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TOKIWAの取り組み

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FD研修会(授業研修分科会)



2020年度FD研修会

2020年度 常磐短期大学FD研修会(授業研修分科会)開催概要

1.目的
FD活動に関する知識と理解を深め、教授法等に対する意見交換等を行うことで、教育の質的向上を図る。
2.テーマ
「多様な学生に対する学びのサポート」
3.日時
2020年9月15日(火曜日)10時30分~12時00分
(※参考 同日運営会議(13時00分~14時30分))
4.会場
ラーニング・コモンズ
5.次第
1)学長挨拶 富田学長 10時30分~10時35分(5分)
2)授業研修分科会 10時35分~11時55分(80分)
3)総括 福田短大副学長(短大FD委員会委員長) 11時55分~12時00分(5分)
司会:橋本短大FD委員会委員
6.参加者
【分科会参加者内訳:教員13名、FD委員:4名 合計17名】
参加プログラム 進行担当者 記録担当者 参加者
学生の基礎学力の格差に対応する方法について
(6名)
橋本
(FD委員)
木村
(FD委員)
【キャリア】李
【幼教】福田、室谷、石﨑
学生の学修および授業への関心を高める方法について
(11名)
鈴木
(FD委員)
平井
(学事センター)
【キャリア】菅野、安井、市村、笹瀬、笹原、髙池、吉田
【幼教】大内、森、村上
7.分科会報告
1)第一分科会「学生の基礎学力の格差に対応する方法について」(記録担当者:木村)
〔別紙1〕参照

2)第二分科会「学生の学修および授業への関心を高める方法について」(記録担当者:(平井)学事センター)
〔別紙2〕参照

2019年度FD研修会

2019年度 常磐短期大学FD研修会(授業研修分科会)開催概要

1.目的
FD活動に関する知識と理解を深め、教授法等に対する意見交換等を行うことで、教育の質的向上を図る。
2.テーマ
「2つの学科が相互に影響しあう教育の模索」
3.日時
2019年9月10日(火曜日)10時30分~12時00分
(※参考 同日運営会議(14時40分~16時10分))
4.会場
ラーニング・コモンズ
5.次第
1)学長挨拶 李短大副学長(短大FD委員会委員長) 10時30分~10時35分(5分)
2)授業研修分科会 10時35分~11時55分(80分)
3)総括 李短大副学長(短大FD委員会委員長) 11時55分~12時00分(5分)
司会:木村短大FD委員会委員
6.参加者
分科会参加者内訳:教員17名、FD委員:4名 合計21名
参加プログラム 進行担当者 記録担当者 参加者
短大生に求められる「教養」とは?
(12名)
安井
(FD委員)
笹原
(FD委員)
【キャリア】市村、橋本、吉田、井手、周藤※
【幼教】紙透、酒巻、室谷、大内、石﨑
2学科が相互によい影響を及ぼし合う教育の在り方とは?
(8名)
木村
(FD委員)

(学事センター)
【キャリア】菅野、笹瀬
【幼教】福田、鈴木、舩城、森、村上
※オブザーバーとして参加
7.分科会報告
1)第一分科会「短大生に求められる「教養」とは?」(記録担当者:笹原) 
〔別紙1〕参照

2)第二分科会「2学科が相互に影響を及ぼし合う教育の在り方とは?」(記録担当者:学事センター(原))
〔別紙2〕参照

2018年度FD研修会

2018年度 常磐短期大学FD研修会(授業研修分科会)開催概要

1.目的
FD活動に関する知識と理解を深め、教授法等に対する意見交換等を行うことで、教育の質的向上を図る。
2.テーマ
「より良い授業のための教育環境の整備」
3.日時
2018年9月18日(火曜日)10時30分~12時00分
(※参考 同日教授会(13時00分~14時30分))
4.会場
ラーニング・コモンズ
5.次第
1)李短大副学長(短大FD委員会委員長) 10時30分~10時35分(5分)
2)授業研修分科会 10時35分~11時55分(80分)
3)総括 李短大副学長(短大FD委員会委員長) 11時55分~12時00分(5分)
司会:木村短大FD委員会副委員長
6.参加者
分科会参加者内訳:教員16名、FD委員:3名 合計19名
参加プログラム 進行担当者 記録担当者 参加者
物的教育環境
(11名)
笹原
(FD委員)
木村
(FD委員)
【キャリア】菅野、橋本、名城、笹瀬
【幼教】福田、鈴木、舩城、森、石﨑
人的教育環境
(8名)
井手
(FD委員)

