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2002/11/30(土)「色覚バリアフリー」運動

先週のTBS「報道特集」(11月24日放送)は「自衛艦隊の派遣延長とイラク情勢 」と「色覚バリアフリーへ切実な訴え」だった。たまたま再放送で金曜日?あたりに見ることが出来た。基礎医学の研究者二人(自ら色覚障害をもつ)の「色覚バリアフリー」運動が紹介されていた。スライドの色彩の選択のバリアフリーを所属学会で訴えたのが発端らしい。だいぶ前に聞いていた話ではあったが。ばんぐみの中で紹介されていた「色覚型シミュレータVischeck」は講義の時につかわせてもらおうと思う。日常の景色や看板がどのように「区別しにくいのか、が非常によくわかるし、どのような配慮をするべきかという点も明瞭である。色覚型については言葉による説明ではなかなかわかりにくいところがあるので、これならわかりやすい。

この運動を始められたおふたりは自ら「色盲」ということばを復活させておられたが、この表現はむしろ色覚型についての誤解や偏見を助長するということで使わないようにしてきた経緯がある。番組の終わりのほうでは社会的な問題も伝えられていた。心理学会など関係学会ではバリアフリーのガイドラインの話を聞いたことがなかったのは意外なことだった。色彩心理学者として有名だったK氏もたしか「色覚異常」だったと聞いたことがあるのだが、「みんなとはちがう」ことはしばしば問題の発見や「昇華」に結びつくことでもあるようだ。


2002/11/28(木)変化

午前中の講義にむかう途中で中庭グラウンド脇を歩いていくと、きれいに晴れた青空を背にして黄色の紅葉?が鮮やかに映える。黄色は明るさが十分にないと冴えて見えないので、この時期のやや角度のある強い日差しは紅葉をより鮮やかに見せるように働いているようだ。

知覚心理学は匂いの単元へ。3回くらいやりたいのだが進度の都合で1回でまとめるつもりだったが、やはり最低でも2回必要だ。

昼休み昼食を食べながら、いろいろな年代の先生がたがそろったためか談話室で近代日本の成り立ちの話、流行の日本語の話題、Windowsがソースを公開するらしい、とか話題はとぶがおもしろくわいわいがやがやけんけんがくがく。いろいろな年代、いろいろな「専門」これらが談話を魅力あるものにしていると思う。

卒論相談は今日は4名。そろそろ実験終了してきているが、完全に出遅れている人もちらほら。一つ実験をこなすと、問題点に気がつくようになるし、新しい実験を計画したり、とやっと「研究」らしい雰囲気になってくるし、なんだか顔つきまでりりしくなってくるように見える。

ゼミは「法についてのしろうと理論」の2回目。来週でなんとか終えて、再来週は各自卒論テーマについて最初の「3分間スピーチ」へ。

「自己点検のための書類」というのが回ってきていたので、空き時間に記入した。はじめてのことなのだが、「教育に関する項目」が大きくとられていたのが印象的だった。大学の変化というべきだろうか。些末な形式主義におちいらないことを祈るばかりだ。


2002/11/27(水)サンプル数

午後から会議三つ。最初の一つがやや長引いたため次の会議は遅刻のうえ、さらに次の会議の時間がきたために早退する。こんなことでいいのだろうかと思うがどうしようもない。最期の会議も長引いたが、この会議は比較的決定権が明確なので救いがある。

居室に戻ると院生のA君がやってきて修論のデータの分析で「サンプル数が非常に多い場合のt検定の問題」について質問していった。一般的な統計の入門書には「推定と検定」という項目はたしかにあるのだが、実際の調査との関係では説明されていないようだ。また、「分布がかけるほどデータがあるのに検定するのはまちがいである」というように書いてあるものもあるが、実際どの程度になったら推定するのが「正しい」のか、というような問題について明快な説明をあまりみたことがない。「実験」では比較的少数のデータしか得られないのが普通だからあまりこの問題を考えたことはなかったのである。厳密な意味で同一の平均値をもった二つの母集団はありえないからサンプル数が多くなると必然的に「有意」な結果が得られやすくなる。このような場合には分布を書いて平均値の区間推定をして、経験上あるいは理論上「意味のある」差なのかを調べるほうが良い、というような回答となるだろうか。


2002/11/26(火)学説史

学部研究法は「平均値の差の検定」のまとめの演習問題の解題のあと、3群以上の比較の話の流れで「分散分析」の話。例によって「データ例」と分散比の偶然分布の話から。大学院の方法論は「平均値の差の検定」の最終で電算演習。学部と同じく「平均値の差の検定」を利用するばあいに注意すべき点についてのまとめ。

