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総合政策学科ニュース

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小関ゼミナールで「梅染め・組紐プロジェクト」が始動しています


総合政策学科の小関一也ゼミナールでは、海外をフィールドに、地域と世界をつなぐSDGs実践に取り組んできました。今回は、現在進行中の「梅染め・組紐プロジェクト」の様子をお伝えします。

小関ゼミでは、フィリピンのネグロス島で手作りされた絹製品を、フェアトレード商品として、水戸まちなかフェスティバルなどの市民イベントで展示販売してきました。

フェアトレード商品の展示・販売

現地の魅力を子どもたちにも発信

市民にフェアトレード活動を紹介

「梅染め・組紐プロジェクト」は、ゼミのフェアトレード活動の一環として、3年生の畠山留奈さんと今井一輝さんがリーダーとなり、2022年の春から始まったものです。水戸伝統の梅染めとネグロス島の草木染めを、組紐として撚り合わせることで、両地域の伝統と文化をつなぎ国境を越えた友好の絆をさらに深めることを目標にしています。

梅の木を煮出して染液づくり

梅染めされて輝く生糸

組紐づくりの特訓中

来年(2023年)の2月には、ゼミ生6人が実際にフイリピンを訪問し、現地の職人の方々の前で梅染めと組紐づくりを実演してきます。また、水戸の梅染めとネグロスの草木染めを用いた新しいフェアトレード商品について提案することになっています。

シルクセンターに集められた繭玉

生糸で織物を織る女性スタッフ

現地スタッフと協力して新商品の開発

11月27日(日)水戸国際交流センターで、5回目の体験ワークショップを開催しました。今回は組紐を生業にされている鈴木康夫さんにご指導をいただき、組紐づくりの基本的技術の修得を目指しました。日本の伝統文化に興味のある常磐大学の留学生4人も参加しています。

組紐鈴木屋の鈴木さんにご指導いただきました

生糸を丁寧にほぐして、いざ組紐づくり

組紐づくりには集中力が必要です

梅染めした生糸で編んだ組紐のボールペン

タイのバンクさんとウクライナのソーニャさん
組紐づくりに初挑戦

タイのパットさん、ベトナムのジュイさん、ゼミ生も
国境を越えて1つの組紐をつくります

ワークショップに参加したみんなで集合写真

組紐は、紐があってはじめて「結び」が成立しますが、その「結び」を作るのは人の手です。休憩時間も忘れて組紐づくりに熱中する姿や、お互いに助け合って1本の組紐を少しずつ紡いでいく様子から、改めて人と人とをつなぐ「組紐」の魅力や不思議な力を感じることができました。