空想科学 

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2001/07/28(土)キャンパス見学会

今日はキャンパス見学会で、模擬授業や施設見学などの催しもので学内はミニ学園祭といったおもむきだった。大学の入り口付近でボランティア団体の学生か(A君の姿もあったなあ)車椅子などを用意したツアーガイドの窓口があったことに感心した。私は午前中、受験希望者の質問や相談にのる、という入試相談業務が今日の役割だった。

見学会に参加していた未来の大学生たちには評判よかったようで、すごくうれしそうな様子で「見学」していた人たちもいた。

かなり遠方から参加した人もあった。私が受験した大学は自宅からはかなりの遠距離だったため「下見」は事実上不可能だったが、最近はこのような見学会や説明会に参加してから受験する、というのが受験のスタイルとして定着してきているのだろう。また、最近は入試の種類も多様になっている。試験で一発というよりも、何度か大学を訪れた上で決定する推薦方式の入試の割合も高くなってきていて、相互に理解を図った上で進学するという意味で望ましいことでもある。

しかし、「地元」でない受験生にとっては負担がおおきくなってしまう、という問題があるようにも思う。また、「入試」というのは「大学で学ぶために必要な学力」の判定であるのだが、「大学でやりなおしたい」という受験生にはどのような機会が与えられるべきなのだろうか、ということも感じた日であった。

また、「時代」の変化を感ずるのは、このような見学会にも「保護者」らしい方(ほぼ私と同年輩だろう)が一緒に参加されている姿をチラホラ拝見することだ。


2001/07/26(木)テストの光景・入試ミス問題

午前中、知覚心理学のテスト。ごごからK学部の試験監督補助業務というのをやった。いつもは比較的少人数の講義を行っているので、ひさしぶりに大教室(大規模大学では中教室)のテスト風景を眺める。できれば見たくない光景でもあったのだが、現実は直視しなければならない。

昼休みにひさしぶりにA教授と話す。来るべき「痛み」の時期に社会的「再教育」の役割を果たすことができるだろうか、などなど。

夕刻、ゼミと卒論相談。ゼミはテキスト予定の部分を終了。残念ながら、文字通りテキスト部分のみを読む、という段階だった。夏休み中の課題の説明や見学合宿の日程相談。卒論相談は3名。二人は中間発表でしょうしょうめげていた。「批判」を受けることに慣れていない、という面もあるのだろうが、中間発表を勇気をもって行った学生にとってメリットのある建設的な会にするべきだなあ。

入試ミスの処分問題。新聞報道による情報しかないのだが、T大ではミスを隠そうとしたという点で厳しいものになったのであると思う。明日は我が身かもしれないし、入試委員を努めていた時の気持ちを思うとまことに「割にあわない」ことである。このような双方に不幸な事件を防ぐには、結局、学内・学外を問わず「情報公開」しかないのではないか、と思う。入試結果が公開されていれば(万一誤りがあっても)早く発見されるだろう。(どこぞのメーカの品質管理みたいではあるが。)応報感情は何も解決するものではないが、この「不合理」を理性的に乗り越えるのはきわめて困難なことだろう。入試というのは大学のいろいろな問題を考える上で根の深い問題なのであると思う。


2001/07/25(水)新しいモニター

午前中から先週と同様に会議3+1。感想も前回と同様で、運営能力の差をあらためて感ずる。よく昼食の弁当をとっている「大洗」が今日はどういうわけかいつもの時間に届かず、会議が連続していて空き時間がなく、夕刻まで食事できず。きょうは土用の丑の日ということか日替わりメニューは「うな重弁当」だった。

やっと夕刻になって明日の知覚心理学の試験問題の印刷を依頼。新しいモニター(19インチ、ナナオ製)が届いていたので院生諸君の手を借りて交換作業をした(5セット)。暑さは今日はまだましだったが、汗だく。このモニターは画像キャリブレーションがオプションで利用できるということで、更新したのだが、効果のほどはどうだろうか。試してみるのは、学期末の成績処理などが終わってからになりそう。


2001/07/23(月)研究会

卒論の中間発表会の日だったが、欠席して、T研究所の研究会に出席した。I先生が一時帰国されていて、数年に一度しか話を聞くことができないため。


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