新聞の書評でみた「独学の時代:新しい知の地平を求めて」(米本昌平著、NTT出版、2002)を読み始めたら、ひきこまれるように半分ほど読む。「研究は人生最高の道楽!大学は無視しよう」という帯付き。「紛中派」(大学紛争のまっただ中にいたという意味)の著者の「復讐心からの学問」という意味ではこの帯の表現は手ぬるいものだ。これはおそろしい本であるが、希望の書でもある。現代に冒険があるとしたらこれはたしかに現代の冒険だ。心理学の本ではなく生物における「生気論」の歴史が研究テーマとしてとりあげれれているが、これの対比として私は心理学の「歴史」にうといことを痛感する。


2002/11/25(月)

実験実習第三グループの二回目。2年生のほうは予想外に早く終了。SD法の単元なのだが、因子分析の実習・説明には時間と準備不足なので「イメージプロフィール」を作って、プロフィールの類似性を目視により分類する、という課題にした。「目でやる因子分析」。3年生のほうは一対比較法の説明。「対数」の簡単な説明までしたのだが、なれないことをすると疲れるなあ。


2002/11/24(日)寄り道

いまさらながらではあるがスタイルシートのお勉強。ホームページProという簡単Web作成ソフトをつかっているのでHTMLやCSSなどよく理解していない。スタイルシートの項をさがしたが見つからず。CSSについてのマニュアル本を買いに行って、よみながら試行錯誤してみた。まだよく理解できていないが、「外部」ファイルにスタイルを書き込む形式にしたかったので、クラリスワークスでスタイルシートのテキストファイルを作る。もっと簡単な方法があるのかもしれない。行間とマージンだけ設定してみた。すこしは読みやすくなった?

偶然テレビで聞いた東儀秀樹氏の「ひちりき」の音色がどうも耳について聞いてみたくなりCDを買う。I am with youというのとTOGISM 2というのがあった。草笛のようななつかしい音色である。

雅楽師の修行では雅楽の全部の楽器だけでなく舞まで学び、その上でこそ個々の楽器を演奏できる、というような考え方があるのだそうだ。東儀氏のばあいはさらに現代音楽まで含まれるこのような分野では「その道一筋」という生き方が評価されるのであろうから、この点ではもしかすると批判されているのかもしれない。「本職以外のことに手を広げることなしには、ここまで雅楽を深められなかったと思う」「寄り道はすばらしい」と述べられているが、雅楽という道があるから可能なことなのであろう。(「私がいる時間:東儀秀樹さんの午前2:00」朝日新聞11月17日)雅楽師としての東儀氏の評価はわからないのであるが、このような活動がなければわたしのように音楽にまったくミーハーなものが雅楽的なものに興味をもつことはないのだろうしなあ。これがきっかけで雅楽を聴くようになるとも思えないのではあるが。どこぞにも似た話があるなあ。


2002/11/23(土)ハッパ

T大のM先生から論文が完成間近になってひとつ障害をのりこえることができた、という電話があった。ついでに、私にもハッパをかけられる。と、いうことで、私は4年生にハッパをかけよう。

4年生の某氏からメールでゼミのリストに名前がおちていまっせ、というメールがきた。すまぬ。さっそく修正。


2002/11/21(木)コンテンツ

知覚心理学は味覚・嗅覚に関連して食行動の話をする。ダイエット、体型についての自己知覚、多様な食行動などおもしろい話題が多い。卒論相談は今日は散発的に5名。ゼミ面接に30分ほどかかった。ことしは6名が希望してくれた。後半より「法についてのしろうと理論」の2回目。なんとかあと1、2回で終了してそろそろ各自の研究発表にはいりたい時期なのである。

帰りのフレッシュひたち号で非常勤講師をおねがいしているA先生と一緒になりPDA談義。学内のe-learningについての課題研究では、授業支援のためのWebサイトの利用をテーマにしている。現状は、メールは携帯という状況で、このことがPCの普及をむしろ停滞させているようにも感じられる。PDAの利用法についても検討したいと考えている。ビジネスの領域ではサーバーとPDAの連携がテーマになってきそうな情勢にあるので、ちかい将来は大学においてもPDAの利用が現実味を帯びてくるのではないだろうか。

