Real Message

飛田 未来

自分を飾りすぎずに
面接に挑んでください。

栄養士

飛田 未来
Miku Tobita

人間科学部 健康栄養学科

富士産業株式会社 2020年度内定

就職活動はどのように進めて来ましたか?

就職を本格的に意識し始めたのは、3年の冬から春にかけて。周りと比べると、かなり遅かったと思います。大学で就職に関するセミナーなどが開催されて、そろそろ始めなくちゃいけないんだなって。例年ならば、委託給食会社の説明会が学内で開かれるのですが、今年は新型コロナの影響で中止。企業研究も就職情報サイトなどを使って、自力で行いました。

企業の絞り込みはどのように行いましたか?

管理栄養士が働く場所はある程度決まっています。病院や施設直営の厨房か委託給食会社がほとんどで、あとは保健所や調剤薬局、ドラッグストアなどです。私は病院で働きたかったので、基本的に直営か委託かのどちらかに進もうと考え就職活動を行いました。

なぜ病院で働きたかったのですか?

祖母が入院してお見舞いに行ったとき、食事をしている祖母がとても楽しそうに見えたから。それが、そもそも管理栄養士を目指すきっかけだったんです。入院している患者さんに、自分も食事を提供したいって思うようになりました。

実際に職場を見学したことはありますか?

実習で、保健所、病院、福祉施設に行きました。その中でも一番印象に残ったのが、やはり病院でしたね。厨房での調理作業を手伝わせていただいたり、患者さんへの栄養指導を見学させていただいたり。それから看護師の方たちとのカンファレンスの様子も見せていただき、より良い医療ケアを提供するための管理栄養士の役割などを少しだけ知ることも出来ました。管理栄養士と患者さんの信頼関係の築き方や、チーム医療の中で他のスタッフと管理栄養士の連携の仕方などとても勉強になったと思います。自分も食を通して患者さんに楽しんでいただけるような管理栄養士になりたいと思いました。

病院直営ではなく委託給食を選んだ理由を教えてください。

病院の直営で働くことも、魅力的に感じました。ただ、直営だとずっと一カ所で働き続けなければなりません。その点、給食委託会社なら、様々な病院や福祉施設で働くことが出来ます。厨房での仕事は場所によってやり方が異なるので、いろいろなフィールドで経験を積み、自分なりの仕事の仕方を見つけたいと思ったからです。

富士産業に就職を決めた理由を教えてください。

まず「利用者の身内になったつもりで食事を提供する」という、経営理念に惹かれました。それから、富士産業は全国展開していて1県に1事業所を目指しています。これは、地域に密着した食事を提供するということ。地域によって食に対する拘りは様々なので、とても良い取り組みだと思いました。それから、事業所で開催される会社説明会に参加出来たというのも大きいですね。最終的に4社の給食委託会社に絞り込んだのですが、他の3社はwebによる説明会しか開かれませんでした。新型コロナウイルスの影響なので仕方ありませんが、やはり対面でお話を聴くと会社の雰囲気がよく伝わって来ます。富士産業は、和やかで優しい方が多く、こんな会社で働きたいと思いました。

面接で心掛けたことは何ですか?

自分を良く見せようと意識しないことです。私は自己PRとして、茨城県主催のヘルシーメニューコンクールで優秀賞を受賞したことを話そうと考えました。面接の練習をするためボイスレコーダーに録音して聞き返したりしていたのですが、自分を良く見せようとする気持ちが前面に出ていてあまり良い印象を持てませんでした。受賞したことより、その経験を通して何を得て何を感じたのかを話すことが大事なんですね。それからは、自分の言葉でありのままに話すことを心掛けるようにしました。

現在、就職活動を行っている後輩にメッセージをお願いします。

私もそうでしたが、最初の一歩を踏み出すのが大変だと思います。説明会への参加やエントリーなど、すべきことは分かっていてもなかなか始められない。そんなときは、自分が取り組みやすいことを何でもいいからやってみてください。キャリア支援センターに相談するのも良いと思います。自分一人で解決しようとせず、周りを頼ることも忘れず、就職活動に取り組んでください。

キャリア支援センター

tel.029-232-2534

場所
T棟学生ホール地下1階
取扱時間
月〜金曜日 8:30〜18:00
添削・模擬面接(要予約) 9:50〜17:00