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2002/5/10(金)「公開講座」

午後から付属高校生むけの公開講座を担当した。専攻の「入門」という依頼だったが、1時間という時間だったので、「社会の中の心理学」と題して、心理学に関係する仕事の話などをした。新しい「大学案内」を活用して卒業生の紹介をしたり、所属教員の紹介・カリキュラムの説明などをした。のこり半分ほどの時間で学部の研究法の一回目に話す内容(心理学を何のために学ぶのか、心理学の目的、方法、分野などを話した。80名ほどの参加者があったということだが、このなかから何名かは将来入学してくるかもしれない、ということで、しっかりプレゼンテーションの準備をして「営業努力」。ただし、心理学の紹介というのは、夢見がちなイメージをこわさずに、現実を話さなければならない、というような難しさがある、と感じている。

教室は新しいシアター?教室を予定していたらしいのだが、パソコンとプロジェクターの設備がない、ということで急遽O-003という中教室に変更した。新しい建物にあるらしいのだが、なんで設備されていないのだろうか。O-003は普通教室だが、パソコンとプロジェクターが追加されていて、OHP,OHCもあるし、スクリーンも二つあって注文どおりなのだが、教室が従来型の縦長で、スクリーンは教室サイズにたいして小さいことが残念。たぶん後ろの席では見にくいのではないか。写真が多くあったためパワーポイントのファイルがかなり大きくなり、Zipディスケットに入れてドライブ(USB接続)ごと持参した。問題なく接続できた。パソコンはIBMのデスクトップで動作も早く快適だった。

「生徒」はさまざまな表情で聞いていた。この生徒たちは大学ができた年にはまだ生まれていない人たちだ。最初の学長だったI先生がたしか最初の卒業式の時に「上品・中品・下品」という仏教用語の話をされたことを思い出した。「教育」が功徳の一つであることを願われたのであろうか。特に、若い人にはいろいろな可能性があるなあ、と。「講義」が終わって、質問をもとめたが、残念ながら無し。おもいがけず、「きりーつ、れえい」のかけ声で、終了した。一瞬なにが起こったのかと、ポカンとしてしまった。大学ではこの習慣はないなあ。ただ、ゼミや大学院など少人数のクラスでは終わったときに「ありがとうございました」とか、「おつかれさまでした」などと言ってくれることもある。


2002/5/8(水)大学案内(菊池君)・数値キイ

午後から会議二つ。今日はこちらを更新しました。「大学案内」の記事についてです。

今日のトホホ。明日の授業でクイックタイムムービーをつかうかもしれないので、会議の合間にクイックタイムをインストールしにR棟004へ。ここのパソコンは学内LANにつながっているので、ログオンしなければならない。ところがパスワードを拒否されてしまう。おかしい。いつもは準備室のOさんに授業前に立ち上げてもらっていることもあって狼狽。Oさんに問い合わせてパスワード確認するも、やはりダメ。けっきょくOさんに救助要請。なんということか、私はパスワードの数字の部分をテンキーを使っていて、これが拒否されていたのである。立ち上がった状態では文字キイの方の数字キイ(ややこしい)をつかわなければならないというお粗末でした。PCの世界というのはどうやったらいったいこういう無秩序状態をつくりだせるのか、と考えてしまうほど実に混沌として奥深いものだなあ。会議には15分ほど遅刻してしまった。


2002/5/7(火)連休あけ・大学案内

今年の「大型連休」は、それでも連休あけという気分がするのは、月曜の実験実習がなかったせいだろうか。連休中は特にでかけることもなく、紙類や本の整理をした。領収書などは一応簡易シュレッダーにかけていたのだが、これが途中でこわれてしまった。あとは人力で破ったりしたのだが、いっこう片づかず、単に紙の山が位置を変えただけだった。

午後から学部研究法。今日は「介入デザイン」の説明。グループ間の比較と個人内での比較。特に、個人内の比較については、「個体」の研究に重要な話題である。順序効果や履歴効果の問題などに対応するためのデザインの説明のしかたは工夫する必要がある。研究事例としては、私にとって一番古い学生であるN君の卒論データ(EMGバイオフィードバック)を使用した。

大学院の方法論は、相関係数のベクトル表現。因子分析の概念的理解のためにぜひ必要なので。あと数回は「しんぼう」が肝心です。

メールボックスに高校生向けの「大学案内」のあたらしいものが入っていた。公報課から心理学の卒業生を紹介してほしいという依頼を受けていて、二人を紹介して「心理学専攻の卒業生」のコーナーに登場してもらっている。(その節はいろいろどうも。広報課も制作会社のライターの方も「いい素材」だといってたいへんよろこばれていました。−>K君、N君へ)心理学の産業的な応用分野で活躍している(元)学生を紹介することができて、私自身もうれしいのです。

「大学案内」はカラフルで親しみやすいできばえになっている。本学の多様性を反映しているのであるが、やはりまだまだつめこみすぎかなあ、という印象も受ける。教員の個人的な感想としては「業界技術水準によくキャッチアップしている東武電鉄」というイメージが伝わるような「案内」がよいかなあ、と(意味不明)。


2002/5/2(木)5月の晴れの日

午前中の知覚心理学は、簡単なおさらいのあとビデオの続き。今年度は液晶プロジェクターが更新されてノイズもなく安定している。ビデオ教材そのものは30分間だが解説しながらなので、2回にわけている。ファイルの大きさは小さい画像でjpegファイルに変換したものを使っているが、230メガバイト程度でCD-Rに十分収まるところがおおきなメリットになっている。このビデオ教材は画像の品質が内容の理解に影響するものではないことと、液晶プロジェクターでかなり大きく投影されているのでこれで十分である。連休前だったが、欠席者もほとんどなかったのはちょっと意外だった。

今日は年に何日もないと思われるほどのさわやかに晴れた一日だった。講義のあと、デジカメをもって学内の付属幼稚園のこいのぼりを見物にいったり、輝くような新緑を撮影。昼食後、昼休みは学内の「e-learning」研究会の小打ち合わせ。立場や見方は多様。k学部のm先生はA先生の大学院の方法論に出席されることに。教員の出席ということでA先生も喜んでおられる様子だった。

 中庭情報センター前の「なんじゃもんじゃ」の白い花と手前は「ハンカチの木」の白い花

ゼミでは昨年度のYさんの卒論の紹介。Yさんの卒論は研究計画(研究プロトコール)もしっかり書けていて、卒論もよく書けていた。「お手本」になる卒論であると思う。プロトコールがしっかりしている、つまり問題意識が明確であると、卒論「指導」もしやすいし、相談の成果をあげることができたのではないか、と思う。

つづいて卒論相談。今日は前回グループの欠席者を含めたので6名。それぞれおもしろいテーマであるし、背景論文も検討してある人もあってよかった。この人たちはさらに具体的な方法の検討の段階に移ることができるだろう。ただし、数人については文献調査をもうすこしやって、基本となる論文にあたることが必要だと思われる。


 

臨光謝謝 このサイトの内容は私の個人的な意見や記録であり、大学の公式見解ではありません。

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