
早い時期に業界を絞り込むと、
対策が立てやすいと思います。
金融業界
川澄 青児
Seiji Kawasumi
人間科学部 現代社会学科
JAバンク茨城県信連 2020年度内定
金融関係への就職を志望していたのですか?
金融に限ったわけではなく、農業関係の仕事がしたかったので、第一志望はJA水戸。それから地元のJA鉾田も受けようと考えていました。JAバンクにエントリーしたのは、早い時期に試験が行われたから。ちょと言葉は悪いですが、本命に向けて練習するつもりで受験しました。
農業に関心を持ったきっかけを教えてください。
父の実家が農家で、小さい頃からよく遊びに行って仕事の手伝いなどもしていました。自然に農業に関する知識も入って来て、農業が最も身近な仕事だと思うようになったんです。ただ就農することはハードルが高く、とても自分には出来ないと思い、農家を支援する仕事としてJA関係を志望しました。
JAを受けるに当たって何か準備をしましたか?
農業に関する知識を得るため、父の実家に何度も足を運びました。父も農業に詳しいので、いろいろとアドバイスをもらいましたね。とにかく、絶対にJAで働きたいという思いが強く、他の企業は全く目に入らなかったです。自分が生活して来た地域の、農業の発展に貢献することだけを考えて活動を続けて来ました。
試験対策はどのように行いましたか?
私は野球部に所属していたので、試験対策にあまり時間をかけられず苦労しました。JAバンクは一般教養の筆記試験があったので、対策本を購入し独学で勉強。エントリーシートや履歴書も参考書やインターネットで書き方を調べて作成しました。就職活動の相談をしたのは、主に野球部の先輩。先に内定をもらった友人の話を聴いたりもしましたね。面接に関しては大学のホームページに先輩たちのアドバイスが掲載されていたので、それを参考に練習していました。
本番での面接はいかがでしたか?
一次面接はweb面接でした。スマートフォンを使って行ったのですが、対面ではないのであまり緊張はしなかったですね。ただ二次面接は対面だったので、かなり緊張しました。高校や大学の入試でも面接がありましたが、とても比べ物にはならなかったです。でも、面接をしていただいた役員の方がとても優しく、しっかり自分をアピール出来たのではないかと思います。
自分の何をアピールポイントにしましたか?
やはり野球部での活動です。JAバンクにも野球部があり、部員数もかなり多いとのこと。面接官の方も関心があるようで、いろいろ質問されました。私がピッチャーをやっていたと話すと、どんな球種を投げられるのかも聞かれました。
職場見学は行いましたか?
内定をいただいてから、見学させていただきました。会議室で事業内容の説明を聴いたあと、実際に働くオフィスを見学。それから昼食会も行われ先輩職員と交流することも出来ました。金融関係なので職場の雰囲気は固いのかと思っていましたが、全くそんなことはなかったです。職員の方々が楽しそうに働いているのをみて、自分もここでならやって行けそうだと思いました。
JA水戸とJA鉾田は受けなかったのですか?
JAバンクから内定をいただいたのは、JA水戸の選考の途中でした。どうしようかとても迷い、実際に農家の方が求めている支援は何なのかを考えたんです。そこで出た答えが、やはり資金の問題です。トラクターなどの農機具を導入したり、農地を拡大するためには多額の資金が必要になります。祖父にも話を聴きに行ったのですが、やはりお金が最も大事だと話してくれました。JA水戸などでも融資を行ったりしていますが、直接的に力になるならJAバンクが適していると考え、選考途中のJA水戸も辞退しJAバンクに就職を決めました。
現在、就職活動を行っている後輩にアドバイスをお願いします。
早めに行動することが大切だと思います。ネットでの企業研究でも何でも、とにかく就職に関することを始めてください。どうしようか悩んでいると、募集している会社の数が減ってしまうこともあります。自分のやりたいことを早く見つけて、積極的に就職活動を行ってください。