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2002/6/28(金)ポスター

学会発表用のポスターを準備している。これまでは小さいプリントA4用紙に台紙をはったものを用意して、会場で「設営」していた。教材準備室に大型プリンターがあるということを聞いて今回はこれを試してみることにした。ロール紙はかさばるが、設営は楽そう。しかし、いろいろ小トラブル続出。プリンターはフジフィルムのPosterPrinterというそのまんまの名前で幅1メートルほどの感熱式ロール紙をつかうものだ。単体で拡大コピー機としても使える。パソコンはちょっと旧型のFMVにつながっている。

「DrawKit」というのが「専用ソフト」になっているのだが、「案内」の掲示などを主な用途としているらしく文章データのポスター作成には使い勝手が悪かった。ワープロソフトでやってみたがこのような大きな用紙に印刷してみると行間など全体のバランスがどうも気に入らない。ページメーカの類があると簡単だと思ったのだが、残念ながら電算室ではWindows 3.1用からアップデートされていない。発表形式は学会の習慣によって異なるのでセンセイ方の利用頻度は意外に低いのだろうか。この夏でリース期間が切れるということだから、新システムは一般的なシステム構成を希望。

手元にあるDraw系のソフトの「花子12」をもっていたので、これで原稿作成してみた。最初ちょっと手間取ったが意外と便利だが、慣れないせいもあるのだが、使用感はいまいちスムーズでない。いざプリントしてみると花子側の「用紙設定」とプリンター側の「用紙設定」の「相性」がいまいちで、画面通りの出力が得られない。談話室のFさんや準備室のOさんにいろいろ調べてもらったのだが、いまのところ未解決である。これはたぶんレイアウトの調節で済みそうだと楽観しているが、どうなるか。どこか出力センターを探しておくべきか。

常々感じていることであるが、大学の職種の中に「コースウエア」や発表資料などを制作・支援する部署と「教材作成支援技能士」制度ができるとよいなあと思う。学内ベンチャーでも可能かもしれないが。放送局でいえば「大道具・小道具」室に相当するようなものだ。


2002/6/27(木)講義の構成

午前中の知覚心理学は「色覚異常」のつづきで、ビデオを(生理学的研究部分を一部カット)見てから、パワーポイントで要点の解説。このビデオはすこし前に放送されたNHKのETV8「見直される色覚異常」というタイトルである。いわゆる「色覚異常」についての諸問題をわかりやすく構成してある。ただし、色彩の表示方法などは番組に中では説明する時間はなく、このあたりは補足説明。このような良い映像資料とパワーポイントでの要点解説というのが入門用の講義の構成としては理想的だと思う。しかし、すべての単元でこのような資料がそろわないのが残念なところだ。色覚問題をあつかうwebサイトにもすぐれたものがあり、これも紹介した。

午後からe-learning関連でデジタルビデオカメラの業者(ビクター)プレゼンテーションを覗いた。ビデオカメラで直接MPEG2(4)変換できるというのが「うり」の機種で、同時にストリーミング用の信号も出力できる(アダプター必要だが)のでパソコンから直にネットを通じて背進可能、というものだった。学校間での合同授業などには便利な装置であろう。これはミニ放送局が双方にできるという意味であって、これ自体にはいろいろな可能性があることは確かなことだ。しかし、毎回のことだが、「個人のためのディスタンス・ラーニング」の姿はなかなか浮かんでこない。

ゼミはアルコール中毒と喫煙についての「しろーと理論」の節。翻訳わかりにくい。後半は心理学に関係した資格や仕事の簡単な紹介。広い意味での心理測定法が心理固有の「技術」のように思える。卒論相談は今日は3名。


2002/6/26(水)午後から合同演習。会議1。会議2。
2002/6/25(火)ワールドカップ

学部研究法は残りの時間は質問紙調査法の方法や問題点にあてる。これまでは統計的な推論の理解に時間を割いてきたのだが、その手前の段階に時間を割く必要があると感ずるようになったためである。で、いくつかウエッブサイトを参考にさせてもらったが、よくできているサイトには感心した。今日は授業開始時に騒々しい人がいたので注意した。「早く大学生になりたまえ」、とかかっこよく決めたかったのだが、まだまだ諭すという境地には達しないようだ。