また、このような学習環境でのキラー・コンテンツはなんだろうかという話になって、やはり強いのは「個人情報」ではないか、というところに落ち着いたが、これらはおもしろいものではあるが、個人にとっても組織にとってもとりあつかいの難しいものである。


2002/11/20(水)

午前中から会議三つ。二番目の会議は長引く。大事な事柄なので別にながびいてもよいのだが、一委員会には荷が重い話題なのかもしれない。一般論としては、委員会での討論が不十分の場合にいろいろもめることが多いように思う。三番目の会議は名議長の絶妙のテンポで進行していく。

空いた時間でホワイトボックス(セレロン1ギガ)にテレビ・ビデオキャプチャーカードの追加作業をした。研究室にはテレビ地上波アンテナの端子が来ているのだが、コネクターが「旧式」でよくわからなかったのだが、同軸ケーブルの芯をひんむいてつないでみた。受信できるようになったが、かなりノイズが乗る。やはりきちんとしたコネクタをつかわなければならないようだ。まあPC自体のノイズかもしれないのだが。キャプチャーカードはビデオテープ教材をデジタル化して供覧しやすくするためである。


2002/11/19(火)ネット通販

昨晩ネットで注文したメモリーがおどろくべきことに昼頃にはもう配達されてきた(ソフマップ)。即日発送の体制になっているのだろうか。ことしの春に組み立てたホワイトボックス(セレロン1ギガ)の動作が遅いので、メモリーを調べていたら128+64MBのありあわせ部品を入れていたのだが、どうも64メガ分しか認識していないようだった。これではたしかになにかするたびにハードディスクががちゃがちゃ動くわけだ。それでメモリーを追加しようとおもいたったのである。ネットショップでは512メガバイトでなんと6000円をきっている。いくら旧式とはいえこれほど安くなっているとは思いもよらなかった。さっそく交換したところこんどはきちんと認識されて、ハードディスクを読みに行く回数も減って効果あり。

学部研究法は「対応データの平均値の差の検定」の電算演習。実験計画についての問題一問を宿題にして予定通り終わることができた。この演習問題はある教科書から選んだものだが、大切なポイントを要領よく組み込んである。これらの問題をこなせれば「平均値の差の検定」についてほぼ大丈夫だろう。

続いて卒論相談一人と事務上の打ち合わせ一件。

大学院の方法論は学部と同じ単元だが、こちらは説明が長引いて翌週持ち越し。大学院の演習は今年はO-203でやっている(電算室を数名で占拠するのは気がひけることもあって)。リース2年目のDellのPC(セレロン600くらい)が5セットあるのだが、一セットはSafe Modeでしか立ち上がらない、3台は立ち上がるものの「不正な終了」をしたと思われる「青いディスク修復画面」からスタート。と、いう具合でメンテの問題があるようだ(−>N君、I君)。いまだにこんなことでは情けない面もあるが、「正しい使い方」の周知も必要だろう。

朝いっしょになったK先生と統計授業の話をしていたら、K先生の授業では統計の話をすると学生が「ひく」んですよ、ということだ。わたしの授業もそうなんだろうなあ、と思うのであるが、こちらは「ひく」わけにはいかないところがなんとも。でも私としては心理統計の授業をやるのはとっても楽しいものだから、またまた困ってしまうのであります。


2002/11/18(月)さがしもの

夏休み直前の実験グループのレポートを返却していないことを指摘されて、これはもしかして紛失してしまったかと。乱雑な机の周りでは不要な書類と間違って処分してしまう可能性はゼロとは言えないため、肝を冷やしたが、前期の試験と一緒の紙袋のなかにあった。最後に見覚えのある場所あたりを無駄に何度もさがしてしまう。


2002/11/17(日)推薦入試

今日は一般推薦入試で登校。入試のときはふだんあまり話をうかがう機会のない先生方との「雑談」できる貴重な機会なのだが、今回は面接業務で出ずっぱりだったため、貴重な機会を満喫できず。


2002/11/16(土)きりぬき

しめきりをとっくにすぎている広報課からの依頼されている「回想」文のことでいろいろ資料を探していたら最初の卒業式の新聞切り抜きがでてきた。こちらもどうぞごらんください。初心とちょっとおおげさだが「原点」を思い起こす。

2年ほどつかっていた水中めがねが水漏れするようになって新しく買い換えた。前のも「度入り」のレンズだったのが、新しいのは一段とクリアーで水漏れまったくなしで快適。このようなこまかな製品もきちんと改良されているのだなあ、と感心。


