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「キャリア開発論」で伊勢甚本社の人事総務部長および若手のウェディングプランナー社員が講義しました


11月29日と12月6日に、3年生の必修科目である「キャリア開発論」にて、株式会社伊勢甚本社の方々をお迎えし、講義していただきました。伊勢甚本社は、江戸時代に創業され298年の歴史をもつ会社で、呉服商から百貨店、スーパーマーケットのチェーン展開を経て、現在はホテル・ブライダル事業を中心に行っている茨城県内でも有力企業です。

11月29日には、人事総務部長の田山安彦氏にご講義していただきました。田山部長は、企業概要、企業理念、強みと特徴、事業形態、キャリア開発の意義、VUCA時代の到来、AIの進化、RPA、コロナによる変化、キャリア開発のキーポイント、人事制度とコース別採用、複線型人事制度、教育制度、キャリアパス、求める人材像などについて説明していただきました。

その中で田山部長は、「みなさんが働いていく未来は、AIにはできない、「0⇒1」を生み出し、「感情」や「信頼」を得られる仕事が「人間の仕事」として残っていく時代となります」と語り、“考える力”を武器にすることが価値ある人財になるキーポイントだと強調されました。

その後の質疑応答では、ホスピタリティ関連業種におけるAIの浸透、伊勢甚本社でのRPA導入状況、入社後のコース選択の状況、多角化事業の管理方法、人事評価の項目、思考型人材を育成する教育方法、後輩を教育する際の考え方、最初の就職先の選び方など多くの質問が出され、一つ一つ丁寧に回答していただきました。

翌週の12月6日には、伊勢甚本社が運営する水戸プラザホテルのウェディングプランナーとして勤務する二人の若手社員にキャリアについての経験談を講義していただきました。

入社2年目の今年、念願だったウェディングプランナーとして勤務している小林彩香さんは、家族が住んでいる茨城県でウェディングプランナーとして働きたいとの思いを抱く中で、インターンシップでの学生を尊重する姿勢に感銘を受けて入社を決めたことや、ウェディングプランナーとしての実力を蓄えていき、将来はトータルプランナーとして活躍したいという目標などについて語っていただきました。

入社5年目で、シェフィーヌ水戸での勤務を経て今年から水戸プラザで勤務している富永千咲さんは、ウェディングプランナーの仕事内容や結婚式当日までの流れとともに、新郎・新婦と信頼関係を築くための様々な努力、結婚式当日の感動や喜びを提供できるだけでなく式後も繋がりを持てるなどのやりがい、などについて語っていただきました。

その後の質疑応答では、多数の志望先の中でウェディング業界を選んだ理由、企業や業種を選ぶ際の譲れない部分、学生時代の経験が就活に生かされたこと、入社後に受けた研修の内容、年齢層の広い新郎・新婦とのコミュニケーションの取り方、新郎・新婦の不安に対する対応、結婚式当日のハプニングへの対応など多くの質問があがり、お二人から詳しく回答をしていただきました。

夢だったウェディングプランナーとして現在活躍している二人の若手社員が、就職活動や入社後にどのような姿勢で取り組んでいるかを、豊富なエピソードとともに具体的に聞くことができ、受講した学生たちは、自己分析と企業・業界分析を綿密に行いながら、積極的に自分の考えを表現することの重要性を学んだようです。

伊勢甚本社の人事制度について講義する田山部長

ウェディングプランナーとしての仕事ややりがいを語る小林さんと富永さん