つづいて大学院の行動適応学。今年は受講者が2名のため演習形式にしている。学会発表の予行演習みたいになったが、いろいろ訂正すべきところが多いように感じた。なによりも、「誠意」をもって結果を示すことが最低限必要なのではないかと思う。つづいて大学院の方法論。中間試験の後遺症とワールドカップでペースよれよれ。のこり回数が限られてきたので、目標少々後退か。

夕刻に談話室で、エライセンセイのため普段あまりお話をする機会のなかったMセンセイとKセンセイを交えてサッカーの話。まあ、エライセンセイとサッカーの話をしてもしょうがないのだが、これもひとつのワールドカップ効果かもしれない。


2002/6/24(月) 午後から実験実習。今日から新しいグループへ。
2002/6/20(木)goto文

知覚心理学は色覚の話へ。色覚理論の概略をのべたあと、「色覚異常」についての社会的な問題をあつかったビデオ(ETV8 見直される色覚異常)で説明する予定にしていたが、ビデオは最初の部分のみで時間ぎれとなった。次回再度。(PCからの音声出力を増幅するばあいコンソールの音声チャンネルはAUX。表示案内が必要と。)

e-learning デモは先週で一応終了。来週からはオーサリングツール類のデモがある予定。

ゼミはテキストの「精神医学理論のしろうと理論」の章へ。後半は時間が少なくなったが、この章ででてきた因子分析の結果について補足説明。実験実習2とも関連するので。ゼミの後半はいろいろな心理測定法の話をしていく予定にしているが、これとの関連もあるので。つづいて卒論相談、今日は4名。少しずつだが前進している模様。このあたりの人数だと他の学生のテーマについてもなにをやろうとしているのかが、わかりやすいようで、いろいろ「相談」しやすい。

夕刻から雨。院生のK君がプログラムの相談にやってきたのだが、なんとapple ][のBasicだった。「マイコン」のころは私もこのBasicをつかっていたことがあるが、ひさしぶりに「スパゲッティプログラム」を見てなつかしい。エラーの発見まではつきあうことができなかったが、たぶんgo to で戻るときに変数の値が更新されていないのではないか、というような問題のように思えた。

(スパゲッティプログラム:ちなみに「昔」はプログラムの条件分岐にgoto文という「便利な」ものがあって、これの飛び先がやたらこんがらがっているプログラムのことをからみあったスパゲッティにたとえた表現のこと。入り組んでくるとエラーの発見が難しくなるのでなるべく使わないように工夫するのが良いのだが。「マイコン」:マイクロコンピュータと「個人の」コンピュータのしゃれで、マイコンと略して呼ばれていた。「コンピュータ、ソフトなければ只の箱」なんていう表現も当時のもの。)


2002/6/18(火)サッカー

午後から学部研究法。相関係数の電算演習のつづき。今日は雨模様だがサッカーの試合があるので欠席者が多いことを予想して、相関係数についての補足の話(無相関の検定)を用意していった。しかし、いつもよりは欠席は多かったものの予想外の出席率だった。と、いうことで練習問題の実習を一応終了することができた。来週から次の話題へ移ることにする。残りの回数も少なくなってきたが、質問紙法について方法や問題点などの話をしようと考えている。

大学院の方法論。私の方から積極的に「休講」宣言をするわけにもいかない。密かに「自然休講」を期待したりしていたのだが、二人を除いて全員出席。学部と同様に相関係数の電算実習。しかしこの時間はトルコ戦とまともにぶつかっておちついて実習できない。結局小型テレビを横目で見ながら電算実習をしたのだが、終了後は脱力感あり。こうなると、社会的なブームというものはちょっとこわいものでもあるなあ、などとも思う。


2002/6/17(月)無線LAN

午前中、A先生と電算室のTさんが教員談話室に無線LANのセットアップをしていた。これまで、一台だけLANに接続されたパソコンが用意されていたのだが、A先生の働きかけによるものである。LANNEED社のWiFiのルータで14台まで接続利用できるそうだ。おまけにプリンターも無線で使えるようになるということだ。これが数万円で設置できるというのであるから、驚きである。これは内緒だけれど(って全然内緒ではないなあ)たぶん中庭付近も「圏内」で使えるのではないだろうか。はやいとこ学内要所で無線LANを解放するとよいのではないだろうか。学食もネットカフェに変身可である。

いろいろな問題が生ずるかもしれないが、ローカルな情報環境を「守る」ためには大勢の人(コミュニティ)が利用していることが不可欠なのである。

昨年までは無線LAN環境はまだ先の話だと感じていたが、ホットスポットも普及しつつあるし、こうなってくるとWiFi内蔵のノートパソコンやPDAというのが魅力を増してくる。

