総合政策学科教員紹介 元木先生
氏名
元木 理寿(もとき まさとし)
担当科目
環境学入門、地域環境論、フィールドワーク、総合政策学入門、自然地理学(教職)、地域研究入門(教職)、地域社会論など
自己紹介
地理学が専門であることも関係しているかも知れませんが、街を歩く時、車を運転する時、目に入る風景にはできる限り意識しています。その場所の風景を研究、教育用の資料として切り出しておきたいと思うからでしょうか。もちろん、「映える」写真も撮っていますよ。今度ご覧に入れましょうか(笑)。一方、構図を考えすぎてせっかくの風景を写真として記録に残せず、後悔することも多いですが・・・。見える風景に常に意識していると、日々の風景でも急に見え方が変わり、世界が広がるような瞬間があるので楽しくなりますよ。
専門・研究・活動
地域の水環境を中心に、地域をめぐる水と物質の循環を明らかにする事に興味を持ち、その視点を活かして地理学から環境教育へも視野を広げてきました。最近は地域コミュニティの果たす機能とその役割の変化を明らかにするために、湧水あるいは農業用水の観点から水場の共有性と保全管理について調査しています。観察とともに、役所の方々、住民のみなさんへのヒアリング調査を進めるとその地域の実態が見えてくるようになりました。地理学的な視点は、地域コミュニティの持続可能性と課題を浮かび上がらせ、地域との繋がりの意味を考えさせてくれますよ。
高校生へのメッセージ
日々の様々な場面の「当たり前」を意識し、「当たり前」を疑ってみてください。その疑問が学びへの一歩となります。また、今日の社会的な問題や政策を捉えるためにも高校での学びを大切にしてください。とくに社会科(地理、政治経済、公共、日本史、世界史など)の教科書や資料集を何度も読んで興味を深めておいて欲しいと思います。総合政策学科でともに学び、ともに考える時間を楽しみにしています。