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金融業界
茅根 美波
Minami Chinone
総合政策学部 経営学科
第一生命保険株式会社 内定
生命保険会社に興味を持ったきっかけを教えてください。
大学受験の一週間ほど前に父が亡くなり、人生には思いがけないリスクがあることを実感しました。私も母もどうしてよいか分からず途方に暮れていましたが、そんなとき支えてくれたのが契約していた「第一生命」の営業の方です。そのとき私も誰かが辛いときに支えになるような仕事がしたいと思い、生命保険会社をメインに就職活動を行おうと決めました。
生命保険以外の業種は考えなかったのですか?
ホテル業界をはじめ接客サービスに関わる仕事も見てみました。金融や自動車業界などにも目を向け活動していたのですが、やはり生命保険の仕事がしたいと思ったんです。でも、様々な企業を研究することで視野が広がり、これからの仕事に役立つのではないかと思っています。
どのように就職活動を行いましたか?
最初に始めたのは自己分析です。これまでの自分の人生の年表を作成し、自分はどんな出来事があったときにモチベーションが上がるのか、また、どんなときに落ち込んだのかグラフにして書き出しました。そのグラフを分析して分かったことは、私のモチベーションが上がるのは、自分のためではなく誰かのために努力しているときだということ。その結果から、自分は営業やサービスが向いているのではないかと考えるようになりました。
企業へのアプローチはどのように行いましたか?
まずはインターンシップへの参加です。3年生の6月頃から、4大生命保険会社をはじめとするいくつかの会社に応募しました。まだ時期的に早かったので、内容は社会人基礎力を向上させてくれるようなことでしたが、それぞれの会社の雰囲気を感じるには良い機会だったと思います。
絞り込みはどのように行いましたか?
「第一生命」と「日本生命」が自分に合っていると思いました。日本生命は歴史があり顧客基盤がしっかりしています。ただマニュアル重視で少し固い印象がありました。一方「第一生命」は時代の流れに柔軟に対応している印象でした。海外事業やオンライン営業にも積極的で、社員の皆さんも活発で和やかな雰囲気が感じられました。どちらが良いか迷いましたが、最終的に第一志望としたのが「第一生命」です。
就職試験対策について教えてください。
最初に苦労したのがエントリーシートと履歴書です。第一生命の人事の方が「履歴書は自分を会社に売り込むための最初の資料。志望度や熱意だけでなく、自分と対象とする会社の?がり方や、その質も含めてアピールすることが大切」と仰っていたので、かなり苦戦しました。面接対策はキャリア支援センターで数回、模擬面接を行いました。入退室の流れなどの基本的なことから、話し方で気をつけたいポイントなど丁寧に指導してくださり、とても役に立ったと思います。
面接の話し方で気をつけたことはありますか?
自分と会社の紐付けの仕方です。自分のどの強みを引き出せば、その会社に沿った話ができるのか。自分がアピールしたいことをそのまま伝えるのではなく、受ける会社に合わせてアレンジして伝える必要があると思いました。自分の引き出しの中から、どのような強みを取り出せば企業に響くのか。それを考えることが大切だと思います。
これから就職活動を始める後輩に、メッセージをお願いします。
就職は何十年も先の人生を左右する非常に大切なことなので、自分の考え方と会社の考え方のマッチングを吟味しながら進めていただきたいと思います。周囲に内定をもらった友人が出始めると焦りも出ますが、落ち着いて着実に就職活動に取り組んでください。