Real Message

医療事務を志望したきっかけを教えてください。

母が医療職の方と接する仕事をしているので、医療に関する話を良く聞いていたのが医療事務に興味を持ったきっかけです。また、祖母が検査入院で水戸ブレインハートセンターに入院したことがあり、どこか身近な職業に感じていたのかも知れません。

就職を意識し始めたのはいつ頃ですか？

就職に関しては入学当初から考えていました。でも真剣に考え始めたのは11月頃。短大の先生が、医療関係に就職した先輩などの情報を教えてくれるようになってからです。それから学内で開催される合同企業説明会などに参加し、本格的な就職活動を始めました。

医療関係しか関心は無かったのですか？

本命は医療事務でしたが、幅広い視野を持つことが大切だと思い、合同企業説明会ではいろいろな企業のお話を聴きました。その中で特に興味を持ったのが、食品関係とカーディーラーです。どちらも茨城県で暮らしていくためには重要な仕事なので、安定しているのではないかと思いました。実際に受験したのも、食品卸会社とカーディーラー、それに調剤薬局と水戸ブレインハートセンターの4社です。

試験対策はどのように行いましたか？

2月の中旬から1カ月間、先生が筆記試験対策の勉強会を開いてくれました。内容はSPIと一般教養。模擬試験のような問題を用意してくれて、それを解いていく形式です。先生から丁寧に解説していただけたので、復習もしやすくとても勉強になりました。エントリーシートの書き方も先生に添削していただいたので、充実した内容の文章が書けたと思います。

面接対策はどのように行いましたか？

特に活用したのが、キャリア支援センターにある先輩方の受験報告書です。過去、2、3年の面接でどのようなことを質問されたのかが書いてあるので、とても参考になりました。また、友人と模擬面接のようなことをして、どう話せば自分の考えを伝えられるのか、練習したりしました。

医療事務で受験したのは水戸ブレインハートセンターだけですが、どのように絞り込んだのですか？

まずは、祖母が検査入院したことがある病院だということ。それから先輩が働いているということも、大きな要因ですね。先生から、たまに求人が来るからよくチェックするようにとアドバイスをいただきました。

受験前に水戸ブレインハートセンターの見学はしましたか？

面接の前に職場見学をさせていただきました。印象に残っているのは、案内してくださった医療事務のスタッフの方が、院内ですれ違う患者さんに笑顔で挨拶をしたり優しく声かけを行ったりしていたこと。とても和やかな雰囲気で、私もこんな職場で働きたいと強く思いました。水戸ブレインハートセンターは診療科が多いこともあり、多くの患者さんがいらっしゃいます。忙しいはずなのに、優しく丁寧に患者さんに応対している仕事風景を見ていると、ここでなら一人前の医療事務スタッフになれるのではないかと思いました。

就職活動を通して成長した部分はありますか？

いろいろな企業の幅広い年代の方とお話させていただき、コミュニケーション能力が向上したように思います。また、受験する企業を調べるだけではなく、その業界を研究することも大切だと感じました。業界が抱える課題を把握した上で、その企業で何がしたいのかを考え、伝えることが大切だと思います。

就職活動中の後輩にアドバイスをお願いします。

この企業でこんな仕事がしたいと決まっている方は、まだ少ないと思います。そんなときは様々な企業の説明会に参加して直接企業の方のお話を伺ってみてください。それまで視野に入っていなかった企業に、興味を持つことがあるかも知れません。また、就職活動を進めていくと上手くいかず、心が折れてしまうこともあるかと思います。でも苦しいのは自分一人ではありません。辛い気持ちを身近な人に話すだけでも、心の支えになることもあります。新型コロナウイルスの感染拡大で就職活動も大変ですが、早めに準備をして頑張ってください。