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「地域金融システム論」にて常陽史料館を訪問・見学


11月18日に、経営学科の専攻科目である「地域金融システム論」の履修者が常陽史料館を訪問・見学しました。

「地域金融システム論」は、地域金融の仕組みや機能、歴史や現状について学び、将来の地域金融について考えるための学科専攻科目であり、水戸信用金庫の寄付講座です。

この日は、茨城県の金融の歴史について深く学ぶために、校外学習として、水戸市備前町にある常陽史料館を訪問・見学しました。常陽史料館は、常陽銀行創立60周年を記念し、郷土の歴史や芸術文化、金融経済に関する資料を収集し、公開する目的で平成7年7月に創設されました。館内には、貨幣や銀行に関する資料を展示する「貨幣ギャラリー」のほか、郷土文化や金融に関する図書資料を公開する「史料ライブラリー」などがあります。

履修者は2つのグループに分かれ、それぞれに講話受講と見学とを行いました。常陽史料館の坂場副館長からは、貨幣の歴史、両替商の発達から銀行の誕生に至る経緯やその後の変遷、地域金融の合併の歴史などについて講話を頂き、常陽史料館のご担当者には「貨幣ギャラリー」を中心に解説頂きながら見学させて頂きました。講話受講とギャラリー見学を相互に行えたために大変分かりやすく、非常に理解が深まりました。

見学後、学生が一番印象に残ったことでは、「かつては日本各地で貨幣が造られており、この水戸でも鋳造されていたこと」「ビタ一文の語源を知ったこと」「1億円の重さを実際に味わったこと」「過去には県内各地に60もの銀行があったこと」「日立や鹿島やつくばといった、現在は中心都市となっている地域が、過去には銀行もない寒村だったこと」「貨幣ギャラリーの担当者に一万円紙幣に使われているインクの種類を質問したところ、電話で詳しい職員の方に連絡をして下さり、結果一万円紙幣の場合、表裏合わせて20色使われているという回答を頂いたこと」など、多様な感想があり、地域金融への関心をより一層深めることができた見学となりました。

坂場副館長の講話の様子

ギャラリー見学で「1億円」を持ち上げる学生