(学事センター)
【キャリア】市村、吉田
【幼教】紙透、酒巻、室谷、大内、村上
7.分科会報告
1)第一分科会「物的教育環境」(記録担当者:木村)
〔別紙1〕参照

2)第二分科会「人的教育環境」(記録担当者:学事センター(原))
〔別紙2〕参照

2017年度FD研修会

2017年度 常磐短期大学FD研修会(授業研修分科会)開催概要

1.目的
FD活動に関する知識と理解を深め、教授法等に対する意見交換等を行うことで、教育の質的向上を図る。
2.テーマ
「自ら学ぶ力を育む」
3.日時
2017年9月19日(火曜日)10時30分~12時00分
(※参考 同日教授会(13時00分~14時30分))
4.会場
ラーニング・コモンズ
5.次第
1)学長挨拶 李短大副学長(短大FD委員会委員長) 10時30分~10時35分(5分)
2)授業研修分科会 10時35分~11時55分(80分)
3)総括 李短大副学長(短大FD委員会委員長) 11時55分~12時00分(5分)
司会:石野短大FD委員会副委員長
6.参加者
分科会参加者内訳:教員15名、FD委員:3名 合計18名
参加プログラム 進行担当者 記録担当者 参加者
リメディアル(教育)
(9名)
石野
(FD委員)
木村
(FD委員)
【キャリア】吉田、笹原
【幼教】福田、大髙、大内、鈴木、舩城
アクティブラーニング
(9名)
森本
(FD委員)

