グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ


総合政策学科ニュース

ホーム > 総合政策学科ニュース > 総合政策学科で合同フィールドワークを実施しました(①笠間・真壁編)

総合政策学科で合同フィールドワークを実施しました(①笠間・真壁編)


総合政策学科では2019年より2年生の科目「まちづくり論」「公共政策」「基礎ゼミ」、3つの授業を合わせることで計270分の時間を確保し、合同フィールワークを展開しています。大学の外に飛び出すことで、大学の中だけでは学べない実際の社会の様相を様々な角度から捉えることができます。

2020年度と2021年度は新型コロナウイルスのためにオンライン・リアルタイム・フィールドワークにて対応しましたが、今年度は学生たちをようやく大学の外のフィールドへ連れ出すことができました。

3回シリーズの第1回目となる今回は、①笠間市の笠間稲荷神社と笠間稲荷門前通り商店街、②桜川市の真壁地区(伝統的建造物群保存地区)をめぐりました。コロナ禍を踏まえて、可能な限り蜜にならないように配慮したフィールドワークを検討してきました。バスでの移動中には、4台のバスと笠間市役所をZOOMで繋ぎ、笠間市企画政策課の担当者さまより「笠間の概観および観光について」お話しを伺うことができました。また真壁に向かう車内では、総合施策学科の教員がそれぞれの専門分野の立場から移動する間の景観、土地利用等や地域の歴史、政策などについて解説を行いました。

笠間稲荷神社および門前通りにおいては、担当者が概観を説明した後、小グループに分かれて商店の業種、観光と生活の観点から観察を行いました。また、真壁伝統的建造物群保存地区では、担当者が概観を説明した後、小グループに分かれ江戸時代末期から昭和前期の様々な種類の伝統的な建物の観察を行いました。どちらの地区においても建物や景観をみていくことで、「まち」を捉える目を養うとともに、政策、市民、観光客の視点から「まち」を捉える意味を意識したようです。

コロナ禍であることを意識したフィールドワークとなりましたが、学生たちはようやく外に出て現場、「まち」の実際を見ることができたこと、これまでとは異なった新たな視点を学べたことは大きな一歩であったようです。一方、観察する時間や聞き取り調査を行う時間が短かったとの声が聞かれました。校外において学生たちの積極的な学びを後押しできるように、今後はコロナ禍のフィールドワークのあり方についても検討していきたいと思います。

写真1 真壁の伝統的建造物群をめぐる学生たち

写真2 真壁の伝統的な建造物を記録する学生

写真3 笠間稲荷鳥居前にて観察ルートを確認する学生