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経営学科ニュース【2020年3月~2009年】

2018年11月15日・22日

「キャリア開発論」でケーズホールディングスの上席執行役員人事部長および若手社員が講義

11月15日に、3年生の必修科目である「キャリア開発論」にて株式会社ケーズホールディングス 上席執行役員管理本部人事部長の大槻ゆかり氏をお招きし、ご講義いただきました。

ケーズホールディングスは、家電量販店「ケーズデンキ」をグループで全国展開している大手小売企業です。この日は、経営理念、人事制度、キャリアパス、求める人材像についてご説明いただきました。

その中で大槻部長は、従業員や取引先を大切にしていることが認められ、2013年3月には「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」実行委員長賞を受賞したことや、2017年には大手家電量販店で初めての「プラチナくるみん」子育て支援最高位、「えるぼし(第3段階)」最高ランクにW認定、また茨城県「女性が輝く優良企業」最高ランクを認定されたことなどを紹介され、従業員を大切にする経営について具体的に説明されました。

講義後の質疑応答では、キャリアアップの評価方法と改善点、店長の評価者、初級職就任までの年数、上司を育てるポイント、えるぼし取得の取り組み、育児休暇明けの仕事、実店舗の良さ、値引き基準、高額商品販売での評価など、学生から様々な質問が出され、一つ一つ詳しくお答えいただきました。

翌週の11月22日には、常磐大学卒業生である若手社員2人に授業を担当していただきました。若手社員1人目として登壇した、入社3年目で那珂店勤務の森田晃平さんは、「お客様から直接感謝の気持ちを伝えられたり、指名していただけることがやりがいに感じる。これからも、今以上にお客様に感謝されるような店員を目指したい」と、現在の仕事のやりがいと今後の目標などを語っていただきました。

2人目として登壇した、入社5年目で本社商品開発部副主任の尾見優哉さんは、「リアル店舗での販売の良さはお客様の買い物のお手伝いができること。販売店での経験などを生かし、お客様の声を大切にした商品を全国の販売店に送りたい」と、ケーズホールディングスでの仕事の魅力と今後の目標などを語っていただきました。

その後の質疑応答では、配属されたコーナーで大変だったこと、異動の通知の時期、価格の調査、残業を減らす工夫、接客での言葉遣いの向上方法、チームワークの仕方、現在の課題などの質問が出され、お二人から丁寧にお答えいただきました。

生き生きと仕事へのやりがいと今後の目標を語る二人の卒業生社員の姿に触れて、学生たちは、従業員を大切にする職場環境のなかで安心して働いていく重要さを学んだようです。

ケーズホールディングスの人事制度・評価制度について講義する大槻部長

ケーズホールディングスの人事制度・評価制度について講義する大槻部長

学生からの質問に答える森田さんと尾見さん

学生からの質問に答える森田さんと尾見さん