(学事センター)
【キャリア】菅野、名城、井手
【幼教】紙透、酒巻、室谷、村上、森
7.分科会報告
1)第一分科会「リメディアル(教育)」(記録担当者:木村)
1.現状
学生の実態
  • 学生が高校までの教育で当然知っているべき知識がない
  • 勉強の仕方を知らないので、そこから教えていく必要がある。社会に出てからも勉強の連続なので、勉強の仕方を知らないのはまずい。
  • 漢字が書けない、読めない、間違ったまま覚えている
    ⇒一日1回ずつで、毎日書いて覚えていく方が効果的
  • 言葉を知らない
  • 正しい文章を読む経験が少ない
  • 授業を受けるときにメモを取らない
  • 高校までに何を学んできたか、何を取りこぼしてきたのかが把握できない
  • 2年間ではフォローしきれない
  • 何が分かっているのか分かっていないのかが分からない
  • この知識で卒業させて良いのか迷う
改善に向けての意見
  • 具体的にどうしていったら修得できるか 総合的に指導していく必要がある
  • 授業のやり方を変えていく必要がある
  • 具体的に文書にするなど工夫が必要
  • 言葉の使い方から教えていく必要がある(話し言葉、書き言葉、敬語等)
  • 普段の言葉遣いから見直していく必要
  • 難しい話は、具体的に例を挙げて分かりやすくする工夫
  • 学生のイメージがわくように話したり、例を挙げたりする
  • 生活経験が足りないことを嘆いても仕方がない。職業に就くために必要な経験をどこで、どのように身につけさせていくかを考えることが大切
2.授業の工夫
  • 2~3分のニュースをヒアリング
  • 朝の初めに漢字を学習する
  • 調べ学習(グループで一つのテーマに基づいて調べて発表する)
  • できるだけほめるようにする
  • 生活の中でやらせるしかないこともある 季節の果物
  • ちょっとした工夫を取り入れる(植物を育てる、郵便物を出す 等)
3.今後に向けて
  • 今ある授業の中で、どのように改善策を取り入れていくのか
  • アンダーを支える
  • 学生同士で書いたものを読みあう
  • 「乳児保育」の授業で工夫していきたい
  • 幼教フェスタに向けて、買い物など主体的な行動が必要になってくるので、そこを生かしていく
  • 手遊びを自分たちで調べたり、教え合ったりする機会を設ける
  • ペアワークを取り入れる
  • 学生の取り組みを披露しあってよい刺激とさせる
2)第二分科会「アクティブラーニング」(記録担当者:学事センター(原))
当日配付資料:
「実践アクティブ・ラーニング」、『日本経済新聞』、2016年3月14日
「学ぶ育む【アクティブ・ラーニング】」、『讀賣新聞』、2016年9月7日
「子供時代からプレゼン磨け」、『産経新聞』、2017年1月7日
「ゼミとスマホで変身」、『朝日新聞』、2016年1月9日
「大学生、進む「受け身」志向」、『日本経済新聞』,2017年8月10日
1.現状
学生の実態
  • スマホで調べること自体は出来るが、調べて終わり、発表して終わりになる傾向がある。
  • 基礎的な学力がないので、アクティブ・ラーニング(以下「AL」という。)を実施するのは現実的には厳しい。
  • 議論をさせても深まらない。
  • 勉強の仕方が分かっていない。
  • (ALは、)達成感で終わってしまう(教員も)。
  • “結論(答え)”だけを教えろ、という傾向がある。
  • 小中高で“手厚いサービス”を受けてきた感がある。
  • “役に立つ”ことには、一生懸命。
  • 本を読ませて、意見を言わせようとしても何も出てこない。
  • 本を読まない。30人のうち1人でも2人でも本を読む学生が出てくればいい、という状況。
  • 何(何処)を押すと、やる気が出るのか分からない。
  • 実習先でALの要素を試されるので、とまどう学生が多い。
  • 過度に失敗を恐れている。
教員(大学)側の現状および意見等
  • ALを実施すること自体のコンセンサスがない。また、定義が学内で統一されていない。
  • 個々の教授法に任せられている。
  • (ALは)必要だと思うが、学生の状況等を考えると有効に使えない。
  • 勉強の仕方から指導しなければならない。事前の準備が大変。(「AL」を取り入れることで、)かえって学生の「受け身」を助長しているのではないか。
  • 時間が足りない。少人数でやらないと理解が深まっていかない(10~20人程度が望ましい)。
  • 四大生と短大生との違い(積極性)
  • ALというと、その手法や技法が議論の中心となっている。“流行”の感があり、過剰に反応しなくてもよいのではないか。方法論に振り回されている。
  • “主体的に学生が学ぶ”ことが目的であり、必ずしもALに固執する必要はない(目的が達成されることが重要)。
  • まず知識ありき、で、むしろ座学の重要性は高まっている。
  • ALが万能かのようなイメージが先行している。
  • 個々の教員だけの問題ではなく、環境(施設、設備)を含めて総合的に考えるべき。
  • AL実施には成立の条件(基礎学力、少人数、時間など)がある。
  • 今の学生は、小中高で、AL(らしきこと)を経験して来ているので、大学の環境(大教室での座学など)に戸惑いがあるように思う。
  • 何も無いところからやってみろ、という授業をやってみたいが、(授業が)成立しないだろうというジレンマがある。
  • 学生個々のスタートラインがまちまちで、(ALが)成立しない。
  • “実学主義”を掲げている以上、2年間で社会に出て即戦力となる学生を養成しなければならないと考える一方で、様々な制約(時間、学生の能力のバラツキなど)を即解決する方法がない。
  • (ALの)手法は、数多あるが、そもそも“意欲”が無いとやりようがない。
  • 今の学生の質を考えれば、“手法としてのAL(お膳立て)”をすればするほど、“主体的”ではなくなっていく。
  • 「問題解決型」人間に、全員がなる必要があるのか。
  • ALは必要、と言われているが、アウト・プットの質は問われていない(または軽視されている)ように思える。
2.改善に向けての意見や気づき、授業、指導の工夫等
  • (どこまで身に付いているのか分からないので、)他の先生の授業での到達度などの情報交換や連携が必要。
  • 履修系統図を作成したおかげで、ディプロマ・ポリシーなどを意識して個々の授業の関連性を考えるようになった。
  • 「学びのピラミッド」によると、定着度が最も高いのは、「誰かに教える」こと、と言われている。
  • (ALを実施するにあたっては、)“ふりかえり”が必要。
  • (ALを実施するにあたっては、)目標をどこに設定するのかが鍵。また、スマホやタブレットの活用。
  • 複合科目(幼教)でALを導入してはどうか?
  • “おじぎ”を全員撮影して、全員で見る授業を実施したが、自分を客観的に見ることが出来てよい取り組みだったと思う。
  • 従来型の授業にもALの要素はあり、それらを見直して深化する方法もある。
  • 授業外での予習復習の徹底。ALというと授業中のその瞬間のみに焦点があたっている。
  • 今の学生に合った教材を模索しながらやるしかない。いかにバランス良くやるかに尽きる。
  • 目先の結果に囚われないことが大切。
  • 全部が全部ALである必要はない。
  • 図書館の利用(卒業するまで1回も利用しない学生がいる)
  • 失敗することが悪いのではなく、その過程やその後が大切であることを教えたい。
  • 当然知っているであろうと思っている言葉も、その意味や定義について丁寧に教えていく必要がある。
3.その他(分科会のテーマ設定等)
  • テーマ設定(今回の「アクティブ・ラーニング」)は、より具体的な内容に絞って実施した方が、議論が深まると思う。

