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総合政策学科ニュース

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増渕ゼミの4年生がゼミ合宿で宮城県石巻地域を訪問しました


2025年8月26日から8月27日にかけて宮城県でゼミ合宿を行いました。1日目は石巻専修大学の阿部純助教と共に行動し、「石巻市震災遺構 門脇小学校」「MEET門脇」「みやぎ東日本大震災津波伝承館」を訪問しました。

最初にMEET門脇で東日本大震災に関する展示を見学し、東日本大震災や、防災について学びました。

次に門脇小学校を訪れ、館長のリチャード・ハルバーシュタットさんから解説していただきながら、施設内を見学しました。個人で見学しているだけでは気が付かないような点も解説いただき、大変学びのある時間となりました。

門脇小学校外観

リチャードさんの解説を聞く学生たち①

最後に「みやぎ東日本大震災津波伝承館」を訪れ、動画の視聴と展示の見学を行いました。時間の都合で短い時間の訪問となってしまいましたが、職員の方に解説をいただき、学生たちも学ぶところがあったようです。

2日目は「石ノ森萬画館」を訪問し、展示を見学しました。卒論で漫画のセリフを分析対象としている学生もいるため、漫画への関心は高く、熱心に見学していました。見学後は、「粟野蒲鉾店」で笹蒲鉾を買って、石巻の名産品を味わいました。最後に、マンガロードを歩いて石巻駅まで移動しました。

午後は、各自が事前に決めていたテーマに沿った地域に移動し、街中のことばを集めました。看板や言語表記、商品名など、ゼミでこれまでに学習した内容と関連付けられるようなことばを集めました。今年は石巻と南三陸地域・松島海岸周辺・仙台周辺をテーマに街中にあることばを観察し、収集しました。

リチャードさんの解説を聞く学生たち②

学生のコメント①

1日目は門脇小学校の本校舎を見学しました。そこでは津波の被害だけでなく、火災の被害を受けていたことを知り、想像以上に校舎がボロボロで被害の大きさを実感しました。特に印象に残っているのが伝承交流施設MEET門脇で、津波で亡くなってしまった女の子のランドセルや3月10日までしか書かれていない日記です。震災がなければ今もあの女の子は生きていたのかと思うと胸が痛かったです。今こうして生きていることは当たり前のことではなく、日々感謝しなければいけないと改めて思いました。

私は2日目も震災遺構を訪れました。南三陸町防災対策庁舎では津波の影響で金属の手すりが大きく変形していて津波の大きさを実感しました。私がこの状況であれば逃げたいと思ってしまうので自分よりも他の人のことを考えられるのは本当に凄いことだと思います。当時、最後まで避難を呼びかけていた職員がいたことをテレビで見ていたのでこの跡地を見ることができて良かったです。震災の記憶を忘れず、これからも語り継いでいくことの大切さを実感しました。また、南三陸さんさん商店街では地元の新鮮な海鮮丼を食べましたが脂がのっていてとても美味しかったです。震災を乗り越えて今も活気ある街の姿を感じることができました。

震災の歴史だけでなく、美味しいものや人々の温かさも感じられる素敵な場所だったので旅行でもまた訪れたいと思いました。

学生のコメント②

初めて宮城県の震災地を訪れた。テレビやインターネットなどを見て震災の被害規模、恐ろしさは知っていたが、実際に被災地を見てみると映像で見るより現実味がし、恐ろしさを改めて感じた。また、自由行動では日本三景の一つである松島に行きました。松島では美しい島々の景色を楽しめました。同じ自然が作り出した震災地と観光地を訪れ、自然は素晴らしいものであり、それと同時に脅威ともなることを強く感じました。

学生のコメント③

私は宮城県と言われて観光や歴史的なものを見ることができるのは仙台だと思っていましたが、1日目の石巻市で被災地や2日目の漫画館といった見どころ満載なところがありとても楽しかったです。しかし昔の言語を探したところ、まさか仙台城跡地にはあまりないのには驚きました。歴史的観光地でもあるので巻物や記録と行ったものがあると思っていました。