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総合政策学科ニュース

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【総合政策学科 増渕ゼミ活動紹介①】まんが と ことば を考えるのための研修


総合政策学科では、「政治」と「経済」の基礎知識を土台に、地域の主要テーマである「環境」「観光」「文化情報」を多角的に学修しています。地域や社会を理解するためには、制度や経済の仕組みだけでなく、人びとのことばや文化、コミュニケーションにも目を向けることが大切です。本学科には、こうした幅広い学びを支える多様な専門分野の教員が所属しています。今回は、その中から、言語学を専門とする増渕佑亮先生のゼミ活動を3回に分けて紹介します。

増渕ゼミの紹介と2年生ゼミ研修の導入

総合政策学科の増渕ゼミは、言語学のゼミです。正面から言語学を学ぶ学生もいますが、自分たちが興味・関心のあるもので使われていることばを言語学の方法論で分析する学生も少なくありません。

今回は、マンガやアニメのことばに興味・関心のある学生向けにマンガとアニメの歴史や制作についての知識を学ぶために、豊島区立トキワ荘マンガミュージアムと東京工芸大学杉並アニメーションミュージアムを訪問しました。この記事では、トキワ荘マンガミュージアムとその周辺地域の研修報告を行い、東京工芸大学杉並アニメーションミュージアムについては別記事で紹介しています。

豊島区立トキワ荘マンガミュージアム

トキワ荘ではまず、職員の方にトキワ荘の歴史や住んでいた漫画家の方々の紹介をしていただきました。

次に向かったミュージアム2階では、当時のトキワ荘の様子がよく伺い知ることのできる展示があり、当時暮らしていた漫画家の方々がどのような生活を送っていたのかに加えて、学生たちが経験していない昭和の時代について学ぶことができました。また、漫画のデジタルアーカイブの展示もあり、画面上で学生たちは昭和の漫画に触れていました。総合政策学科では、デジタルアーカイブ(文化情報)に関係する科目が必修科目となっていますので、学科の学びとの接続にもなっていました。

1階の展示では、トキワ荘を知る方々のインタビュー動画展示や、トキワ荘で暮らした漫画家の方々の作品に関する展示に加え、イラストレーターやキャラクターデザイナーとして活躍された いのまたむつみ さんに関する特別展も開催されていました。

学生たちはかなり熱心に展示を見ており、予定していたよりも長い時間トキワ荘に滞在しました。職員の方々の丁寧なご対応、そして魅力的な展示を見学させていただき、ありがとうございました。学生の感想は以下のとおりです。

学生の感想
  • 当時のトキワ荘にタイムスリップしたような錯覚を覚えるほど、精巧に再現しており、案内板や職員さんの説明を聞きながら、先生方がどのような生活をしていたのか知れる経験となりました。

  • トキワ荘の見学中は、とても有名な漫画家たちがどのような場所で漫画を学び、競い合い、高め合っていたのかと、先生たちに思いを馳せていました。漫画の構図や使われていた道具の説明もあり、普段漫画を読む者としてとても勉強になりました。外国人の方も見学に来ており、世界に誇れる日本のマンガ文化の素晴らしさを感じました。また、台所やトイレ、先生方の部屋などが再現されており、昭和の生活を知る歴史資料としてもとても興味深いものでした。私は昔の生活様式や食べ物、文化を調べることが好きなので、とても嬉しく感じました。火鉢でやかんを沸かしていたり、昔ながらの銀の灰皿にhi-liteが置いてあったりと、とても生活感のある展示で心が和みました。また、職員の方々もとても優しく、豊富な知識でさまざまなことを教えてくださいました。

  • トキワ荘で学んだことは漫画家さんの生活の様子などについてです。どのような環境で作品を作っていたのかについて考える時間になりました。家の中では共同生活していたということで一部屋ごとにトイレやキッチンは無い環境ではあったが全員で支え合える環境であったというのは重要なことなのだと感じました。トキワ荘の建物は再現されたものだとしても写真や展示があってその元からはこんな暮らしだったのだと考えられる時間になりました。

  • トキワ荘では、再現された部屋の配置や漫画家の部屋の中などを実際に見て当時の空気感が感じられた。また、流し場で水浴びしたり、誰かの部屋で食卓を囲んだり、自分の部屋のいっぱいになったレコードやフィルムを別の漫画家の部屋に置いてもらったりと当時の漫画家たちのエピソードも知ることができ、当時どんな生活をしていたのかをより想像しやすかった。

トキワ荘ミュージアム周辺地域

トキワ荘マンガミュージアムの見学の後、トキワ荘の漫画家の方々が過ごした地域を散策する時間もとりました。こちらも見どころが多く、時間が足りなくなってしまったようです。私自身もまさかの周りきれない事態となってしまいました。学生たちは大学から距離もあるので、なかなか難しいかもしれませんが、感想としては「機会があれば、時間を取ってきたい」と思わせる暖かい空気感と学びの多い街並みや地域であったと感じました。

本学科の学びの1つにフィールドワークの手法を利用した活動があります。学生たちの観察する力を見ていると、学科の学びがこうしたところで生きているのだなと感じます。以下、学生たちの感想です。

学生の感想
  • 周辺地域では、やはりトキワ荘関連のお店や場所が多くもっと見たかったと思っています。昔ながらの街並みを感じさせる場所であり、当時の方々もこの風景を見ていたのかと想像するのが楽しかったです。

  • トキワ荘がある公園は住宅街の中にあり、小さい子ども連れの方やご年配の方もいて、特別な場所でありながらも、どこにでもあるような親しみやすい公園だと感じました。お昼は「松葉」という中華料理店で食べました。このお店はトキワ荘に住んでいた漫画家たちが愛したお店で、店内の壁には多くの漫画家のサインがあり驚きました。味もとても美味しかったです。昼食の後は散策を再開し、トキワ荘通りを歩きました。トキワ荘通りお休み処やトキワ荘通り昭和レトロ館など、通りにはさまざまなお店があり、トキワ荘や有名な漫画家たちが過ごした場所を盛り上げたいという思いを感じました。

  • トキワ荘周りを探索していて感じたのはその周りには作家さんたちの利用したものが多く残っているなと感じました。お店自体は閉店していたりしていますがそこがどのようなことから使われる事だったの知れる場所もあったりして店員さんが解説してくれたのがとても印象的でした。お昼を食べた際のラーメン屋にもサインなどが多くあったりして印象的でした。漫画家さんがご飯などに利用していたこともありそこでのサインなどが飾られていたので印象はとても深かったなと感じました。トキワ荘の周りは歴史を感じられるものが多く公園からも街並みを感じられるような建物が多くあったと感じた。トキワ荘の漫画家さんたちが夏に使用していたカフェなども漫画家さんたちはそのトキワ荘だけでなく利用していたものが多いのだと感じた。

  • トキワ荘周辺の商店街などを歩き、当時の漫画家の生活の空気感に触れることができた。また、トキワ荘の近くにある中華料理店の松葉など、実際の漫画に登場する風景を実際に見れることができる貴重な機会だった。

(増渕佑亮)