2016年度FD研修会

2016年度 常磐短期大学FD研修会(授業研修分科会)開催概要

1.目的
FD活動に関する知識と理解を深め、教授法等に対する意見交換等を行うことで、教育の質的向上を図る。
2.テーマ
「自ら学ぶ力を育む」
3.日時
2016年9月8日(木曜日)10時30分~12時00分
(※参考 同日卒業認定教授会(13時00分~13時50分))
4.会場
Q棟センターホール、ラバッツァ
5.次第
1)学長挨拶 冨田学長 10時30分~10時35分(5分)
2)授業研修分科会 10時35分~11時55分(80分)
3)総括 李短大副学長(短大FD委員会委員長) 11時55分~12時00分(5分)
司会:石野短大FD委員会副委員長
6.参加者
分科会参加者内訳:教員14名、FD委員:4名 合計18名
参加プログラム 進行担当者 記録担当者 参加者
リメディアル(教育)
(8名)
吉田
(FD委員)
石野
(FD委員)
【キャリア】安田、市村、井手
【幼教】福田、大内、舩城
アクティブラーニング
(10名)
木村
(FD委員)
森本
(FD委員)
【キャリア】菅野、橋本、名城、笹原
【幼教】紙透、室谷、鈴木、森
7.分科会報告
1)第一分科会「リメディアル(教育)」(記録担当者:石野)
A.リメディアルについての実例(配布された資料とともに整理)
資料1 十文字学園女子大学短期大学部「リメディアル教育センターだより」 独立センター系
資料2 鶴見大学短期大学部「リメディアル演習Ⅰ」シラバス 正課での対応
資料3 「大手前短期大学におけるリメディアル教育【数学・基礎】の実施報告(4)」 正課外での対応
資料4 「初年次教育科目『生活数学』における公文式学習の導入(新潟産業大学の現場からの報告)」 正課外での対応②
  • 吉田先生から各短期大学、大学で実施されているリメディアル教育についての実例を「独立センター系」「正課での対応」「正課外での対応」に分けた形で話題提供
  • 船城先生から前任校でのリメディアル教育(国語)の実施状況についての報告
    単位として義務化することで学生全員の漢字能力の向上を図った
  • 市村先生から新聞社での人事経験から漢字と文章問題は最初の就職試験の関門という指摘
B.本学の現状と課題
  • 幼児教育学科では保育日誌の誤字脱字だけではなく、文章表現についても指導が必要な状況である
    →2年前から夏休みに保育者に特化した漢字ドリルを配布、休み明けにテストをすることで対応
  • キャリア教育学科では昨年から就活サークルをつくり、一般常識のみならずエントリーシートの指導も実施
  • 一言で「リメディアル」といってもいろいろなレベルがある。正課内でリメディアルを完結させるのは困難なので、まずは学生の学習態度を身につけさせることから始めるべきではないか。
  • ポスト・リアクションシートの活用。このシートを活用することで、学生の理解度を図ることができる。また、マス授業でもある程度個別対応が可能。
  • 学生の学習支援には、有能性支援(自分はできるという感覚を持つように支援)、自立性支援(自分でできるように支援)、関係性支援(だれかが見守っているという関係性を通しての支援)が必要である。教員が学生をきちんと見ているという関係性支援を行うことがリメディアルの第一歩となるのではないか。
C.今後の方針
  • リメディアルには反復練習が有効的である。強制されていやいややるよりも、わかるようになると楽しいという感覚を学生が持つことができるようにする必要がある。そして、自ら学ぶ力を育む必要がある。その点で、リメディアルとアクティブ・ラーニングは重なる部分が大きい。
  • 新設されるラーニング・コモンズを上手く活用できるといいのではないか。
  • 教員が個別に対応することも必要であるが、組織全体として方針を持って対応することが重要である。
2)第二分科会「アクティブラーニング」(記録担当者:森本)
FD委員である木村先生の司会進行の下、まずは参加者の自己紹介を兼ねて、「アクティブ・ラーニング」の現状における実践例などがそれぞれ報告された。