2002/11/15(金)卒論の経過

午前中知覚心理学。味覚の単元。味覚や嗅覚の単元では産業界での官能検査や研究の話からはいる。雑誌記事や新聞報道など関連したおもしろい話があってイントロダクションにぴったりである。毎年紹介しているのは「東京都水道局で水管理をして(おられた?)方の驚異的な味覚・嗅覚識別能力やJ大心理出身の「日本酒聞き酒選手権チャンピオン」Kさんを紹介した雑誌記事、調味料の会社での製品開発研究者の話などいろいろあっておもしろいし、味覚や嗅覚についての興味をひきおこす効果がある。一般的な知覚心理学ではもとりあげられることが少ない話題だがむしろ実験心理学の直接的で実質的な応用分野であるといってもよい。

午後から日曜日の入試の事前作業を30分ほど。卒論相談は今日は3名。Yさんにはややむずかしい課題を「指導」したかもしれない。Kさんは先行研究をふまえてなかなかしっかりしたプランを自ら考えぬいたと思う。時間はかかったもののこの「ねばり」は特筆ものである。時間がながびいて次のゼミの時間にくいこむ。すこしおくれてゼミ。今日から「法についての素朴理論」の単元に飛んで、共同発表は終了して、いよいよ卒論のための個別発表の段階へ。ゼミがおわってからふたたび卒論相談で、さきほどやりのこした問題について。

空き時間に紅葉をみつけに構内を歩いたのだが、今年は紅葉がいまいち。今日あたりからぐっと冷え込むということだから来週に期待。このところとくにいそがしいわけではないのだが、あわただしく、「時蠅は矢を好む」のだなあ。


2002/11/13(水)BitBtnの仕様

午後から会議二つ。会議の間の時間にHさんの卒論実験用プログラムを修正。DelphiのBitBtnに画像を張り付けているのだが、複数のBitBtnで画像が均一にならず困惑。マニュアル本をみたところWindowsのパレット構成に原因があるらしい、というところまではわかった。元の画像ファイルではこの「予期せぬ」効果をうけないようなので、多少濃度むらがあるものの、これできりぬけることにして、プログラム完成。(画像変換処理したソフトのなんらなかの設定の問題かもしれない)


2002/11/12(火)電算室の「放送モード」

学部研究法はいわゆる対応あるデータの平均の差の検定の電算演習。K311の「OHC・リアルタイムモード・いっせい放送」はやはり遅い。超ロングディレイの「ディレイド・フィードバック」実験をしているようだ。ただし、このタイミングがわかってきたので、「板書」をして、実際に映像が送られるのを見ながら説明できるのは便利といえば便利?ただし、時々不安定になって教室半分のエリアのPC画面がときどきブラックアウトしてしまうなあ。しばらくして回復するのだが。昨年はたしかこれでフリーズしていたので多少改善されているようだが、まだまだこれはやはり欠陥ものだなあ。

大学院の行動適応学特論では先日参加した学会「法と心理学」関係の話をした。つづいて方法論は学部とおなじく電算実習。統計用語はぎこちないものが多いが、「帰無仮説を棄却する」という意味がよく把握されていないようだ。ひらたく「この差は単なる偶然によるものではない」、と考えればよいのであるが、たぶん「偶然変動」や「平均値のサンプリング分布」(これも教科書によりいろいろな表現がある)の意味が理解できていないのであろう。


2002/11/11(月)実験実習再開

電算室からサーバの更新が終了したとのメール。性能は格段に向上して、webサイトの応答もよくなった。

午後から実験実習。学園祭と祝日法案の関係で2週間の間が入ったため前回の実験データの説明といってもなんだか遠い昔のような。

夕方、リース更新のDell Dimension 4500Cの(3台のうちの)一台をセットアップ。いちおうインターネット接続はできるようになった。研究室のサーバー接続の仕方については電算室に問い合わせること。雑誌を見ていたらWindows XP(home? proでも?)ではAdministratorのパスワード設定の手続きが明示的に行われないのでそのままだとパスワードが未設定のままになってしまう、らしいが、どうもよくわからぬ「仕様」だ。CPUパワーがあがったせいか、立ち上がり時間などは予想外に良い印象である。しかし、またまたシステムの異なるバージョンが混在することになり、「予期せぬ」アクシデントに悩まされそうだ。


