空想科学 

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2001/7/7(土)次男・ザ・コンテンダー・ACアダプターのリコール

先週生まれた甥の顔を見に行く。赤ん坊というのは文字通り赤く、手足などはほんとうに小さい。次男ということか両親ともだいぶ余裕のある様子だった。両親は、そのせいかあまり手が掛からず、長男のときとは大違いだ、と言っていたが、この違いについて、両親の側の慣れが大きく影響しているのではないかと「環境論」的な解釈を採っていた。たしかに最初の子供では、泣き声などに過敏に対応してしまうのかもしれない。

夕方久しぶりに映画(ザ・コンテンダー)を見に行く。ホワイトハウス物は面白いものが多いが、今回は米国初の女性副大統領の誕生を巡るストーリー。エンターテインメントではあるのだが、語られる理想と信念には打たれるものがあった。日本の政治家には「理想」を語るところがあまりない。大きな違いのように感じられる。もちろん、映画と現実は違うのであるが。ホワイトハウス物の他に米国式のアクション物も面白いが、弁護士・法廷物というのが見応えのあるものが多く好きなジャンルだ。

PowerBookG3の電源アダプターのリコール。私のも当てはまる(PBG3/1999)。さっそくサービスセンターへ電話したところ、交換品を送るとのことだ。ケーブルの取り付け方がまずく、断線・ショートが起こりそうだ、というのは素人目にもわかる。あたらしい円盤型の電源アダプターもケーブルまわりは問題ありそうだ。まえまえからネット上では話題になっていたことだが、この時期になってのリコールというのは内部部品の劣化の問題?なのかもしれない。「(現アダプターを)使用するときはそばを離れないでください」といきなり言われてもなあ。電源やバッテリ関係は万一の時は重大トラブルになるので、ここだけは単なる見かけのデザイン優先は避けてほしいものだ。


2001/7/6(金)車の修理・C@rd H"・アナログモデム

車の修理やなにやであわただしい一日だった。先週の土曜日に10年来一度もトラブルの無かった車(正確には初期故障でエア・サスペンションが壊れたことがあった)のバッテリーが上がってしまった。修理と定期点検の依頼をして、サービスマンが引き取りに来てくれるのを待つ。

予約していたC@rd H" petitが入荷したという連絡があって、近所のパソコンショップへ行って、Two LINK DATAというのを契約した。3カ所限定のデータ通信のみの契約で基本料金は月980円。課金は1分10円くらい。PHSなので通信エリアに不満がでるかもしれないがHandEra330で試用してみることにした。PDA単体とこのカード(重さは合計でも200グラム以下)でメールやインターネット接続できることに「感動」。ADSLは現状の設備をうまく活用している点ですばらしいものだが、PDAでの無線接続の方が将来性があるように感ずる。いまはまだおもちゃっぽいが、「どこでもパソコン」はPDAで実現されるのかもしれない。「教育・研究」分野でもいろいろな応用が可能だ。

このページのファイルはアナログモデム経由で大学のサーバーに直接PPP接続して、FTPしていたのだが、サーバーにアクセスできなくなってしまった。ISDNを契約していた時には問題なかったのだが、「搬送波信号を検出できません」というメッセージが出るようになってしまう。PPP接続でもプロバイダーの市内の接続ポイントには接続できるので、ADSL工事の関係なのかどうかは不明。


2001/7/5(木)閾値の概念・ADSLやっと開通

知覚心理学は閾値の概念の続きと関連する話題として「閾下知覚」の話。興味をひく話題であるが、誤解も多いように思われる。このテーマについて現代的な研究について話すことにしている。パワーポイントファイルとOHP資料なので画面切り替えがちょっと面倒だが、講義の時間調整はうまくいく。話忘れも防ぐことができる。このところ「デジタル化」(って単にパワーポイントファイルにするという意味にすぎない)については最近ちょっと否定的であったのだが(一次元的な流れが強すぎる気がする、画面がせまく全体的な流れを表現しにくいという理由)、やはり講義内容の「パワーポイント化」を進めるほうがよいかなあと思う。

3年生のA君がnew iBookを買ったと、うれしそうだった。どの機種かは聞き損なったがCD-ROM版なら15万ほどだからうらやましいかぎりだ。私は今回は見送るつもり。

午後おそくからゼミと卒論。ゼミの発表内容は教科書の内容にとどまっている。関連文献などを調べるという段階に行ってくれるとよいなあ。卒論相談は4名。中間発表が近づいているが、準備状況はさまざまだ。

ADSL。夜帰宅して ADSLモデムの電源を入れると、ADSL表示ランプ点灯。めでたく開通した。さっそくテストしてみた。webサイトの表示はさすがに早い。写真や図柄の多いページもすばやく表示されるようになった。Palm関係のファイルをよくダウンロードするので、テストしてみた。もともとファイルサイズが小さいせいもあるが(50から100キロバイト)数秒しか要しない。明らかに早くなっている。これが現状の電話線で可能ということだから、ISDNはいったいなんだったんだろう。常時接続できる意味はあったが。圧縮のできる文字情報ではアナログモデムの方が早いくらいだ。

開通までの経過についてはまたあらためて。


2001/7/4(水)

午後から会議二つ。ADSLのNTT局内工事の約束はふたたび破られ、帰宅してモデムを確認したが未開通であった。担当窓口へ電話したが時間外で留守番電話の応答。eAccessへは工事を予定通り行う責任(NTTに工事を実施させる責任)があるのではないか、とメール。


2001/7/3(火)日常・「学資ローン」

午前中は午後からの研究法の配付資料の修正。きょうから「対応のあるデータの平均値の差の検定」へ。来週は計算演習をして、再来週は定期試験までなんとかこぎつけた。半期ではあるが、「実力」差は大きくついているような印象である。ことしの試験得点の分布はどうなるだろうか。

院・適応学特論は今日は弱視の問題。この講義では心理学と社会の問題を考えようと意図している。これまで医療・福祉との関係を取り上げてきたが、話しているうちにさらに話題の範囲を拡大できるのではないか、と思うようになってきた。つづいて院・方法論は学部と同じく「対応のあるデータの平均値の差の検定」。

朝日新聞に「学資ローン:借り主を親から学生本人に」という提案の投稿があった(皆川弥氏、私の視点欄)。できることなら広く集められた「奨学金」が望ましいのであるが、ともかく学生個人が借り主になることで、大学の実質的な「改革」の契機になるのではないかと期待している。

「聖域なき改革」を。「地位協定」にも。


2001/7/2(月)サボタージュ

実験実習は今週が最後の実験グループ。ところが、実験室の冷房が故障で、蒸し暑い中での最後の実験となった。

ADSL。eAccessに電話したところ、サービスセンターでは「開通しているはずです」などとまことにいいかげんな返事をしてくれた。NTTに確認の電話したところ、「連絡がなかった」という。なんたることか。ISDN解約を申し込んだ日に、NTT側の工事の日を指定先に電話済みであるのに、である。このような煩雑な申し込み方法を採っていること自体がオカシイのである。「実は2000 件もの申し込みがあって、工事が遅れていて、○日以降になります」などと言って、連絡ミスについて一向に「反省」しているところがないので、担当者の名前も出して交渉したところ、7月4日に局内工事ということになった。うわさには聞いていたが、いやはやなんとも。我が祖国の情報革命の実態やいかに。


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