(ただし、商業ベースの無線LANサービスは個人認証の問題など課題が多いようだ。)


2002/6/15(土)e-learning業界

このところいくつかe-learningのプレゼンテーションを見ている。プレゼンターは、いかにもエンジニアという雰囲気の方もあれば、「きれいな○○さん」風のしっかりした女性の方とか会社によって様々。私は教材やコースをつくる立場で聞いているのだが、余計なお世話かもしれないが、この業界は心理学や教育学の出身者の進出先になる(すでになっている?)のではないか、などとも感ずる。いわゆる学校教育というのはe-learningのごく一部にすぎないので(現状ではむしろ「遅れている」)、企業内研修、コース開発、コース開発の教育、各種の通信教育などかなり広いすそ野があることを考えると、このあたりはちょっとした狙い目かも。


2002/6/13(木)Xcalat・Perception

午前中、知覚心理学では新生児・乳幼児心理物理学の話。午後からe-learningシステムのデモ。今日はNTT-X社で、XcalatおよびPerception(QuestionMark社)という教材オーサリングツールの説明。これらは海外製品を日本語化したもののようである。基本的にはオンデマンド型の自学自習型のプログラム(直線的ないわゆるプログラム学習の教材はすぐにつくれそうだ)を比較的簡単に作成できることをねらったものであるようだ。リアルタイムの遠隔授業はまだまだ通信環境の点で難しいので、このような比較的標準的なファイル構成の自学自習教材をつくることが現実的かもしれない。

手書きで説明するようなコンテンツの作成については聞き損なったが、標準的なプラグインで対応可能だろう。また、ストリーミングはMS Producerなど外部のソフトで対応する。前回のe-Stage社のシステム(MST Live Classライブレクチャーシステム)はリアルタイムの個別双方向の対応という点に特徴があったが、独自ファイル形式であることと、実際の「講義」では人的資源におおきな制約がでてきそうだ。

まあコンテンツやそれを学習することの利得しだいという面が大きいと思われる。「学習する側」はどのような学習・教授システムを望んでいるのだろうか。


2002/6/11(火)復旧?

学部研究法・大学院方法論とも先週の試験の講評。同じような内容ではあるが、点数でみると学部の方が良いのは授業進度の違いだろうか。でも学部と同じ進度でいくととても予定はこなせないことになるなあ。

ダイアルアップの不調は復旧したとのメールがあったが、今度は更新できるか?


2002/6/10(月)掲示板

このところ学内サーバーの不調がつづいていて、週末はメールサーバーが応答していなかった。その確認のため大学以外のアドレスで連絡のとれる先生や職員の方にメール。更新にこんなに手間取る理由のいくつかは思い当たるのであるが、町奉行所のものなので、これ以上は(って意味不明)。土曜日の午後あたりからは復旧した模様。

復旧後、電算教室のサーバーに設置していた「掲示版」を中止せざるを得なくなったとのメールを受ける。詳しい話は聞いていないのだが、掲示版でおこりがちなことが起こってしまったということのようだ。そのなかには、それをいっちゃあおしまいよ、というような内容もあったそうである。それはともかくとしても、「目安箱」は別にきちんと設けるべきだろう。

実験実習は今週から新しいグループ。実習1、2とも前回グループと同じ条件。実習2の実験待ちのあいだ、インストラクターのK君とサッカーの話。にわかサッカーファンの私の駄洒落は「いっこくどうさんはいつからサッカー選手になったんだ」。といったら、K君はどう反応してよいものか悩んでいたようすである。

ダイアルアップも不調。こりゃ引っ越しを考えるべえかなあ。


2002/6/6(木)e-Learning

午前中の知覚心理学は前期の後半の再スタート。中間テストは「高校みたいだ」という感想もあったが、なかなか時機を得たものではないかと感じている。前半は病理的アプローチで話してきた。後半は知覚・認知機能を発達的に追っていく。

午後からe-Learningシステムの業者プレゼンテーションを覗く。今日はe-Stage社のシステム(MST Live Classライブレクチャーシステム)のデモンストレーションだった。このシステムではいわゆるコンテンツ(授業スタイルのコンテンツ)を簡単につくることができるようになっている。管理にはサーバーが必要だが、コンテンツ作成はノートパソコンとUSBカメラ、ポインティングデバイス、通信手段があればよく、すぐにコンテンツをアップロードできる点はなかなか便利そうだった。編集ももちろん可だ。ただし、ファイルは独自形式で、クライアント側にプラグインビューアーをいれる必要がある。

