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校長からのメッセージ

大人になってからも自分の力で考え
自ら信じる道を進む力を育てます

智学館中等教育学校 校長 吉武 政治

吉武政治 今も昔も、そして未来においても世の中のすべてのものが、「こんなことが出来たらいいな」、「こんなものがあったらいいな」、「もっとこうなったらいいな」と誰かが考え、想像(創造)することで生み出されるものだと感じています。

今回のコロナ禍によるリスクやピンチは我々にとって今までにない脅威でありますが、その一方、新しい技術の発明やアイデアなど、「必要は発明の母」としてのきっかけを与えてくれる側面もあります。この1年間で多くの分野で今まで当たり前だと思っていた常識が、ものすごいスピードでリモート化、オンライン化、自動化され新たな価値観が創造されてきています。

私たちは激しい変化の中で、さまざまな課題と向き合って生きています。正しい答えがなかなか見つからない課題もたくさんあるでしょう。今はまだ正解ではないかもしれない答えを自分なりに考え、乗り越えていかなければなりません。

地球規模でヒトやモノ、情報が飛び交うグローバル社会では、日本で良いとされていた価値観が世界の価値観ではない、世界では通用しないということもあります。これからはますます、世界的な視野で考える力が必要となります。

智学館では、「使える英語」を身につけことを目指してさまざまな取り組みを行っています。English Dayでは、洋楽の歌詞を暗唱し表現することから始まり、英語での討論会やプレゼンテーションを行います。また、イギリスでの海外研修やユネスコスクールに加盟している海外の学校とのICT機器を利用した国際交流も行っています。

これからの時代に必要な論理的思考力や創造的思考力を育てるための問題発見・解決型の探究学習では、年次ごとのテーマや生徒の興味関心によって課題を決定し、情報収集や整理・分析をおこなうことで自分なりの考えや答え・新しい発見などを導き出します。その成果はPBL Dayで全員が発表を行いアウトプットすることにより知識が定着し、表現力やプレゼン能力も習得されていきます。思春期の成長過程で「考える力」を鍛えることはとても大切なことです。この時期にしっかりと考えた子どもは、大人になってからも自分の力で考え、自ら信じる道を進むことができると信じています。

学校生活では、小学校を卒業したばかりの1年次の生徒から高校3年生になる6年次の生徒が同じ学び舎で成長していきます。異年齢の交流を通し互いに尊重し協力し助け合いながら、上級生たちは率先して学校行事の運営にあたり、下級生たちの良き見本となり、憧れの存在となります。そうした交流が早く自立する心を育てる手助けとなっています。