空想科学 

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2001/07/19(木)卒論プロトコール

知覚心理学は前期最後の講義。ビデオ解説の続きと簡単なまとめ。院・方法論の採点やレポート読み。ゼミは前半4年生のYさんの卒論プロトコール(研究計画書)がよくできていたので、これを教材にして研究テーマや研究計画について話した。夏休みにはこれを手本にして「自由研究」のレポートを課題とする。

卒論相談は今日は2名。中間発表の練習。就職活動で出席が悪くなっているが、それぞれ少しずつは進んでいるようだ。今日の二人はよく出席していたし、準備もよくできていたと思う。


2001/07/18(水)「聞茶」

昼休みからはじまって、会議3+1。IT革命ってどこの話?

いくつか会議があると、進行の手際にはいろいろ差がある。スマートに実質的に進行できる会議もあれば訥々(とつとつ)と時間を食いながら進行する会議もある。小さなものではあるが、組織運営の能力の差はたしかに大きい。

ある会議にお茶(キリン「聞茶」のアルミ)のボトルを持参。会議のあと、A教授がこのボトルがとても気にいった、ということでしきりにいろいろ聞かれた。陶磁器のような風合いと昔の水筒のようにも見えるデザインには懐かしさ感じさせ、いかにもおいしそうにみえる。私もいつもはペットボトルのお茶というのはほとんど買わないのだが、このボトルのデザインにひかれて初めて買ってみた。

一方、B先生はお茶のボトルではなく缶ビールかなにかアルコールだと思われたらしく「行儀わるいぞ」とあきれておられた。もうだいぶ前からお茶は「セルフサービス」になっていたので持参したのだが、やはりある年齢層以上の方からみると、服装なども含めて「いまどきの若い?もんは」、ということになるのだろう。

心理学実験室間にサーバーが設置されることになりその説明があった。やはり外部からのアクセスは「セキュリティ上許可できない」という。もちろん学内のみでもいろいろ使い道はあると思うが。ライセンス料にもよるし、制約事項等は未検討なのだが、Learning Spaceのようなアプリケーションを使うのが簡単で便利ではないかと思う。私としてはPalm互換機での無線モバイル対応が面白いと考えているのだが、道は遠いなあ。


2001/07/17(火)定期試験はじまる。

私の担当科目は今日から定期試験。午後、学部の研究法から。

空き時間にレポート読み。学部研究法では次の科目の受講生が終了時間直前に「なだれこんで」きて、答案用紙の回収もれが生ずるところだった。初めての経験だったが、これは注意しておかないと、あぶないなあ。たぶん、試験のために教室変更してもらったのだが、この教室はこの時間は普段は開いていて、早めに来た学生は教室で次の講義を待っていたのだろう。

これから院・方法論の試験へ。

大学関係のweb日記をよんでいて、学生向け?のことばつかいに気になることがある。最近よく耳にする「〜させていただきます」のように妙にへりくだった表現に似ている。学生・教員間の関係を適切に表現することばがない、ということは、「関係そのもの」がこのような奇妙な間がらになっている、ということなのか?こりゃ大学共同体の危機だわん。

学部の試験監督をしていて、電卓を両手で操作している男子学生が数名いることに気がついた。女子学生にはいなかった(と思う)。あれはビデオ・ゲーム・パッドの習慣なのだろうか。


2001/07/16(月)実験実習発表会

昼休みにA会議の作業部会。午後から実験実習は発表会。全体には原稿棒読みという傾向もあったが、発表としては悪くはなかった。つづいて3年生の方は例年熱意があまり感じられない傾向があったが、今年は各グループで準備した様子で、良い発表が多かった。内容を一部誤解していると思われるところもあったが、全般には努力のあとが見受けられた。


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