Real Message

旅行関係に興味を持ったきっかけを教えてください。

祖父が鉄道会社に勤めていたこともあり、子どもの頃からよく旅行に連れて行ってもらいました。旅行は電車に乗るところから始まり、目的地ではその土地の歴史や文化とふれあう。まさに、明日を頑張って生きるための活力を養うイベントでもあります。また、ガイドブックには載っていない観光地などにも連れて行ってもらい、とても感動したことを覚えています。就職を考えたとき、自分も誰かの活力になるような旅を提案したいと思い、旅行や観光に関わる業種を第一志望にしました。

実際にはどのような仕事をするのですか？

JR東日本びゅうツーリズム&セールスでは駅たびコンシェルジュといって、JR東日本の駅にある観光情報の発信や様々な旅行相談を行う事業を展開しています。また地域連携事業として、自治体と一緒に旅行を通して地域活性化を図る取り組みも行っています。私も旅行を通して、地域を元気にするお手伝いができたらと思っています。

最初から旅行や観光に絞り込んだ就職活動を行っていたのですか？

大学3年生の夏頃から、10社以上のインターンシップに参加しました。メインとしていたのは鉄道や観光だったのですが、いろいろと調べていくうちに新しい気づきがありました。それは、観光と一口で言っても様々な業態があるということ。たとえばタクシー会社。インターンシップに参加すると、1日貸し切りの観光タクシーのようなものもあると伺いました。お客様にガイドをしながら、観光地を周遊するタクシーです。他にもはとバスのインターンシップにも参加しました。バスガイドというと女性のイメージを持つ方もいると思いますが、男性のガイド職もあるんです。一般的に観光というと鉄道や旅行代理店を想像しがちですが、観光には様々な関わり方があることを知り選択肢が増えました。

試験対策はどのように行いましたか？

SPIに関しては問題集をひたすら解くこと。また常磐大学のe-ラーニングサイト「竹びとラーニング（SPI）」も活用しました。面接対策はキャリア支援センターのスタッフの方を頼って、何度も模擬面接を受けさせてもらいました。自分の伝えたいことやアピールポイントなど、一人では気づかなかった細かい点まで指導してもらい、本当に助かりました。

JR東日本びゅうツーリズム&セールスに決めた理由を教えてください。

鉄道と旅に関わる仕事がしたかったので、JR東日本びゅうツーリズム&セールスを選びました。社名にJR東日本とついているように、JRのネットワークを使って旅の魅力を発信することができる。まさに自分がしたかった仕事内容だったんです。

就職活動を通して、得たものはありますか？

物事に対して積極的に動けるようになったと思います。これまでは行動を起こす前にいろいろ考えてしまい、なかなかアクションが起こせませんでした。でも就職活動は期間が決まっていて応募の締め切りもあります。どんどん自分から積極的に行動することで視野も広がり、選択肢も増えることを知りました。

これから就職活動を始める後輩にメッセージをお願いします。

やりたい仕事が明確ではない方もいると思います。そんなときは、自分の好きなことは何か考えてみることだと思います。私は旅行が好きだったので、それに関わる職業をいろいろ調べました。鉄道、旅行代理店、タクシー会社、バス会社、ホテルなどの宿泊施設も旅行関係だと思います。つまり、好きなことに関わる仕事を様々な角度から調べてアプローチしてみる。その中に、自分に合った仕事がきっと見つかります。