総合政策学科の学生と教員が「西塩子の回り舞台」の記録チームに参加
常陸大宮市西塩子地区で行われている「西塩子の回り舞台」は、江戸時代後期の道具も残る組立式の農村歌舞伎舞台で、茨城県有形民俗文化財に指定されています。舞台に回転部を備えた「組立式・仮設型」の特徴があり、公演のたびに組立と解体が行われます。
この舞台は江戸時代後期から受け継がれてきましたが、昭和20年を最後に組立が途絶えていました。その後、1997年に「西塩子の回り舞台」保存会により復元され、第1回公演が実施。以後、3~4年おきに開催され、2025年には保存会の高齢化を受けて公演運営委員会が発足し、保存会と協力して6年ぶりとなる第8回公演が行われました。
常陸大宮市出身の総合政策学科2年・益子結衣さんは、ゼミ選択の際、「西塩子の回り舞台」を卒業論文のテーマに取り上げたいと教員に相談しました。デジタルアーカイブ制作を卒論テーマとする塩先生のゼミナールに所属し、先生とともに公演運営委員会の記録チームの一員として記録活動に参加しました。保存会の大貫会長からは、「これまでは記憶を頼りに組立を行ってきたが、次回に向けたマニュアル作りもお願いしたい」と依頼を受けています。
組立作業は、8月23日の地鎮祭から始まり、10月24日の公演前日までの約2か月間、延べ30日間にわたり実施されました。
この舞台は江戸時代後期から受け継がれてきましたが、昭和20年を最後に組立が途絶えていました。その後、1997年に「西塩子の回り舞台」保存会により復元され、第1回公演が実施。以後、3~4年おきに開催され、2025年には保存会の高齢化を受けて公演運営委員会が発足し、保存会と協力して6年ぶりとなる第8回公演が行われました。
常陸大宮市出身の総合政策学科2年・益子結衣さんは、ゼミ選択の際、「西塩子の回り舞台」を卒業論文のテーマに取り上げたいと教員に相談しました。デジタルアーカイブ制作を卒論テーマとする塩先生のゼミナールに所属し、先生とともに公演運営委員会の記録チームの一員として記録活動に参加しました。保存会の大貫会長からは、「これまでは記憶を頼りに組立を行ってきたが、次回に向けたマニュアル作りもお願いしたい」と依頼を受けています。
組立作業は、8月23日の地鎮祭から始まり、10月24日の公演前日までの約2か月間、延べ30日間にわたり実施されました。

舞台設営の撮影の様子
公演当日は、舞台裏の様子を記録し、11月21日から3日間かけて行われた解体の様子も記録しました。作業の様子をビデオ撮影するとともに、舞台正面に定点カメラを設置し、組立の過程をタイムラプス動画として編集しました。

公演当日の舞台裏撮影の様子
益子さんの記録活動については、新聞・テレビ・動画サイトなどでも紹介されています
紹介実績
- 産経新聞Web版
「最古の組み立て式歌舞伎舞台、6年ぶり公演 若い力が加わり復活 茨城・常陸大宮」(2025年11月13日)
- NHK 『小さな旅』
2025年11月30日(日)8時00分~8時25分
「回り舞台 誇り再び ~茨城県 常陸大宮市西塩子~」


