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佐々木准教授が、国際協力機構の調査団員としてイラクの首都バグダッドを訪問しました


総合政策学科の佐々木准教授は8月下旬に、国際協力機構(JICA)の調査団員としてイラクの首都バグダッドを訪問しました。今回の訪問は、JICAが実施している技術協力プロジェクトに関連するものです。わが国が、イラク政府官僚を対象とした研修プログラム開発への協力を行うことの可能性を探るため、中央政府の関連省庁担当者へヒアリング調査等を行いました。

同国は2003年に発生したイラク戦争以降、政府の混乱が続いています。国や地方の行政組織においても、政策の立案、実施、評価は必ずしも十分な質や量が確保されている状況にはありません。また、2021年に実施された総選挙以後、政治的な緊張も高まっています。このような状況の中で、政府のガバナンス能力の向上を図るためには、行政職員における人材育成が急務の課題となっています。今後、今回の調査の結果を踏まえて、プロジェクト実施についての検討が行われることとなっています。

佐々木准教授がイラク滞在中には、首相選出をめぐって政党間での対立が激化し、バグダッド市内のグリーンゾーンと呼ばれる中心部でのデモが頻発していました。そのため安全上の制約から、屋外での写真撮影は制限されていました。掲載されている写真は、滞在中に開催した幹部職員を対象として講義を撮影したものです。