Flash Action Script

Flash Action Script(以下、Action Script)は、Flashでムービー制御やブラウザとの連動などに使われるプログラミング言語です。 Action Scriptを使用することによってより高度なFlash Movieを作成することができるようになります。

ムービーの停止・再生などの簡単なものからゲームプログラムなどの高度なものまで様々な用途に用いられます。インターフェイスやマウスやオブジェクトの判定をFlashに任せることができるため、非常に簡単にプログラムを作成することができます。しかし、あくまでも Flash Playerの上で動作するものですから、何でも作れるという訳ではありません。

Action Scriptの特徴

プログラミング言語の特徴としては、オブジェクト指向イベントドリブン型であることが挙げられます。

オブジェクト指向

Action Scriptはオブジェクト指向のプログラミング言語です。Action ScriptではFlashのさまざまな要素をオブジェクトとして扱います。ムービークリップもムービークリップオブジェクトという一つのオブジェクトです。

オブジェクトは、以下の2つのものを持ちます。

プロパティ
オブジェクトの持つ位置や角度など性質を表わします。直接アクセスすることも可能ですが、オブジェクト指向の理念ではメソッドを通してアクセスを行います。
メソッド
オブジェクトに定義された命令(関数)です。外部からこれにアクセスしてオブジェクトの制御を行います。

オブジェクト概念図

イベントドリブン型

イベントは、「マウスをクリックする」、「キーボードが押された」といったユーザからの入力やFlash実行時に生じる処理の一部のことを指します。イベントの発生によって何かが起こるようなプログラムをイベントドリブン型プログラムといいます。

イベントドリブン型プログラムでは、イベントを監視して、イベントが発生した時に動作するプログラムを記述します。この、イベントの監視から動作までを記述した部分をイベントハンドラと呼びます。