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2002/7/30(火)採点

今日中に定期試験の採点を済ませようとしたのだが、予定の1/3くらいまで。大学院の方法論のレポートの締め切り・実験実習の最終グループのレポートも重なったため。大学の方は夏期集中授業が始まっていた。

シンガポール・レストラン情報(4)

最後になったが、シンガポールではやはりホーカーズだろう。屋台が集まっていた場所に現代風にフード・コートとして「再開発」されたものだと思う。みかけは大学の食堂のようでもある。「屋台」から好みのものを選んで買い、テーブルに運んで食べる。シンガポールに到着した夜にホテルの近くのFood Junctionというホーカーズ にでかけてみた。ただ、どこの店のがおいしいのかわからないので、行列の具合をみて、並んでいる人に「おすすめ」を聞いてみた。親切にあれこれ教えてくれた。フード・コートの料理はそれぞれ中華風であったり、マレー風、インド風いろいろだがシンガポール独特のこれらが融合した料理も多い。食事はほどんど外食という(中華系の?)習慣のためか、フードコートではいつでも日常的な食事がとれるようになっていて便利である。値段は昼食なら500円程度ですますこともできる。


2002/7/29(月)中間発表会・レストラン情報(3)

午後から卒論の中間発表会があった。今回は発表率は60%くらいだっただろうか。いくつか非常に面白いテーマもあった。陳腐なおようだが毎年「模倣」と「創造」ということを思う。ただ、「学説」や「理論」の理解に問題がある例も散見された。ことしの学年は50名近い。卒論の役割や意味も問い直されるべき時期を迎えているのかもしれない。

シンガポール・レストラン情報(3)

Suntec City のCrystal Jade Kitchenは手軽に利用できる中級レストランである。ホーカーズ(フード・コート)よりはちょっと贅沢といった感じのレストランであった。香港のスイート・ダイナスティーに雰囲気が似ている。蝦雲呑麺、北京ダック風の豚のロースト、ロースト・ダック、簡単な青菜炒めなど、注文したものはどれもおいしかった。漢方薬風のゼリーもおいしい。この店も家族連れや会社がえりらしい人たち、二人連れなどさまざまな人で盛況だった。隣の家族連れのテーブルを見ていたら、だいたい、スープ、鶏(ダック)料理、野菜料理などを一人一品ずつくらいとって、白いご飯とお茶(中国緑茶)というような食卓だった。このように書くと質素な感じがするかもしれないが、6人くらいになるとテーブルは大変ににぎやかなものになる。この店のようなレストランは二人、場合によっては一人でも食事がとれるようにメニューや料理の量、テーブルなど工夫されているが、やはり中華料理を楽しむには6〜8人がよさそうだ。この店も気に入って二度行った。二人の夕食で50S$から80S$(3500〜6000円くらい)で十分満足できる。店員はだいたい英語を話すし、メニューも英語併記。クレジットカードはJCBは使えなかったのでもしかしたら日本人はあまりいかないのかもしれない?


2002/7/28(日)シンガポール・レストラン情報(2)

Soup Restaurantは中華系の伝統的な家庭料理をベースにしたレストランである。SAMSUI Jinger Chikenが人気メニューで、ほとんどの客がこれを注文していた。ジンジャー・チキンは蒸した鳥をショウガをベースにしたソースをつけてレタスの葉っぱで巻いて食べるものである。飽きのこないとてもさっぱりとした味付けだった。スープは日替わりのおすすめのほかメニュー豊富で、日本では気軽には食べることができないのでこれは大正解だった。漢方薬系のハーブの香りがちょうどよく、体によさそう、という実感のする味だった。私にとってめずらしかったのは「潮州」風というチャーハンOlive riceだった。これはオリーブの実、日本のジャコのような小魚が入っていて、コリアンダーの葉っぱが添えられていた。色合いはイカスミのリゾットのようでイタリア風といってもよいし、和風のジャコの炊き込みご飯といってもよいような味わい深いものだった。家族連れ、会社帰りらしいグループなどでいつも行列しているのも納得である。二人の夕食で65S$(およそ5000円)ほどだった。


