常磐大学心理臨床センター主催 第34回公開講演会を開催しました
完璧主義と心の健康:理解と付き合い方を考える
常磐大学心理臨床センター主催の第34回公開講演会が7月25日に開催されました。講師は、日本女子大学人間社会学部心理学科教授で、公認心理師・臨床心理士の川崎直樹先生。「完璧主義と心の健康:理解と付き合い方を考える」をテーマに、完璧主義との向き合い方について講演しました。
「もっと完璧にできたはず」「失敗してはいけない」。誰もが抱きうるこうした思いは、ときに向上心につながる一方で、大きなストレスの原因にもなります。川崎先生は、完璧主義(完全主義ともいう)には「自己指向的完全主義」「他者指向的完全主義」「社会規定的完全主義」の三つの側面があると説明しました。中でも、他者からの評価を強く意識する社会規定的完全主義は、「期待に応えられないのではないか」という不安や自己否定を招き、抑うつなど心の不調につながる場合があるといいます。
また、完璧主義の人は、自ら設定した高い目標を達成できるかどうかで、自分の価値を判断しがちです。他者の期待に応えられなかったと感じ、人との関わりを避けて孤立してしまうなど、終わりのない不安を抱えやすいことも紹介されました。
一方で、完璧主義は決して悪いものではありません。責任感や向上心として働き、自分や周囲の人を守る力にもなります。そのため、大切なのは完璧主義をなくすことではなく、その長所と短所を理解し、上手に付き合うことだと川崎先生は語りました。
講演では、人の心には「獲得」「脅威」「安心」の三つのシステムがあることも紹介されました。目標の達成や危険の回避だけでなく、自分自身を認めて安心感を得る「安心システム」を働かせることが重要であり、他人に接するように自分にも優しく接し、不完全な自分を受け入れることが、心の健康につながると説明しました。
会場では、参加者が質問票を用いて自身の完璧主義の傾向を分析する時間も設けられ、理解を深める機会となりました。講演の最後に川崎先生は、「完璧主義であること」と「完璧主義に支配されること」は異なると述べ、多様な自分を受け入れることが、完璧主義と上手に付き合う第一歩であると呼びかけました。
猛暑の中、多くの来場者が訪れ、自分自身との向き合い方を改めて考える有意義な講演会となりました。
「もっと完璧にできたはず」「失敗してはいけない」。誰もが抱きうるこうした思いは、ときに向上心につながる一方で、大きなストレスの原因にもなります。川崎先生は、完璧主義(完全主義ともいう)には「自己指向的完全主義」「他者指向的完全主義」「社会規定的完全主義」の三つの側面があると説明しました。中でも、他者からの評価を強く意識する社会規定的完全主義は、「期待に応えられないのではないか」という不安や自己否定を招き、抑うつなど心の不調につながる場合があるといいます。
また、完璧主義の人は、自ら設定した高い目標を達成できるかどうかで、自分の価値を判断しがちです。他者の期待に応えられなかったと感じ、人との関わりを避けて孤立してしまうなど、終わりのない不安を抱えやすいことも紹介されました。
一方で、完璧主義は決して悪いものではありません。責任感や向上心として働き、自分や周囲の人を守る力にもなります。そのため、大切なのは完璧主義をなくすことではなく、その長所と短所を理解し、上手に付き合うことだと川崎先生は語りました。
講演では、人の心には「獲得」「脅威」「安心」の三つのシステムがあることも紹介されました。目標の達成や危険の回避だけでなく、自分自身を認めて安心感を得る「安心システム」を働かせることが重要であり、他人に接するように自分にも優しく接し、不完全な自分を受け入れることが、心の健康につながると説明しました。
会場では、参加者が質問票を用いて自身の完璧主義の傾向を分析する時間も設けられ、理解を深める機会となりました。講演の最後に川崎先生は、「完璧主義であること」と「完璧主義に支配されること」は異なると述べ、多様な自分を受け入れることが、完璧主義と上手に付き合う第一歩であると呼びかけました。
猛暑の中、多くの来場者が訪れ、自分自身との向き合い方を改めて考える有意義な講演会となりました。


| 講師 | 川崎 直樹(かわさき なおき)先生 日本女子大学人間社会学部心理学科教授、公認心理師、臨床心理士 |
| 略歴 |
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| 社会貢献 |
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| 主な著書 |
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