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総合政策学科ニュース

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まちづくり論


今年度の「まちづくり論」では、まちづくりの主体、地域資源を利用したまちづくりの事例などについて講義をした後、実際に水戸のまちづくりについてグループワークを行いました。

まずは、「水戸城復元と景観まちづくり」をテーマに、水戸市の都市計画課から権瓶氏と秋葉氏、歴史文化財課から杉岡氏と藤井氏の、少ない履修者にもかかわらず贅沢にも4名の方々に講義をしていただきました。

水戸市都市計画課と歴史文化財課からの
ゲストティーチャーによる講義

これを踏まえ、水戸城跡を中心としたまち歩きを6月21日(土)13時~16時に行いました。

最初の1時間は、(一社)水戸観光コンベンション協会に市民観光ボランティア「歴史アドバイザー水戸」を依頼し、水戸城大手門、二の丸展示館、二の丸角櫓等を案内してもらいました。

水戸城大手門での説明

残り2時間は、各グループに自由にまち歩きをしてもらいました。私はその間、アドバイザーの井上氏のご厚意により、弘道館を案内してもらいました。NHKの大奥のロケ地にもなったそうです!

このようなゲストによる講義とフィールドワークを踏まえ、マップを作成してもらい、発表を行いました。

マップ作りの様子

発表の様子

テーマは、景観だけでなく、個人経営の飲食店、和菓子、教育等様々であり、歩いて観察しただけでなく、実際にお店の人にインタビューをしていたグループもありました。

履修者の振り返り(まちづくり論を通して何を学んだか)の抜粋

「この授業を通して、まちづくりとは景観の保持や復元だけでなく、地域住民と交流し、真の魅力を引き出すことだと知りました。」

「水戸市の方々の話は参考になった。景観の定義をはっきりさせること「景観とは人々の積み重ね」という言葉が印象的だった。普段聞くことのできない人からの話はとても参考になった。」

「フィールドワークで学んだことが大きかった。現場に実際に行くことで、自分の目で見て、感じることは普通の授業や教科書からは学べず、地域のリアルな課題や魅力を知ることができた。」

「話を聞いて知ることは大切だが、実際に気になることを目で見て確認する事の大事さや、歩くことでの発見が楽しいと感じ、気づいた事への追求することを学んだ。また、水戸についての理解や授業で学んだ自然のつくりなどを理解することで、今後のまちづくりの勉強に活かせると感じた。」

「今までは、自分の住んでいるまちについて考えようともしなかったけど、自分事の意識をもってみたら、少しでもまちがよくなるにはどうすればいいのかと考えるきっかけにもなった。」
など

まちづくりに関心を持ってもらうには、地域や地域住民との接点が必要だと言われています。これを機に、少しでも地域に関心を持って、実際に行動を起こしてくれることを期待しています。