2002/7/27(土)キャンパス見学会

キャンパス見学会の「個別相談」の係りで出校。N棟学生ホールの二階ギャラリーが会場だった。ノートパソコンを借り出して、プレゼンテーションのスライドをセットして説明。今年は(昨年もかもしれない)在学生に大学の様子を聞けるようにという企画で3年生の二人が相談スタッフとして参加してくれていたのでだいぶ楽だった。教員には聞きにくいこともあるだろうし、良い企画であると思う。私は保護者連れの参加者に対応した。保護者同伴なのは男子の生徒参加者に多かったようだ。今年の傾向は短期大学部が注目されている様子だった。

プレゼンテーションのスライドは他学科との関係なども含めたため、やや長いものになった。ちょっとおおげさだが、ノートパソコンを何台か用意して、それぞれ短いスライドショーを流す方式がよかったかもしれない。


2002/7/26(金)シンガポール・レストラン情報

シンガポールの食事で有名なのはまずは「ホーカーズ・センターHawkers centre」である。香港と同じように食事はほとんど外食という習慣のために手軽に日常的な食事をとることができる。ホーカーズというのはもともとは屋台で売っている食事というような意味らしい。今ではフード・コートの形式のところが多いようだ。いろいろなエスニック料理や特にマレー系の料理と中華系料理が融合したシンガポール独特のニョニャNonya料理を手軽に食べることができる。今回はシンガポール駐在していた方に紹介してもらったレストランのなかから、コンラッドホテルのすぐ近くにあるSoup Restaurant、Crystal Jade Kitchen、とボートキイにあるChen Fu Ji(陳福記)に出かけてみた。地元の人に人気のあるレストランを教えてもらっていたのだが、Soup Restaurant とCrystal Jade Kitchenは代表的な「中級」レストランである。どこも非常においしかった。スープ・レストランとクリスタル・ジェイド・キッチンは気に入って、ホテルの近くということもあってそれぞれ二度出かけた。

Chen Fu Jiは「究極のチャーハン」として日本人観光客にはおなじみの店で、値段はやや高めである。といっても次のような料理で昼食二人で85S$ほどだから安いといってよいだろう(日本円では5600円くらい)。ここではぜひともチャーハンをたべなければということでチャーハンとエビ料理、青菜炒めを注文した。チャーハンは長粒米でパラパラしているのだが同時にふっくらと炊きあげてあって、このあたりがジャポニカ種になれた味覚にあうのかもしれない。エビ料理も非常に洗練されたものだった。また、香港などでも思うのだが、なんでもない簡単な青菜炒めのようなものもすごくおいしい。デザートは漢方薬系の風味のするゼリーにした。私も非常に気に入ったのであるが、「かめゼリー」の風味に似ていて大変に気に入っていた「つれあい」は「メニューに(日本語では)どう書けばよいか」とウエイトレスに質問されていた。日本もシンガポールと同様に健康食品には非常に関心がたかいので、「薬膳風味のゼリー」と書けば風味を予想することができて日本人も抵抗なく注文するようになるのではないかと思う、と答えていた。

Soup Restaurantは中華系の伝統的な家庭料理をベースにしている。(以下時間の都合であらためて)


2002/7/25(木)春セメスター終了

午前中知覚心理学の定期試験。ノート持ち込み可なのであるが、ノートを持参せず受験している学生があって寒々と見える。午後から卒論相談とゼミ。卒論相談は時間変更して3限に。中間発表のレジメの確認の時間にあてた。ゼミは合宿日程の相談と「進路指導」の話。いたるところに心理学マインドをもってあたろう、自らの能力を過小評価せず、各自の力を集中する結実点を意識しよう、などと慣れない「訓話」をしてしまう。

