人事総務部長の田山安彦氏にご講義していただきました。田山副部長は、企業概要、企業理念、強みと特徴、事業形態、キャリア開発の意義、VUCA時代の到来、AIの進化、RPA、コロナによる変化、キャリア開発のキーポイント、人事制度とコース別採用複線型人事制度、教育制度、キャリアパス、求める人材像などについて説明していただきました。

その中で田山部長は、「みなさんが働いていく未来は、AIにはできない、「0⇒1」を生み出し、「感情」や「信頼」を得られる仕事が「人間の仕事」として残っていく時代となります」と語り、“考える力”を武器にすることが価値ある人財になるキーポイントだと強調されました。

その後の質疑応答では、「考える力」が求められる場面、人財の評価の内容、AIが進展する中で今後会社として実施したいこと、グランピング事業に参入した理由、要求を通す力と折衝力のどちらが重要か、お客様と関わる上で一番気をつけていること、今の大学生に足りていないものなど多くの質問が出され、一つ一つ丁寧に回答していただきました。

翌週の11月16日には、伊勢甚本社が運営する水戸プラザホテルで勤務する常磐大学の卒業生を含む二人の若手社員にキャリアについての経験談を講義していただきました。

入社3年目で現在、水戸プラザホテル宿泊グループに勤務する高島里菜さんは、人を笑顔にする仕事を志望している中、お客様に感動を与えられるホテル業に注目し、なかでも格式ある水戸プラザホテルで働きたいという志望理由などの入社までの経緯や、フロントレセプションとしての仕事内容とやりがい、さらに、ホテルを利用する年齢層を増やすための新しいプランを作りたいという目標などについて語っていただきました。

入社2年目で現在、人事総務部人事グループに勤務する伊東梨夏さんは、自身の就職活動の経緯とそこでの悩みに対する解決策や、シアワセのお手伝いができ自分のアイデア次第で何でも作り出せる点に魅力を感じたという入社理由、学生のうちにやっておくといいことなどについて語っていただきました。

その後の質疑応答では、ホテルの中でも水戸プラザホテルを選んだ理由、職場で魅力を感じる人、伊勢甚本社の社員に共通していること、利用が少ない客層の増加策、アルバイトと社会人の違い、語学力が生かされた場面、水戸プラザホテルで記念日のプレゼントを考案する人など多くの質問があがり、お二人から詳しく回答をしていただきました。

入社2、3年の若手の社員が自信に満ちた振る舞い、表情、口調で仕事のやりがいを語る姿を見て、自己分析をじっくり行って自分の軸を明確にもったうえで就職活動に取り組むことが、入社後の充実した職業生活につながることを学んだようです。

伊勢甚本社の人事制度の特徴について講義する田山部長

学生からの質問に答える高島さんと伊東さん