プログラム中にはメモ書きや覚書といった用途に使用するコメントを書くことができます。コメントはプログラムの実行には影響を与えません。プログラムを他の人が読む場合や後で自分で読むことを考えて適切なコメントを入れておくのが望ましいとされています。
Action Scriptではコメント文は
// コメント
または
/*
コメント
*/
で書かれます。一つ目は「//」以降行末まで、2つ目は「/*」と「*/」に囲まれた範囲がコメントとして解釈されます。コメント文はどこに書いても構いませんが、一般的には注釈をしたい文の前の行に入れたり、同じ行内で後ろにつけたりします。
trace("Hello, World!"); // Hello, World!と表示
コメントをつけることでプログラムをわかりやすいものにします。(このような簡単な文にコメントをつける必要はないですが。^^;)
また、命令文の最初に「//」をつけることで特定の命令を実行しないように変更することができます。これを「コメントアウトする」といいます。プログラムの動作を変更したり、デバッグするときに便利です。
// trace("Hello, World!"); // Hello, World!と表示
前例のtrace文の先頭に//を挿入し、コメントアウトした状態です。 実行しても何も表示されません。複数行を一度にコメントアウトしたいときには、「/*」と「*/」を使う方が簡単です。
Programming Laboratory (Shio seminar)