保育における「実習」などはまさに「アクティブ・ラーニング」に該当すること、講義形式の大人数の授業では実践が難しいこと、学生参加型の授業とは言いながらどうしても教員主導となってしまうこと、自主的な授業参加が一部の意欲のある学生に偏ってしまうこと、「アクティブ・ラーニング」の言葉の意味が「グループ・ディスカッション」に限定されていないか混同があること、などが個別に報告されたが、自ら学ぶ力を育む、能動的に学ぶということは、どうしても受講する人数、授業の内容などにより違ってくることが認識された。

続いて、問題提起として、名城先生より、全国大学実務教育協会が主催する「アクティブ・ラーニング」の研修会への参加報告がなされた。研修会自体はまだ継続中とのことであるが、「アクティブ・ラーニング」が抱える問題点としては、学生の側には意欲や能力の問題、教員の側には学生の評価の問題があることなどが指摘され、教員のみならず職員も含めて学校全体として「アクティブ・ラーニング」にどう取り組むべきか、教員には知識提供だけではなく、いかに学生から意見を引き出すか、「コーディネーター」的な役割が求められることなどが報告され、それに基づき次のように議論が展開した。

まずは、言葉の定義として、「アクティブ・ラーニング」=グループワークではないことを理解した上で、たとえば、医学部におけるモデル授業の実例や情報系の授業におけるインターネットを活用したレポート作成の実例なども参加者サイドから事例報告され、焦点が当たる前より教員個々で「アクティブ・ラーニング」が既に実践されていること、また、組織として「アクティブ・ラーニング」に取り組むには、「アクティブ・ラーニング」についてイメージを統一して共通理解することが必要であり、現行の講義・演習の単位の数え方にも及ぶことなどが指摘された。さらに、組織的な対応には、最初は人前で話すことから徐々に段階を踏んで討論できるようにしていくなど、段階的に積み上げていく工夫も必要となることなどにも言及があり、さまざまな課題や問題点が浮き彫りとなった。

最後に、李副学長より、現状では個々の授業において個別に工夫されている「アクティブ・ラーニング」を、学校全体としていかに組織的に取り組んでいくことになるのかが検討すべき課題として指摘され、現在キャリア教養学科でとりおこなわれている「課題研究」や幼児教育保育学科における「幼教フェスタ」の試みなどが、学科を超えて短大全体で取り組むことができないかどうかなどが具体的な検討課題として示され、また、組織的な「アクティブ・ラーニング」の実践に向けて、大学がまずどのような人材を育てたいかがその前提となることなど重要な示唆もあり、当日の分科会は時間通りに終了した。