2002/11/10(日)大学のサーバ停止。
2002/11/9(土)指定校推薦入試

午前中入試業務。帰りのフレッシュひたち号は普段のらない時間帯で、我孫子で乗り換えの便なのだが、なんと乗り過ごしてしまい上野まで。失態。


2002/11/8(金)ゼミ見学

昨日はゼミの見学があった。先週には合同のゼミ説明会(ほとんどが学生代表が説明)が開かれたが、時間が短くよくわからない、というのが実感だろう。それを補うためにゼミの見学会が開かれている。この時間は、通常の授業は行えずだいたいゼミの進め方や内容について説明している。ゼミ学生が「おやつ」や飲み物まを準備してくれたり、教室に簡単な「かざりつけ」までしてくれる年もあった。例年、私はこれまでのゼミ生の卒論テーマのタイトルと分野のリストとゼミ合宿の記録などをプリントした資料を用意している。ことしは大学広報誌で卒業生のK君、N君が登場したので、この記事も加えさせてもらった。学生の興味は多様なので、卒論でどのようなテーマを選択するにしても、広い意味での「心理測定法」は共通するので、来年は測定法の話と最近の実験心理学のトピックを選択していく。特に実験心理学の応用分野を取り上げていきたい、というような話をした。

はやいものでもう明日は指定校推薦入試である。早朝から出校しなければならないが、朝の遅い私にはしょうしょうつらい。


2002/11/6(水)被験者

午後から会議一つ。3限にHさんの卒論プログラムの調整。なかなかおもしろい刺激をつくってきていた。ただ、あれは画像処理して2値化する方がよいかなあ。この間、卒論実験を始めたMさんがやってきて「心理以外の被験者の人はとても興味をしめすのに、心理専攻の被験者の人はあくびをしていた」という。被験者は専攻外の人にかぎる?それにしても卒論ではお互い様なのでもっと被験者ボランティアを奨励しなければ。いろいろな被験者をやってみることは(「被験者エラー」の問題を考えたり、実験や調査について考えるよい学習の機会になるので、クーポン方式(単位に組み込む)の導入を考えてみるべき。本来はやはりボランティアが理想的だと思うのだが。

無線LANから、学外にでられないのは、いつも忘れてしまうのだが、プロキシーサーバーの設定をしていなかったためであった。談話室でA先生ともどもPDAで見るWebサイトに感心しきり。しかし、やはり画面サイズの問題と「重い」ページは苦しい。いわゆるクオーターVGA画面で設計されていればまったく問題ないのでパーソナルな応用が可能であると思う。昨日も書いたがメールに関しては満足している。(ただし、フレッシュひたち号からは駅近くでないとつながらないことが多い)


2002/11/5(火)点検項目・無線LAN

午後から学部研究法。前回は「独立二群の平均値の差の検定」の電算演習を終了し、今日から「対応のあるデータの平均値の差の検定」の単元へ。こちらの方がやや単純なのではじめにやるべきかもしれない。検定の理解はここらあたりが一つの山になる。

大学院の方法論も同じ単元へ。

大学より「自己点検評価」のための調査のメールが来ていて、印刷物による提出は受け付けない、とのことだが、果たしてどうなるか。くわばらくわばら。従来の「研究活動」「社会における活動等」の項目の他に「教育活動」の項目が半分ほどを占めているが、こうなると「委員会活動」の項目も入れるべきなのではないかと思う。

新しい CLIE NX70Vの通信手段としては、結局PHSの一番安い契約(DDIポケットのコンパクトフラッシュカード端末で通話先限定契約TwoLinkData、月980円、データ通信32/64Kbps 70秒あたり10円)を再契約した。メール端末としてはほぼ満足できるものになった。

教員談話室ではWiFiの無線LANが使える。CLIEのWiFiアダプターを試してみたところ、外部のサイトへでられない。なにか設定に足りないところがあるのだろうか。CLIEの画面でWebサイトを見ることができることにはある種の感慨があった。ただし、おおかたのサイトはパソコン画面にあわせてつくってあるのでPDAの小画面ではやはりちょっと見難い。PDA画面に合わせてサイトが構築されるようになれば、「どこでもインターネット」を実現することができる。あたらしい可能性を感ずる。

ところで、実験段階で簡単に利用できるようにという目的で、教員談話室の無線LANにはセキュリティが設定されていない。たぶん無線LANに接続して使うことができるような人にとってはセキュリティ設定などなんでもないことなので、まああまり気持ちの良いことではないが、やはりセキュリティ設定をするように電算室のTさんに進言しておいた。


 

臨光謝謝 このサイトの内容は私の個人的な意見や記録で、大学の公式見解ではありません。

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