
公務員採用試験はSPIの場合もあるので
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公務員
武藤 沙季
Saki Mutou
総合政策学部 法律行政学科
小美玉市役所 2020年度内定
公務員に関心を持ったきっかけを教えてください。
ゼミで行政に関わる活動をしていたことが、公務員に興味を持った直接的なきっかけです。市役所や県庁に行って職員の方のお話を聴くうちに、自分も地域に貢献する仕事に就きたいと思うようになりました。
公務員の仕事を知るためにどのようなアプローチをしましたか?
3年の夏に茨城県庁のインターンシップに参加しました。交通政策課で5日間お世話になったのですが、初めて知ることが多かったです。内容は小学校低学年生向けに企画されたイベント、SLツアーのお手伝いです。私はツアー中に体調を壊した児童の対応をする救護班に配属。幸い体調を壊す児童はいなかったので、ツアー終了後のお土産を手渡す係も務めました。県の職員の方がツアーを企画したりすることは知らなかったので、新しい一面を見た気がしました。指導していただいた職員の方もとても優しく、それまで持っていた固いイメージが変わりましたね。
公務員に絞り込んだ就職活動を行ったのですか?
公務員が第一志望でしたが、民間企業も視野に入れて活動していました。公務員試験対策は大学2年の頃から参考書で独学し、3年からは大学が行う公務員試験対策講座も受講しましたが、内容が難しく絶対に合格するという自信は無かったのです。そこで、就職情報サイトで自分に向いている一般企業は無いか探してエントリーしました。幾つかの会社の採用試験も受けました。
エントリーシートや履歴書、面接などの対策は行いましたか?
全てキャリア支援センター頼りでしたね。エントリーシートや履歴書の添削、面接に関しても個人面談を行っていただきました。自分一人では、とても対応できなかったと思います。
公務員試験対策と並行して一般企業を受験するのは大変ではなかったですか?
どこかで自分は公務員採用試験には受からないんじゃないかと思っていたこともあり、意識は一般企業にシフトしていました。学内で行われる合同企業説明会にも積極的に参加し、筆記試験対策も一般企業で多く採用されるにSPIに力を入れていました。
小美玉市の公務員採用試験を受けようと思ったのは何故ですか?
やはり公務員が第一志望だということは変わらなかったので、7月に試験が行われる笠間市と小美玉市のどちらかを受けようと思いました。笠間市も陶芸の町として魅力的ですが、私は観光にも関心があるので茨城空港を擁する小美玉市を選びました。面接の際に志望動機などを聞かれたときに、答えやすいと考えたからです。それから大学からの情報メールで、小美玉市の公務員試験はSPIで行われることを知り、合格する可能性の高さに賭けました。それから、笠間市は人気があるので倍率も高く、難しそうだなと思ったこともありますね。
一般企業の採用試験を受けて良かったことはありますか?
一般企業は4社受けて2社から内定をいただきました。公務員採用試験は実施されるのが比較的遅いので、その間に一般企業の試験で面接などを経験できたのは良かったと思います。また、私は2社から内定をいただいていたので、心にゆとりもあったのかなと思います。もし一般企業を受けずに公務員採用試験に挑んでいたら、とても緊張して実力が出せなかったかも知れません。
では、就職活動を行う後輩にメッセージをお願いします。
学生時代にしかできないことを、たくさん経験してください。私はゼミでアピールできる活動を行っていたので、エントリーシートや面接などで自分を印象づけることが出来ました。また会社見学やインターンシップに参加することも自分を印象づける一つの方法です。興味のある企業が行うイベントに参加して自分を覚えていただくと、就職活動を有利に展開できると思います。3年生の方はこれから出来ることは限られていますが、チャンスを逃さず頑張ってください。