2015年度FD研修会

2015年度 常磐短期大学FD研修会(授業研修分科会)開催概要

1.目的
FD活動に関する知識と理解を深め、教授法等に対する意見交換等を行うことで、教育の質的向上を図る。
2.テーマ
「自ら学ぶ力を育む」
3.日時
2015年9月15日(火曜日)10時30分~12時00分
(※参考 同日教授会(13時00分~14時30分))
4.会場
Q棟センターホール、ラバッツァ
5.次第
1)学長挨拶 冨田学長 10時30分~10時35分(5分)
2)授業研修分科会 10時35分~11時55分(80分)
3)総括 瀧口短大副学長(短大FD委員会委員長) 11時55分~12時00分(5分)
司会:菅野短大FD委員会副委員長
6.参加者
分科会参加者内訳:冨田学長、瀧口副学長、教員15名、FD委員:4名 合計21名)
参加プログラム 進行担当者 記録担当者 参加者
リメディアル(教育)
(10名)
吉田
(FD委員)
石野
(FD委員)
瀧口副学長
【キャリア】髙橋、橋本、井手、名城
【幼教】室谷、木村、大内
学生を伸ばす環境づくり
(10名)
菅野
(FD委員)
福田
(FD委員)
【キャリア】安田、宮田、李
【幼教】紙透、酒巻、村上、鈴木、森
7.分科会報告
1)第一分科会「リメディアル(教育)」(記録担当者:石野)
A.リメディアルについての実例(配布された資料とともに整理)
  • 資料「ディベロップ・メンタルとしてのリメディアル教育?高大連携を活用した実用志向性教育による内発的動機付け向上の仕組み作り?『富山短期大学紀要』第四十四巻、2009年 に掲載されている表1「日本のリメディアル教育の分類」を基に議論
    大学入学後
    A.高等学校までの教科教育復習型
    B.大学での学習活動の入門型
    C.大学での講義の補習型
    大学入学後
    D.入学前教育型
    E.出張講義型
  • キャリ教ではAとD、幼教ではAとBの一部(実習日誌に使われる語彙の習得等)、Cに該当するのでは
  • 資料「茨城論壇流通経済大学長小池田冨男 急速に進んだ大学改革2014/03/01」『茨城新聞』より、日本の大学生のレベル低下について、大学の数の多さや大学進学率の高さに問題があるかのように論じられてきたが、初等・中等教育の立て直しが必要であるという主張を紹介
    →これから導入予定の「達成度評価」で改善すればいいが、まずは現状に対処する必要性がある
B.本学の現状と課題
  • 入学時の学生の学力の問題
  • 学力がないと聞く力もないという現状
  • 他大学の例「特色ある教育活動を実践している大学の視察報告」『岩手県立大学盛岡短期大学研究論集』第15号、2013年より、小松短期大学の事例
    複数のキャリア教育科目とリメディアル教育、特にリメディアル教育は物理基礎、数学基礎、英語基礎という科目で開講
    →小松短期大学の事例に対して、リメディアル教育を正規の科目でできるのかという問題(過去に文科省が類似の科目を開講した大学に対して指導したことがあった)
  • 高校ごとに履修科目がバラバラなので、学力にムラがある
  • 内的な動機付けが必要なのではないか
    →それは理想だが、現実を考えると外的な動機付けも必要なのではないか
  • 就活で自分の学力不足に気づくが遅い、就活は本学の学生にとって初めての「選抜の場」
    →就活前の1年時に気づきが必要
  • 基礎学力のなさは、自己肯定感のなさにつながる
    →この二つは分けて考えたほうがいいかもしれない。自己肯定感を高めるには学生に小さな達成感を実感させることが重要
C.今後の方針
  • リソースが限られているのである程度的を絞って行うべき
  • 先輩と後輩、あるいは同級生同士が教えあうシステム作り
    →学生の自尊心を刺激させ、全体の学力向上につなげる
  • 入学前の2月と入学時の4月に実施する学力検査の差の数値を学生に意識させる
    →自分が頑張ることでこれだけ数値が上がるということを実感させ、やる気につなげる
  • どうしてこれを学ぶことが人生に必要なのかというイメージを学生に与える
    →何かの目標を立ててそれに向かう充実感を感じてもらう
2)第二分科会「学生を伸ばす環境づくり」(記録担当者:福田)
A.学習場所としての環境
  • オープンスペースで、みんなで自主学習していく場所がないか。
  • 学ぶ雰囲気と両輪が大切。
  • 環境がよいと思う。教室だけでなく。
  • 模擬的なものをするときは場が課題。他大学の体育館は、冷房がついている。
  • 音を学校の中で探す、ということもある。模擬授業としての場、活動としての場が少ない。
