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総合政策学科ニュース

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櫃本ゼミナールが北海道で合宿を行いました


総合政策学科で環境教育やESD(持続可能な開発のための教育)を研究する櫃本真美代准教授のゼミナールが、ゼミ合宿で北海道を訪れました。今回はその模様をお伝えします。

櫃本ゼミの3年生は、9月に北海道合宿に行きました。目的は、北海道での自然体験・野外教育の体験をはじめ、自然資源を活かした産業や暮らしを知り、かつアイヌの文化や暮らしを学ぶことで、環境教育・ESDの視点からだけではなく、地域の自然や文化を生かした地域づくりの可能性について考えてもらうためです。

交流の様子

1日目は、宿泊先である、くるみちゃんハウスのオーナー横山夫妻と、今回のコーディネーターである自然考房の鈴木氏から話を伺いました。

日高出身の夫妻は、長年、千葉で働いていましたが、奥さんの父親が病気になったことを機に、実家を改修して移住ハウス/体験の場所として提供しています。過疎高齢が進む日高を盛り上げようと、様々なイベントや道の駅でお店を共同で経営するなど、精力的に活動しています。

女子の宿泊施設は五右衛門風呂でした。

道の駅で地域の特産品などを販売する「さるくる」

2日目は、午前中は国立ひだか青少年自然の家で、アドベンチャープログラムを体験しました。アドベンチャープログラムとは、冒険教育とも言われ、自然の中で行う教育の一つです。プログラムは様々ありますが、今回は特に、ゼミ生同士のコミュニケーションや協調性を高めるようなプログラムをお願いしました。

木から落ちないように誕生日順に並べ替え中

シーソーが傾かないように移動中

地面につかないように移動中

午後はアイヌ文化が色濃く残る平取町へ移動し、二風谷コタンガイドツアーに参加しました。ガイドの説明を受けながら、伝統工芸の見学、アイヌ文化博物館の見学、アイヌユーカラ(叙事詩)を聞きました。

二風谷チセ=家

チセの中でアイヌユーカラを聞く

午前のアドベンチャープログラムで疲れたのか、子守歌になってしまったようで・・・

3日目は、裁判にもなった二風谷ダムと、引退した競走馬の牧場(ヴェルサイユ・ファーム)を見学しました。

鮭の遡上のために魚道がある二風谷ダム

ヴェルサイユファームにて

当初の計画より飛行機の出発時間が遅くなったこと、当日も遅延したことにより、かなりハードスケジュールになってしまいましたが、3年生はコロナの影響を一番受けた学年だったため、合宿自体を行うことができて良かったのではと思います。