空想科学 

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2001/09/29(土)ユーザー認証

スケジュールを図示する必要があって、Visio 2002というMSのソフトを買った。アカデミックディスカウントで15000円くらい。Office XPから始まった「ユーザー認証」がこれにも適用されている。Office XPは「個人使用」としてパソコン2台までインストールできるようになっている。しかし、この「契約」は選択の余地のないものだ。いやなら使わなければよい、という選択肢は残されているのだが。

このインストールの台数制限は私の実状に合わないのだ。私のPC環境は(個人で使用する分について)自宅に一台( A4ノート)、個人研究室に一台(ホワイトボックス)と、携帯用に一台(B5ノート)というものだ。使用頻度は異なる。自宅ではB5はやはりちょっと窮屈なのでA4ノートを使いたい。こんな状態だから3台までインストールできないと同一の環境に保つことができない。かといってもう一つ同じソフトを買うのは抵抗がある。以前は同時に複数のパソコンで動いていなければインストールできる、というのが暗黙の了解だったように思うのであるが。

アンインストールとインストールを繰り返していちいち認証センターに問い合わせてやろうかしらん。それよりも認証センターの維持費が高くついてこの商売がペイしないことをひそかに願っているものだが。こんな「邪悪」な願いをしなくてすむように、正当な競争品がなぜ出てこないのかがむしろ不思議なのである。

こんな環境はめずらしくないと思うのだが。(さらにこのPC環境に加えてMacを自宅と研究室で使っている。)やっぱりこれってちょっと変?

今日は午後から入試業務で出校。


2001/09/28(金)お宮まいり

おじバカ第二弾。今日は2番目の甥の「お宮参り」につきあって、ビデオや写真を撮ってきた。1,2週間みないうちにどんどん成長している。でも年若い家庭にも神道儀礼は浸透しているのだなあ。神主さんは「グローバルな時代だからこそ氏子になることが日本人として、、、」というお話。でも結婚式はキリスト教形式で行っているし、一つの宗派にこだわらないことは意外に良いことなのかもしれない。

加齢眼対策用の「中近」用メガネができあがってきた。「遠近」連続のものにしようかと思ったが、レンズの度が視線の方向によって変わるので慣れるのに少し時間がかかるらしい。それで、まずは、中近用を試してみることにした。近いところを見ると、大きな像になったという印象でやはりすこし無理をしていたことを実感した。

「進化論」は日本製の理論である「中立説」をとりあげてほしかった。みんなが一様に変化していくなら絶滅のリスクも生ずる。比喩としてなら民主主義と多様性についても考察してほしい。


2001/09/27(木)プロジェクター更新

午前中、知覚特講開始。今期は話す単元の順序を変えて「痛みの心理学」から始めることにした。

R004教室を使っているが、こちらは液晶プロジェクターが更新されていて非常に明るくなった。これなら部屋を暗くする必要はまったくない。ただ、スクリーンが一つしかないので、OHPを使うときに、プロジェクターをいったんオフにしなければならない。頻繁にオン・オフするのは切り換え時間もすこしかかるし、ランプ寿命に影響するかもしれないので、OHP用に大型スクリーンがもう一つあれば教室としては完璧だなあ。

全然気づかなかったがR003も更新されているのだろうか。R003のOHPの不調は休暇中に使っていなかったための単純な接触不良だったらしい。

今日は「痛みの心理学」のパワーポイントファイルとOHP資料。実はパワーポイントは新しいOFFICE XPでつくったアニメ効果も入れたものだったが、教室のパソコンはPowerPoint97で、アニメ効果はプレゼンできず。「プレゼンテーションパックで保存」というのを選べばよさそうだったが、CD-ROMを要求されたので、間に合わなかった。新しいPowerPointは気に入っているのだが、毎度ながら、どうもMSは「予想」に反することに出くわすことがあって、このあたりがどうも使いにくいという印象につながるのだろう。

広報関係の写真をとるということで、受講生25名ほどに前の方の席に移動してもらう。これはヤラセである。今期は例年に較べて受講生が少ないようだ。

午後おそくゼミ。夏休みの課題である研究テーマについての発表。一人5分のつもりが、きちんとレジメをつくってきていた2人で時間を終わってしまった。残りは再度。

卒論相談は今日は5名。就職部からの「内定」調査の依頼。

(蛇足)「やめなさい」発言の中国外相の日本語「力」>>>>田中外相の英語「力」>首相の英語「力」、たぶん。「やめなさい」発言は文脈を無視して「利用された」感がある。何語で話そうと同じリスクはあるのだが、意味がわかるだけになまなましいものとなる。