先日のロータス社は基本的にはDHTML形式+プラグインで標準的なファイル構成。このあたりは「とりあえず便利につかえる」ものを選択するか、あとあとのことを考えるかで基準は変わってくる。デジタルデータなのでいずれにしても「変換ソフト」を提供する意志があるかどうかも問うてみるべきかもしれない。

、とまあシステム自体は教員や技術者のおもちゃ的要素もあって面白いものなのだが、学習者の側からみたときにはどんなものなのだろうか、などとも思う。また、科目担当者の負担についてもまだまだ未知の面がある。

現状では学習という面では十分な情報がすでに存在してもいる。残るのは「動機付け」という面になるのだろうか。可能性としては他の大学の「講義」を受けることもできるようになる。「学習機会の格差をなくす」という重要な手段になる可能性はもちろん大きい(現実には格差を拡大するかもしれない)。

しかし、この種のプレゼンテーションは何社か聞いているのだが、そのたびに、この種のシステムはミニ放送局(一部双方向の)を実現しているのであって、肝心の「学習者」そのものについてほとんど言及されず、「良き教員」や「良き学習者」が前提にされているように感じてしまい、いまいち現実味に欠けるという印象も受けるのである。


2002/6/5(水) 午後から会議一つ。昨日の大学院の中間テストを採点したのだが、結果は?
2002/6/4(火)中間テスト・本来業務

午後から学部・研究法、大学院・方法論の中間試験。ちょうど学期の半分のところで、単元内容も一段落したところだし、試験の範囲も比較的狭いので準備もそれほど大変ではない(?)こと、なかだるみしがちな時期であもあるので、ちょうど良い区切りになるのではないかと思う。昨年は実施しなかった「授業アンケート」を実施した。学期の終了時よりもむしろこの時期の方が適切ではないか、と考えたからである。ただし、どのようなアンケートが「授業改善」に有効なのか、という宿題にはそのままで、従来通りK学部の用紙を借用した。教員に必要な情報は「自由記述欄」に多いのであるが、記入してくれる学生は比較的少ない。今年はどうだろうか。後半への希望としてこの欄への回答が増えていることを期待している。ことしは受講者が比較的多かったので、大学院の方でも実施してみた。集計結果はまたあらためて。

昼休み、談話室でT先生とt先生が話しておられたので、途中から合流。T先生は本来の意味での「大学者」である。先生がお話になったことは「名教授を目指すのは大変けっこうだが、名物教授になってはちょっとこまる」という話で、含蓄のある話だった。先生の世代では「社会的貢献」は「学問的貢献」や「教育的貢献」のことであって、それが大学が本来はたさなければならない役割なのである。「社会的サービス」はもちろん大切なことではあるのだが、本来業務がおろそかになりがちであることをやんわりと指摘されていた。また、長年の経験から大学時代の「超優等生」は学者研究者としてはスポイルされる傾向にあるようだ、という経験談もあった。レベルの違う話ではあるのだが。T先生のような目で「学問」や若い人を見ていくことができるようになれれば良いのだが、と思う。

にわかサッカーファンとしては3対0で負けるとおもっていたが、予想外の善戦だった。テレビでみたアルゼンチンやイタリア、スペインというところの印象が強くてプロとアマほど違うなあ、と思いこんでいたので。3点というのは「地元」で必死に守るだろうということで。


2002/6/3(月)欠席のあつかい・シナボン

午前中実験実習2のデータ処理。刺激数と質問項目を変更したため分析結果にも変化。ただし、指定されたデータ入力を怠った学生がいた。めったにないことなのだが、「実習」を行っていないことに相当するから、理由によってはレポートを受け付けないことにするべきだろう。

水戸駅通路のスターバックスとシナボンがならんでいるが、客足はスターバックスの方が圧倒的に多いようだ。シナボンは最近店内改装して客席を増やし、スターバックスに対抗してか「喫煙席26席」を看板にしていた。ヤニのにおいとシナモンはどうもあわないような。。


臨光謝謝 このサイトの内容は私の個人的な意見や記録で、大学の公式見解ではありません。

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