大学往来 

■大学往来インデックス


2001/02/11(日)風邪

昨日昼頃からインフルエンザ症状で、昼過ぎまで寝てしまう。昨日よりはマシになったのだが、まだ不調。

昨日K先生より手紙をいただく。ゼミの見学先について相談と紹介をお願いしていたものだが、先生の返事では学生に自主的に考えさせてはどうか、という意味のご返事であった。たしかにこれまで私の興味で見学先を選択してきた傾向があることは確かであるなあと思う。いつもながらk先生はもう一つの見方を示してくださる。

今日はまたM先生からも電話があった。見学合宿にはここ数年来参加していただいていた。出身の学部とは別の学部へ移られて指導した学生に始めて学位を出せそうだ、というお話であった。現在の所属学部が先生の学位と分野が異なるということで、いろいろ苦労された様子であった。学問の世界というのも開けているようでそうでもない部分も残されているところもあるようだ。先駆者の苦労を思う。


2001/02/09(金)電話の故障・タイトル

大学の電話が全然通じない。交換機のトラブルらしかった。入試の時期でもあるし、外部からの問い合わせもあっただろう。故障のアナウンスか連絡方法だけでも流せなかったものかと。インターネット関係は大丈夫だったが、このような時のために大学のサイトに連絡掲示板を用意しておくと良いのではないかと思う。

午前中、会議一つ。いろいろ矛盾が生じてきている。会議中、芳しくないヤコブソン器官情報があふれていたことだろう。(ヤコブソン器官については、ライアル・ワトソン 匂いの記憶 光文社 2000が面白い。この種の本の翻訳タイトルには困惑することがある。Jacobson's Organ and the Remarkable Nature of Smellというのが原題で、翻訳名が「匂いの記憶:知られざる欲望の起爆装置:ヤコブソン器官」というものだ。ある部分では本質的なタイトルかもしれないのではあるが)

夕方、ソフマップから買い取り査定のメール。単なる偶然かもしれないが、金曜日に返事してくるところなど、なかなかの商売人である。


2001/02/07(水)こんなところにもウイルス?

viosr prism にはsymantec社のAntiVirusが付いてくる。今日はじめて「ウイルス」スキャンしてみたところ、はやくも「警告」があった。「電子手帳」的ソフトが最初から付いてくる。Visor(Palm)はいろいろなおもしろいソフトがあって、それが魅力になっている。

付属してきたものの他にいろいろフリーソフトばかりインストールしている。これらの36個のうち、2つ(StellaPalmとKalk)で警告がでた。それぞれPalm.Liberty.Aというものらしい。タイプはTrojanで、「ありふれた」ものらしい。どの程度危険なのかはよくわからないが、一応削除しておいた。StellaPalmは季節や時間を指定して星座を表示するソフト。星々を線で結んで表示する星座盤ソフトもいくつかある(ただし、これらはシェアウエアで有料である)。Kalkはなつかしい逆ポーランド表記の電卓ソフトである。日本語の語順で入力できるものでおもしろい。(2+3=)という代数表記を「2たす3は」という風に読むように習うが、日本語的には「2と3をたす」という(本来の?)表現があって、逆ポーランド表記がこれに相当する。データこの順に(2 enter 3 enter +)と入力する。(2+3)*(6-1)=は「2と3をたして、それに6から1引いたものをかける、2 3 + 6 1- *」

日本語の漢字表記は漢字変換が入るためにアルファベットと比べると面倒なのだが、計算についての日本語表現そのものはコンピュータ処理の仕方(スタック操作)という点では親和性があるようだ。


2001/02/06(火)入試・時間

入学試験(A方式)の監督業務。さいわい天候はよく、この面での心配はなかった。いつものことながら試験開始前の数分間と最初の一こまはとても長く感ずる。

東京新聞(2/5夕刊、「心の語録」)には時間についておもしろいエピソードが載っていた(映画の字幕翻訳で有名な、戸田奈津子氏談?)。ケニアで「時間がないから急いで」とマサイ族のガイドに催促したところ、「時間がないとはどういうことか。時間はなくなるものなのか?」

単に日本語(または英語)での質問が理解されなかったのかもしれないが、時間のような動かしがたいと感じている概念にも大きな違いがあるのかもしれない。時間知覚の話題ネタに。

入試終了後、研究室のPowerMacの入れ替え(PowerMac7600/200からPowerMacG3/233DTへ)。USBカードとかリチウム電池とか入れ替えて、インターネットの設定などソフト類も移動してだいたい引っ越し完了。動作速度もまあまあになった。カードの交換で中を見たら PowerMacG3はZIFソケットになっている。これならCPUパワーアップしてさらに数年は使えそうだ。7600に比べるとマザーボードはすっきりしていて、DOS/Vのボードみたいでもある。


2001/02/05(月)卒論発表会

午前中から卒論発表会。午前中出席すくない。肝心の4年生の出席率が悪く、たぶんこれまでの最低だ。この会は義務ではなく、自主的に開催されていたことがわれわれの専攻の「誇り」であったのだ。義務づけないと発表しないという傾向にあるようだと、ちょっとつまらないなあ。午後からは2年生、3年生も多く参加して良かった。なにごとか感ずるところがあったはずだ、と思う。終了後、国際会館に移動して「追いコン」(明日が入試で学生ホールが使えないため)。こちらも2年生・3年生のおかげで「盛会」。

コンパのとき当日記の登場人物にして読者現る。歓談。

せめてもの、送る言葉として、卒業生の話をした。ゼミの企業・研究所見学で久しぶりに会ったりすると学生のころとは見違えるばかりの社会人ぶりである。それぞれすこしずつでもじぶんなりに考えてキャリアを積んでいる人たちはそれぞれすこしずつだがおさまるべき方向へ移動しているように感じられる。


 

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