  • 「幼児と環境」でキャンパス内というと、附属の幼稚園を借りた。別な場所も考えないといけないかと考えている。
  • 絵本に親しむことが必要だが、学生が自分でアクセスするのは、ハードル高い状況。アクセスのしやすい図書室の入り口付近に絵本を置くなどの工夫が必要。
  • 自習室はアクセスしやすい場所がいい。
  • 図書館の授業の中での使わせた方が課題。数は揃っているが、使っていない。もったいない。
  • 学ぶ気持ちで入ってきているか。何かを調べようという気持ちが大切。
  • 環境は、明るくないとまずい。机は、丸でなく、四角い物で勉強意欲を。丸もあってよいが。Nプラザを有効利用したい。
  • よく勉強している。電気の付け方が分からないのかと思う。机は丸もよい。L棟食堂は暗い。
  • ピアノ練習室の鍵が早く閉められてしまい、やりにくいとの学生からの声。
  • 飲食出来る場所。
  • 大学によっては、畳の場所もある。
  • 保健室の2階はどうか。
  • 学生が自由に出来る時間があるかもしれない。
  • 図書館を積極的に使う手立て
  • 音楽関係で学生が貸し出しできないものがある。県立図書館、市立図書館で借りて活用。
  • 情報メディア。情報教育委員会に学科から出していく筋道
  • 学生が使えない。
  • 授業の時などにアンケートをとる。図書館の使い方、N棟プラザ等、施設毎に満足度のアンケートを置いておいて、「目安箱」を置くのはどうか。
  • パソコンの利用がされていない。
  • 授業では使わせている。
  • 課題研究で使わせている。
  • 図書館の開館時間について、もう少し朝早く帰りはもっと遅くまで開いて欲しい。
  • 「頭を使う前に足を使え」と言っている。図書館利用については、学生を図書館に連れて行って、様々なジャンルを見せてから、自分のジャンルを見せている。
  • 以前、職員がやっていた。人手が減って、現在ではやっていない。
  • 図書館の使い方を身に付けるのは、大事である。
  • リファレンス・サービスについては、懇切丁寧な利用者への対応が大切である。
  • SD委員会でとりあげることも大事。最近は、SSDも。
  • 法的なことが多く、学生のサービスまでいっていない。
  • 勉強をする雰囲気。予習復習をやらせてこなかった。現在、予習として、次回の授業のための新聞を調べてもらい、次の授業に30分発表、それに新聞記事を読むようになった。
  • 予習率は、はっきりしないが、出席カードの裏に書いてくるようになった。
  • 悪い学生に目がいきがち。よい学生への指導も大切。
  • 次ぎこれやるからという投げかけがよいかもしれない。クイズ形式に出すのもよい。工夫が必要。
  • ピアノの場合は、地道にやるしかない。目標を設定しておいて、そこまで。個人に合わせて。
B.本学の現状と課題
  • 基礎学力の欠如をカバーする。職業関係。
  • 学科全体。
  • パワーポイントを使うと寝ない。予習のプリント。準備は大変だが集中してくれるように思う。
  • リテラシー、本を読む、スマートホン。
  • スマートホンを使わせない授業もあるかもしれない。
  • スマートホンを使わせる授業もある。依存しすぎかとも思うが。
  • 美術でも調べる時にスマートホンを使って調べている。
  • 就活でもパソコンを使う時代。メールを送れない学生もいる。
  • スマートホンをOKにしている。調べる、写メもOK。隠れてメールもいるが。
  • むしろWiFiを通して欲しい。
  • メールの仕方が分かっていない学生がいる。定型文になっていないので、そのための指導をしている。
  • ネットモラルについての指導は、行っている。
  • 読めないし、書けない現状。
  • やる気度別はどうか。
  • 成績別。静かで、集中している。
  • 書く習慣はない。
  • 漢字ドリル。漢字練習の機会を設けている。
  • 記載の仕方が出来ない。一つ一つ教えていかなければならない。漢字が書けない。
  • 本・新聞を読む習慣がない
  • 読んだ人の感想を集めるとよい
  • コンテストで褒美を。手段を変えるとよい。
  • 読むようになると書ける
  • 学生が自慢出来る場を。上級生が下級生を世話する場を。
  • 幼教フェスタで1、2年生の交流を行っている。
  • 飲み会で行ったところもある。
  • 課題研究は幼教も1年生後半からできないか。
  • 幼教は学外での1、2年の交流は、忙しく難しいので、幼教フェスタの活用。
  • 1、2年生参加の授業をもったが、1年生が来なくなった。
  • ティーパーティーで、1、2年生の交流を行った。
  • 2年間なので難しい。

