CSSではHTMLの一つの要素が作る範囲をボックスとして考えます。
HTMLの要素が作る範囲をボックスと呼び、各ボックスには周辺余白、枠、枠内余白の設定ができます。設定の詳細はCSSリファレンス: ボックスを参照してください。
ブラウザは各ボックスの大きさを計算してページの表示を行います。
自分なりの答えが導けたら、【課題3】に進んでください。
テキストエディタを起動し、展開した「box_sample.html」をエディタにドラッグ&ドロップします。
style要素の中身がCSSの表記です。今はまだCSSの中身をしっかりと理解する必要はありません。
サンプルページでは、各要素に幅15pxの枠、10pxの内側余白、20pxの外側余白を設定しています。また、個別に枠の色と背景色を設定し、見出しと段落には幅300pxの設定をしています。
それぞれの記述がどこに対応しているか、考えてみましょう。【課題2】の答えがソースコードからわかった筈です。
NoEditorは「Ctrl」+「S」、miは「コマンド」+「S」で保存のショートカットです。必ずショートカットキーを覚えてください。
8行目は周辺余白の設定箇所です。「/*」「*/」で挟むことで8行目の設定を無効化しています。
ブラウザごとに、周辺余白の初期値がきまっており、ブラウザごとに見た目が異なる原因にもなっています。
9行目は枠内余白の設定箇所です。周辺余白もブラウザごとに初期値が決まっています。
24行目の先頭の「p」のすぐ後ろに「#p1」(半角文字)を入力し、保存してブラウザで確認しなさい。
「#p1」の表記は、id属性が「p1」であるタグに限定するものです。前回の授業で、「共通属性」を学んだのを覚えているでしょうか。
id | 要素に固有の識別子をつけます。文書中に一箇所しか使えません。 |
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class | 要素を分類する識別子をつけます。文書中の複数の要素で共有できます。 また、空白でしきった複数の識別子を記述することもできます。 |
style | スタイルシートによるスタイルを指定します。 |
id属性とclass属性は、どちらも要素を区別するために用いられるものです。idとclassの違いは、学生の学籍番号とクラスと考えるとわかりやすいと思います。同じ学籍番号を持つ人はいませんよね。idは文書中に同じものを2つ使ってはいけないのです。classは同じものを複数の要素につけて構いません。
Programming Laboratory (Shio seminar)