空き時間に明後日の「キャンパス見学会」のスライドの準備をした。準備室のOさんにこれまでキャンパス見学会で「よくでる質問」について聞きとり調査。個別相談ではどうしても待ち時間がでるので、この間にFAQと回答のスライドショーを眺めていてもらおう、というもくろみである。


2002/7/24(水)短い「まとめ」

2年生分の実験実習レポート採点をほぼ終了。秋学期は返却を定期的にするようにこころがけること。午後から会議二つ。空き時間に4年生の卒論中間発表レジメの相談に数名。

シンガポールの国際応用心理学会議ではPsychology and lawのセクションを主に聞いたことは前に書いた。「罰則社会」の連想により、もう少しこの問題に関する「地元」の研究発表を期待していた。しかし、国際標準というべきか、この方面の発表では「目撃者証言」にかかわる研究の割合が高かった。たしかに実際問題として、法廷などでは「専門家」の意見や証言が必要であるし、記憶研究の直接的な応用領域であり、社会的にも重要な領域であると思う。ただ、私自身は、もうすこし広く、罪や罰、「法」などの文化的な差異、社会統制の方法やその効果に関する研究を漠然と期待していたためか、もう少し多様性があれば、と感じたことも確かだ。すべてのセクションに参加したわけではないのであくまでも出席した範囲での印象であるし、応用心理学会議という性格上実務的な研究が集まるのは当然のことなのであるが。心理学と法の分野はアメリカ・カナダ・イギリスといったところが「先進国」であるが、我が国でも学会が設立されたのが数年前に設立されたばかりである(法と心理学会)。心理学の知識と出身者が活躍できる場と機会が広がっていくことを期待することができるだろう。また、現代心理学的な人間観が規範的な法体系の中に反映されるようもなっていくことが予想される。その内容は慎重に吟味されなければならない。収穫としてはMT大のN先生と顔見知りになることができて、現在はまだ初心者にすぎないが、今後この分野に接する手がかりができたことである。


2002/7/23(火)試験問題

午後から学部研究法の定期試験。教室を変更してもらったのだが、なお7,8名が隣り合って座らなければならなかった。定期試験ではすくなくとも一列は開けておきたいのであるが。やむを得ないが、なんとかならないのかとも思う。そういえば、以前列毎に違う問題を用意されていた先生があった。当時は、そこまでやるか、という印象しかもたなかったのだが、学生数がここ数年じわじわと増加してきていて現実的な問題になってしまった。ここ数年は出席状況を把握しやすいようにな出題形式にしている。古いタイプの小論形式のほうが理解力や洞察力をみるためには適しているのだが。

大学院の方法論の春セメスターの課題は因子分析法であった。今年は中間試験を行ったので、定期試験の方は「各受講者の専攻分野で因子分析法を用いた論文をとりあげて解説しなさい」、というレポート課題とした。研究上の理解力を問うには適切かもしれない。ただ、因子分析をつかわない分野もあるのだが、基本的な知識はやはり持っている方がよいだろう。


2002/7/22(月)発表会

午後から実験実習1と2の発表会。前期の実習テーマを一つ選択して小グループごとに研究発表形式で報告する、というのが課題である。2年生については「錯視」について報告したグループの発表がわかりやすく工夫されていて良かった。ただ考察はいただけない。勝手な解釈と考察とは異なるものである。毎年、聞いていて気になることの一つは「言い換え」と「説明」の混同である。他のグループにつていては課題をよく理解したうえでもうすこし工夫を望みたい。3年生については課題も難しくなるせいか、内容が未消化でよく理解されていないために、発表の工夫もできない、という印象をもった。学習上のひとつの壁がこのあたりにあるのかもしれない。

実習では基礎的で重要な課題が選択されている。これらを忠実になぞってみる経験が必要なのではないか。きちんと手続きや結果の説明ができることが一番重要なことなのである。


 

臨光謝謝 このサイトの内容は私の個人的な意見や記録で、大学の公式見解ではありません。

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