2014年度FD研修会

2014年度 常磐短期大学FD研修会(授業研修分科会)開催概要

1.テーマ
「自ら学ぶ力を育む」
2.日時
2014年9月16日(火曜日)10時00分~12時00分
3.会場
H棟(全体会)・O棟201、202教室(分科会)
4.次第
1)学長挨拶 森学長 10時00分~10時05分(5分)
2)FDフォーラム報告
(質疑応答含む)
① 教育活動に果たす理想的な環境とは
井手 前FD委員
10時05分~10時20分(15分)
② 学生同士の支えあいを促進し、コミュニティを元気にする学生支援
鈴木 前FD委員
10時20分~10時35分(15分)
~休憩(移動含む)~
3)授業研修分科会 10時45分~11時55分(70分)
4)総括 瀧口短大副学長(FD委員会委員長) 11時55分~12時00分(5分)
司会:菅野FD委員会副委員長
5.参加者
分科会参加者内訳:森学長、瀧口副学長、教員13名 FD委員:4名 事務局2名 合計21名)
参加プログラム 進行担当者 記録担当者 参加者
教育活動の理想的環境
(9名)【O棟201】
福田(FD委員) 橋本(FD委員) 瀧口副学長
【キャリア】宮田、井手、名城
【幼教】紙透、酒巻
【事務局】緑川
学生同士の支えあい
(12名)【O棟202】
石野(FD委員) 菅野(FD委員) 瀧口副学長
森学長
【キャリア】髙橋、李、吉田
【幼教】室谷、木村、大内、鈴木、森
【事務局】佐藤
6.分科会報告
1)第一分科会「リメディアル(教育)」(記録担当者:石野)
A.学習場所としての環境
  • 自習室としては、ピアノ室、メディアセンター、ラバッツァ、図書館、PC学習室などがある。
  • 図書館の利用者数は少ない。
  • PC学習室はセメスター末のみ利用者数が増加。
  • 場所を用意して使ってくれるのか。どう促すか。
  • 飲食可などのゆるい運用の場所が学生が利用しやすい。
  • N棟プラザが、現状でも自習場所として利用されている。この場所を大事にし、更に利用しやすいものになっていくとよい。
B.学習支援としての環境
  • テキストやりたいことをやる前に、授業のための学習から始めないといけない。言われたことすらやらない。
  • 予習復習ということだけでなく、もっと宿題や課題をしっかりやらせる。
  • 授業で図書館をもっと活用するようにさせる。
  • 図書館に受講学生の数だけ同じ本が揃っていると便利だ。
C.自主学習のための目的意識
  • 幼児教育保育学科は明確だ。
  • キャリア教養学科は動機付けを行なう。
  • 資格を取るようアドバイスをしている。
  • 将来の目標があれば意欲につながる。
2)「学生同士の支えあいを促進し、コミュニティを元気にする学生支援」(記録担当者:菅野)
TSSにおける学生TAをふくめた学修支援活動や精神面で不安をかかえる学生への対応など、学内の制度面での整備は着実に進んでいるものの、そのような機会を学生が必要に応じて活用するまでには至っていない状況にあるとの共通理解に立ち、今後どのように学生への利用を促すか、また学生に自信を持たせて活躍させる場を作ることができるか、ということについて活発な意見交換がなされた。
A.支援活動の現状
  • TSSは学生TA(有償)と学修サポート委員のゼミ生(ヴォランティア)によって定期的に対応しているが、ヴォランティア学生の位置づけが不明瞭なままにある。
  • リメディアル教育(学力不足の学生支援)が活動の中心で、短大生には利用目的がはっきりしないため、その利用実績はない。
  • TSSへの登録には研修が課せられ、また支援に必要なスキルも期待されることから、ふさわしいTAの確保が課題としてある。
  • 支援を行う場所が十分ではない。
  • TSSの支援になじみにくい就活活動については、キャリア支援センターでSPI試験対策を通じて支援の機会を提供しているが、学生の利用度は低い。
B.学生生活全般から見た支援の現状
  • 学生の帰属意識が希薄である。
  • サークル活動の場のように、上級生が下級生の面倒をみるという機会がない。
  • 2学年共通の科目がなく、1年生の科目に2年生がまじると違和感が生じる雰囲気も強い。
  • 2年生が1年生に自信を持って語れる(自慢できる)機会が少ない。
  • 学内の制度が十分に活かされていない理由として、学生から援助を要請できない心理面のハードルというものもあり、その点についての配慮も必要となる。
  • 食堂以外に学生が集まれる場所が十分ではない。精神面に問題をかかえる学生を受け入れる場所はあっても、一般の学生が広く集まれる場所とはなりにくい。
C.課題と展望
  • 1年生と2年生の接点をつくる可能性として、時間割(科目)編成と入学時ガイダンスの内容の再考―「課題研究」の2学年合同での展開、「心の充実」(キャリア教養学科)、「クラスマッチ」「幼教フェスタ」(幼児教育保育学科)などの利用可能性の検討。
  • 授業以外でも学生が自信をもって語れる(自慢できる)機会の設定。
  • 「インターンシップ」報告会への積極的参加の促し。
  • 新入生歓迎行事をより積極的な交流の場とする工夫。
  • 学生が活躍できる場の設定には年間計画をふくめた検討が必要。
  • 学生が集まりやすい場所(たとえば飲食ができる、雑誌などを用意するなど)の検討。
  • 〈ピアサポート〉は実際には多岐にわたり、その内容を包括的に捉えることが必要。
  • 〈ピアサポート〉を浸透させる上で、学生による口コミの効果は大きく、学生が関わる仕組みを工夫することが重要。
  • キャンパス全体でコミュニティを形成するという意識が必要。
  • 現状の利用状況による今後の課題全般については、FDもふくめてさらに検討。