個人的な感情を表現したい気持ちはもちろん理解できるし、そのことに好意を持つ人もいるのかもしれない。

また、実際には、首相のスピーチのうちごく一部が「英語」で行われて、その部分だけが報道されたということかもしれない。首相の発言にはどうもヒヤヒヤしてしまう。日本語でもそうなのだから英語だとなおさら。


2001/09/26(水)省力化

午後から会議なんと三つ。小規模とはいえ独立した学部であるために支払わなければならないコストというべきなのかもしれない。しかし、「小さい政府」で機動的にやったらよいのでは、といつも考えている。「教育」や「研究」の環境を改善するためには、この方面のファカルティ・ディベロップメントが必要なのだと思う。

セーフモードでしか立ち上がらなくなったホワイトボックスにWindows98SEを再インストールするのも面倒だなあ、と放置していた。ドライバーの組み込みに余計な苦労をしいられたことを思い出すとなおさらだ。しかし、「HDDバックアップ革命」というすごい名前のソフトでバックアップ(復元用ファイル)を作っておいたことを思い出した。同じHDDにパーティションを切ってバックアップファイルを作っておいても、こけるときは一緒にこけるだろうから無駄かもしれないと思ったのであるが。これで「復元」を試みると15分ほどでうまく回復できた。当然だが、バックアップ作成時の状態に戻るので、バックアップ作成時以降に作られたデータ類は失われる。でも、こんなユーティリティが「別売」になっているというのは根本的におかしなことなのだ、と思う(windows meではバグ付きながら改善?されているらしい)。

S大F氏に論文いくつか郵送。ちと古くなっているので恥ずかしいのであるが。


2001/09/25(火)再開・英語

今日から秋学期の講義再開。学部研究法は春学期の定期試験の解題。評点には影響しない範囲であったが、採点上のミスが一件あった。最初からなんとOHPランプ切れ。おまけに黒板のチョークも切れていた。秋学期は器機トラブルに注意せよ、ということか。あまり関係ないが、学会発表中にスライドプロジェクターのランプ切れに遭遇したこともあった。昔のことだが、あれにはほんとうに困った。

院・適応学は秋学期の内容について相談。受講生が多領域にわたるためにどこに焦点すべきか、難しい。院・方法論は共通する部分が多いので運営はやや楽である。秋学期は春の積み残しの分散分析のあと、因子分析の基本へ。

昼休みにはA会議打ち合わせ。案件についてはおおかた片づける、ことができたのではないかと思う。

夜テレビで首相の英語スピーチを聞く。英語で話す必要は無かったのではないかと思う。日本の態度を正しく説明することは困難だろう。特にジュリアー二市長はたぶん懐深いスピーチを行ったであろうから、そのあとではなおさら。「やめなーあさい」とは事情が異なるが、不要な誤解や反感をもたらさなければよいが、とちょっと心配になった。言葉は「国益」に影響するほど恐ろしいものだ。


2001/09/23(日)日曜の朝

朝方、某氏より事務手続きのことで電話で起こされる。直接声を聞けるのはうれしいけれど、メールで済むのならできればメールでとも思う。これとは別の話だが、学内の諸連絡をメールで実施する場合の「ガイドライン」を検討すること。

電話につづいて、旧知のS大F氏から「献本」の宅配便。学生の頃はよく遊んだ仲だったが、なかなか会う機会がなかった。もうだいぶ前に「いたずら電話」をもらって以来だ。実は本屋で見かけて購入済みだった。一冊は図書館に寄贈することに。着実にやっているなあ。水戸黄門のテーマソングが思い浮かぶ。さっそくお礼のメール。なつかしい。


2001/09/19(水)日常

残暑のなか、午後から某行事、夕刻より会議ひとつ。と、いうわけで来週から日常業務に追われることになるのかと思うと、宿題をまえに途方にくれている小学生の気分。

先日ひさしぶりに卒業生のI君からメール。他の大学院に進学したので、そちらの様子などを知らせてきてくれた。公開してもいい、ということで「投稿」してもらっているのでこちらへ

個人研究室のホワイトボックスがいきなり不調。まさかウイルスのせいではないと思うが。


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